ピクサー、好きかも!!!

ディズニー+入って観た映画の感想を留めておきたいのでここを使う。ネタバレめちゃくちゃする。

ミラベルと魔法だらけの家、号泣。序盤から泣きまくっとる。ひとりだけ魔法を使えないミラベルが、それでも「わたしも特別な家族の一員!」と言葉にできるのは、おばあちゃんがそう言って抱きしめてくれた記憶があるからだけど、そんなおばあちゃんも完璧じゃないから、不安で周りに気を使わせて、ミラベルに対しての当たりも強くなってしまって、なんのために魔法を授かったのか忘れてしまうところ、悲しすぎる。。そして魔法が使えることで華々しい活躍をしていた家族が、持てるものへの搾取をしんどく思っているのも、街の人々との関係性が少しずつ異常になっていたことも、すごくリアルで、ミラベルのもたらしたハッピーエンドが、また新しい関係の構築する始まりなことを感じて、これで終了ではなく、彼ら彼女らすべての人の思いやりが絶えず町を良いものにしますように、またおかしくなってもやり直せますように、と思えて素晴らしかった。未来への希望の話じゃん。でも、村を焼かれたり若き日の祖父の犠牲があったり、心が痛む。それが前提として描かれるこの現実世界が悲しい。あと英題のが伝記っぽくてかっこいいね。

ベイマックス、めちゃくちゃかわいい!そして、死んでしまった兄が残したもの、前代の科学者が残したもの、など、歴史を紡いで成長していくことの尊さを感じて泣けた。怒りに我を忘れて、取り返しのつかないことをしてしまうのも人間、それを真摯に諭すのも人間、後悔をして心が締め付けられるのも人間、機械を作り上げて利用したり、金儲けを企むのも人間、それから、そんな人間が作り上げた機械に、それが心を持つのか持たないかなどはもはや関係なく特別な想いを抱くのも人間、という人間讃歌と挽歌の両面を含む物語に考えさせられた。でも、あの優しく真人間な兄がそれゆえに犠牲になって物語が始まるの、普通に悲しかった。終わり方ちょっと笑った。

ノートルダムの鐘、容姿の優れない、「せむし男」のカジモドに対しての当たりのキツさが、ミュージカルに乗せられて容赦なく描かれるのしんどかった。美しいジプシーへの失恋も、あのジプシー自身はカジモドと愛を育むこともできたのかもしれないけど、イケメンの騎士とくっつく結果が自然となる制作側や観客、わたし自身の価値観が、醜さに対する風当たりをずっと感じさせられて悲しくなった。外見の醜さ、って扱いが難しい。心とは全くの別物のようであり、色心不二と言う言葉通り密接であり、けれど悪役のフロローが本当に最悪だったので、彼が成敗されてやっとカジモドはあんなに異常に虐げられない暮らしを始められるのだろうから、その後を応援したくなった。そして応援したくなるのは彼の心の美しさと強さゆえだ。2もあるっぽいしみようかな。

ヘラクレス、ゼウス側もわりとやな奴じゃないか。。。?ハデスとゼウス、どっちが先に相手を傷つけたんだ?????気になるんで神話を学ぼ。。。メグの吹き替えの声、工藤静香めちゃくちゃ良い!一回男や世界に絶望した女がヒロインなの、良い。ハデス、饒舌で、なんか神様ゆえに悪事のスケールがデカすぎてピンと来ない、現実感がない、人間と対等ではないという思いから、悪役なのにキャラクターとして愛せてしまった。


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