顧客が離れる理由 その1
温泉に行ってきました
今は「GO TO トラベルキャンペーン」が実施されています。最大50%オフという、信じられない価格で、旅行に出かけることができます。
温泉好きで、定期的に温泉に行っている私にとっては、本当にありがたい制度です。
「Go To Travelキャンペーン」を簡単に説明すると、旅行代金から35%、お土産代ということで15%、最大一人2万円が国から補助されるシステムです。
なので、旅行代4万円の場合なら、費用が1万4千円安くなり、お土産につかえる「地域共通クーポン」というのが6千円もらえるということになります。つまり、合計2万円もらえる訳です。
この「地域共通クーポン」は、ホテル内では使えず、ホテル以外の場所で金券として、旅行期間中限定で使えるものです。ホテル以外といっても、近隣の県でつかえるので、愛知県であれば、三重・岐阜・静岡・長野で使えます。しかも、使えるお店は、ドラッグストアやコンビニでもOKなんです。
ということは、日用品に使えるということになります。
さて話が長くなりましたが、温泉好きな私が、譲れない条件が2つあります。それは、
はい、「ベッド」と「露天風呂付客室」です。
温泉宿で、この2つを備えている宿泊施設は、意外と少ないんですね。「この施設いいな~」と思っても、ベッドがないことが多いのです。「温泉にベッド?」というご意見もあるでしょうが、これは個人的な都合ということで、説明は省略します。ということで、今回は、近場の温泉に出かけてきました。
顧客が離れる理由1
温泉に来ていても、多少なりとも仕事もするので、インターネット環境は私にとっては、重要なポイントです。フロントでチェックインや地域共通クーポインの発行手続きをしている最中に、旅館のWi-Hiを確認しました。
しかし、部屋に案内されて、少しくつろいだ後、PCを開くと
ネットにつながらない。
さっきフロントでできたので、何度かチャレンジするものの、やはりつながらない。そこで、宿泊の案内を見ると、驚愕の事実が書いてありました。
当館のWi-Hiは、フロントのみでお使いできます
は????、何それ!
仕方なく、携帯のテサリングを試みるも、今回は海辺の宿ということで、これまた、メチャメチャ電波が弱い。
noteの記事に写真をアップしようとしても、グルグル回っているだけで、結局アップできず。予定していたzoomミーティングもキャンセルになりました。
夕食は豪華で美味しかったのですが、このネット環境だと、【リピはなしだな~】ということになります。
顧客が離れる理由2
今回の温泉は、「源泉掛けがなし」で、それが、宿泊を決めた理由でもあります。しかし、「源泉掛けながし」故に、お湯を止めることができず、翌朝は熱くては入れませんでした。
また、シャワーの出が、今ひとつ安定しなくて、ちょっと困りました。
その他、床のスノコが一部ガタガタして、ちょっと危険を感じるところがありました。
お湯はよかったのですが、このお風呂の状態だと、【リピはなしだな~】ということになります。
顧客が離れる理由3
今ベットにしている理由にもなるのですが、ちょっと痛めている部分があり、立ち上がるときに摑まるものがあると安心な状態です。
この部屋のトイレは、とても広々としているのですが、手すりがない。なので、広い分、ちょっと不安になるんですね。
健康な人なら、広々として、とても素敵なトイレなのですが、体の不自由な人や高齢者にとっては、恐怖の空間になってしまいます。そんな意味からも【リピはなしだな~】ということになります。
従業員では気付かない視点
部屋自体は清掃が行き届いていて、とても清潔感がありました。また、露天風呂付客室の場合、アメニティもほかの部屋よりも充実しているので、その点は、すごくよかったです。
ただ、露天風呂のすのこの状態は、清掃だけでは見過ごされる個所で、たまたまそこに足を載せないと、分からないと思います。
従業員の方は、仕事中に携帯を触ることもないと思いますので、ネット環境については、気にすることもないのではと思います。
手すりなどのバリアフリーは、ちゃんとしてあるところは、ちゃんとしています。これは、宿泊施設の売りとしているかどうか、つまり、【高齢者や体の不自由な方にも来てもらいたい】という気持ちがあるかどうかですね。その点で言えば、この施設は「なかった」と思います。
もちろん、予算的な部分もあるかと思うので、ターゲットや戦略との兼ね合いかもしれません。
いずれにしても、普段の清掃とかでは、気付かれない・見逃される点があり、それが顧客が離れる理由になっていました。
つづく
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