ブラックバスの釣り堀に初挑戦したら、1匹も釣れなかった
石川県には
1時間1300円か1000円で、ブラックバスを釣り放題な釣り堀
レンタル竿500円で、釣るごとに料金がかかるマスの釣り堀
無料だけど、専用仕掛けを使うのが条件のヘラブナ釣り堀
など、複数の釣り堀があり
遠征に来たブログを読んだことあるので
それらに30分で行けるのは
たぶん恵まれてるほう
釣り堀の良いところは
魚がいること確定な条件で
いろんな比較実験をして
この基本を守らなかったら、ほぼ100%釣れないっぽい
この独自の工夫をやっても、ほぼ100%釣れないっぽい
などの情報を得られること……
……だと思ってた
実際に行くまでは!
釣り堀と、川と、海と
初心者が心理的に行きやすいのは、釣り堀だと思う
川では1匹も釣れない危険があり
海では死ぬ危険があるけど
釣り堀では
針が刺さる程度のケガで済む
けど
釣り堀は、思ってたより怖い場所だった
釣り堀だからって
初心者向けとは限らない
受付の人が怖いワケじゃない
初心者に不親切なワケでもない
私のような初心者が来て
カタカナ用語や、常連の常識が通じずに
受付の人を戸惑わせるのがキツかった
バーに初めて行ったときに
常連……だっけ……?
いや、ただの観光客です……
って感じになるのと似てる
ブラックバス用のロッドとベイトリールを使ってるけど
ブラックバスを釣ったことがない
釣ったことがないから
釣ってみたくて、釣り堀に来た
カタカナ用語は
できる限り覚えて行ったのだけど
バーブ(返し)を潰すルールも
把握してたのだけど
バーブを潰す作業を
釣り堀に来る前に、自分でやっておくのが当たり前
という常識を、想像してなかった
持ち込みの場合は
バーブレスかの検問みたいなチェックがあるのだと思ってた
プライヤーの使い方は予習してない……
ロッドは持ち込むけど
ルアーは
1回1回、バーブありとバーブレスを付け替えるのがメンドイから
釣り堀では
釣り堀内の売り場で買ったバーブレスを
使おうと思ってたので
売り場で買って
すぐ開封して
すぐバーブを潰す
という流れになった
その間に、常連は
どんどん通り過ぎて行くし
座って談笑してた常連たちも
その作業、ここでやるぅ!?
みたいな視線を向けるので
みじめな感じだった
釣り場に出た後も
みじめな立場は続いた
ほかの釣り人は
私が初心者なことを知ってるし
全員が似たような
プロっぽい釣りの格好をしてて
ウェーイって標準語で話してて
そーゆー属性でない私を
すげージロジロ見てくる
見るが声を掛けては来ない
声を掛けられるほうが
よっぽどイヤなので
ワーストなバランスではないのだけど
問題は
私以外の釣り人たちは
2人コンビ
3人コンビ
などで来てる常連のみで
彼らの談笑は
釣り場でも常にやまなかった
ということ
ものすごいアウェイ感
最初は交流なかった2人と2人が
ルアーの動かし方の実演をきっかけに
途中から談笑を始めたりする
ようこそ、男の世界へ……
私だけが混ざれない
混ざれる域に達してない
なので、釣ることに集中しようと頑張るのだけど
軽いルアーの投げ方が分からない
バスロッドでは
キス釣りの仕掛けしか投げたことがない
というのが
平均から外れた経験なのかもしれない
10mくらいしか飛ばない
頑張っても20m
ほかの人は
釣り堀の真ん中を超えて飛ばしてるので
30m以上飛んでる
というか
対岸の人が私の前まで飛ばしてから
中央の柱に向かって引いてく
中央の柱に落とすより
やや向こう側まで飛ばすのが合理的なので
たぶん、これはマナーで
代わりばんこに投げることで
お互いにぶつからないようにしようぜ
という、男の世界なのだと予想した
まぁ、私は真ん中まで飛ばないので
関係ないのだけど……
ホッパー?
水面をパシャパシャ引いてくるルアーを初めて見た
PEラインも初めて見た
フライフィッシングのラインのように
なんか、柔らかくフワってなったり
シュピーン!って直線上に飛んでったりしてた
真ん中まで飛ばないのは
フロロカーボンを巻いてるからでは……?
って考えるキッカケになったので
収穫だったけど
そもそも場違いな道具を持ってきたっぽい
ほかの人も
気づいてるんだろーなー
って、みじめさは増した
池は2つ以上あるのだけど
奥の池まで行けなかった
飛ばないのだから
広い場所で投げる意味がない
タックルボックスもぜんぜん違う
ランガン用のボックスに
ロッドを立ててる人が多かった
私もボックスは持ってるけど
釣り堀でガチな装備だと恥ずかしいと思ってたので
薄着でナイロン袋で持って行った
逆にキツかった
やりたいのは
サミングとか、トゥイッチとか、ジャークの練習だった
サミングはできたけど
サミングしないとどうなるか
の実験もしたかったので実験したら
直すのに、時間にして300円くらい掛かった
そして、フツー釣り堀でバックラッシュするぅ?
みたいな視線を向けられるので
ふむ……やはりこうなるのか
みたいにボソボソ独り言をして
実験であることをアピールしたいけど、恥ずかしくてできない
という中二病以下という存在だった
トゥイッチ、ジャークは
ルアーの動きを見ないと
試行錯誤しようがないのだけど
釣り堀はグリーンに濁ってるので
かなり近くでないとルアーは見えなかった
遠くに投げられない
今の状況とマッチしてるのだけど
それなら川のほうが透明度が高いので
何のために釣り堀に来たのだろう……と複雑だった
結局、1時間にあったアタリは
1回だけだった
すぐには合わせないし、上方向には合わせない
という常識を知らなかったからか
乗らなかった
ほかの人は
10分に1回はヒットして、取り込んでた
タモの使い方も練習したかったのだけど
練習できずに終わった
後で調べたら
タモですくったあと、フックを外す時に
トレブルフックは手を使わず
プライヤーで外すらしい
でないと、外れた瞬間に
指に突き刺さる方向に、針が動くらしい
つまり、もし釣れてたら
逆に危なかった
最も数を釣ってた人は
私の隣だった
つまり
場所を言い訳にできないのもツラミある
しかも、その人は1時間
ずっとロングワームを使ってた
飛距離は20mくらい
私のミノーはロングワームの飛距離に負けた
後で調べたら
ワッキーリグというものっぽい
1分間に1回は釣ってた
ブラックバスを誰かが釣ってる姿すら
見たのは初めてだったけど
こんな
サビキ釣りみたいな頻度で釣れる魚だと思ってなかった
たぶん、同じ個体が
何回も釣れてる
同じ時刻、ほぼ同じ位置で
私と違うのは、テクニックとルアーの種類
ルアーの種類を合わせる実験はできない
テクニックで
ものすごく釣果が変わる釣りなのは
向かいでミノーを投げてる人達を見れば分かった
そして、ルアーで
ものすごく釣果が変わる釣りなことも
隣の人を見れば分かった
サビキ釣りや投げ釣りで
ここまでの差は出ない
バス釣りが人気の理由が分かった気がした
でも
見たことを、たくさん反芻して復習しないと
2回目に行くモチベーションを持てない
2人以上で行けば
プレッシャーは弱まるのかもしれないけど
一緒に行く人もいない
1分に1匹釣ってた人は
釣果を写真に撮ってたし
なんか偉いオーラの人が
話を聞きに来てたりもしたので
有名な人なのかもしれない
1回目に1匹も釣れないことは覚悟してた
覚悟してなかったのは
常連の比率の高さ
そして、他人の視線への耐性のなさ
普段、誰も来ない場所で
1人で釣ってるから……
今はもう
なぜ飛距離が出なかったのか
なぜアタリが来なかったのか
なぜフッキングできなかったのか
の反省と対策は、いちおうした
視線の怖さは
偏光レンズと日焼け防止装備で、かまいたちの夜の田中さん状態になり
かつ、朝一に行って、最奥を場所取りしちゃうしかないと思う
次はロングワームも持ってく
1時間にゲットできた情報の多さとしては
偶然も味方して
大した量であり
私はやっぱり運がイイ
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