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[色別]行ってよかった温泉・行ってみたい温泉

自分の車でひとり遠出するのが好きでその目的地として温泉に行くことが多い。
いつの間にか逆転して、飛行機で行ってレンタカーで温泉巡りをすることも多くなっている。

温泉は基本、源泉かけ流しや秘湯といわれる部類が好きだけど
深くはこだわり過ぎないようにしている。(というかこだわるのが面倒くさい)

そんななかでも、いろんな色の温泉に入ってみたいというこだわりは強めで
今まで行ったなかで気に入った温泉と行ってみたいと思っている温泉を
色別にご紹介。

※温泉は時期や気候などいろんな要素で色はもちろん泉質が変わるものなので、あくまでも私が行ったタイミングでの私の主観による印象・感想です。

白い温泉

ザ・温泉色。多くの人が温泉にいだくまたは求める色でしょう。
某入浴剤でいえば日本の名湯登別カルルス。(カルロスではないのね)

秋田・乳頭温泉郷鶴の湯温泉(23/5月・立寄)
きめの細かいきれいな乳白色の濃い濁り湯。
白い温泉No.1ということで異論はあまり出ないと思う。
雰囲気のある佇まい、ぜひ宿泊で再訪したい。
立寄では人の数が多いのが難点だがそれでもやはり気持ちがいい。

鶴の湯

山形・姥湯温泉桝形屋(23/8月・立寄)
米沢のとんでもない山道(わくわくします)を登っていった先にある宿。
鶴の湯よりはやや薄いが濃い白濁色の硫黄臭のする湯。
ロケーションも含めて素晴らしい温泉。

桝形屋

岩手・松川温泉峡雲荘(23/5月・立寄)
色や肌感は鶴の湯に近いが湯の花が多く
純粋に湯の色としては鶴の湯に軍配。
いい湯です。

峡雲荘

群馬・万座温泉日進舘(17/1月・宿泊)
硫黄臭の強い白濁の湯。
吹雪の夜に建物から50mほど歩いたところにある露天の極楽湯に入ったのだが実はあまり色の記憶がない。
雪見というにはあまりにも激し過ぎる雪の真夜中
他に誰もおらずただひとりの極上の湯に満悦していたら
湯場と脱衣場の間の扉が凍り付いてしまい開かなくなってしまった。
湯の外にいると10秒と持たない厳寒で
何度も何度もトライしては湯に戻りを繰り返した記憶に残る温泉。

翌朝もまだ吹雪

神奈川・仙石原温泉マウントビュー箱根(21/1月・宿泊)
箱根では珍しくしっかりと白い温泉。
侘びというイメージからは遠い新しい宿で
スタッフの方に外国人さんが多く、旅館ではなくホテルですね。

青森・酸ヶ湯温泉旅館(24/1月・宿泊)
言わずと知れたスカユ。
わざわざ雪深い時期に青森からレンタカーで訪問。
薄暗い明かりの中湯けむりのため色は分かりづらいがグレーがかった白色。
色で語る温泉ではないでしょう。

酸ヶ湯
夜の間に雪が降るとまぁ大変

秋田・玉川温泉(23/5月・立寄)
強酸性と低放射線で有名な玉川温泉。
お湯はキシキシと肌に効く感じで長湯はできない。
人が多いことにうんざりしてしまう。
とにかく行ったという経験が欲しいか
本格的に湯治として行くかどちらかでしょう。(私は前者)
湯色は分かりづらいがグレーがかった白色。濁りはやや薄めか。

玉川温泉の湯樋

大分・塚原温泉火口乃泉(23/10月・立寄)
白色というよりやや緑がかったグレーの濁り湯。
玉川温泉に次ぐ強酸性らしい。

塚原温泉火口乃泉
温泉よりも濃い霧が印象に残っていたりして‥

長野・平湯温泉湯の花ふわり湯元館(22/11月・宿泊)
グレーっぽく濁りはやや薄め、これはこれでザ・温泉という色。
色ということでは強く推せないが
こじんまりとして雰囲気のある佇まいやほっこりする食事がとてもよい。

湯の花ふわり湯元館
近くまで来たらやっぱり行ってしまう上高地

行ってみたい温泉
●長野・白骨温泉泡の湯
なぜか今まで行くことがなかった。(白骨温泉には行ったことがあるのに)
行かないわけにはいかないと思っている。

●宮城・鳴子温泉東多賀の湯
鳴子温泉自体に行ったことがなく、行ったときにはぜひ寄りたい。

●宮城・蔵王温泉大露天風呂
蔵王に行ったことはあるが温泉には入らなかった。もったいない‥。

青い温泉

青い温泉はとても珍しい。
池や湖だと青くて有名なところが多いのになぜなんでしょう?
九州に多くあります。

熊本・わいた温泉郷豊礼の湯(23/10月・立寄)
感動ものの青いお湯。透明度は高いがわずかに濁っている。
温泉好きの方にはぜひ一度豊礼ブルーを味わってみてほしい。

感動のコバルトブルー

大分・別府海地獄(23/10月・立寄)
入ることはできないが、色で選ぶと外せない。
きれいなやや水色がかった青で透明度は低めか。

海地獄

大分・ゆふいん泰葉(23/10月・宿泊)
青みがかった透明色。時間がたつほど青くなるらしい。
期待しすぎるとがっかりするかも。
外国の方の宿泊も多いようで、騒いでいたら注意するようにしてほしい。
宿泊体験としては少し残念だった。

内湯
外湯

行ってみたい温泉
●北海道・秘境知床の宿地の涯
ターコイズブルーやエメラルドに変化するらしく、もしかしたら少し発光気味なのかも? との期待を持っているが
そうでなくてもロケーション含めてぜひ行ってみたい宿。

●熊本・黒川温泉黒川荘
エメラルドグリーンと評される青緑の湯に期待が‥。
宿泊客限定のびょうぶ岩露天風呂に入ってみたいがひとり旅では難しそう。

●大分・別府いちのいで会館
コバルトブルーの露天風呂に期待。

●岩手・須川高原温泉大日湯
青白色かと想像している。

赤い温泉

赤い温泉は実際には茶色だよねというのが多い。
その中でも明るいとああ赤だなというのが感じられる。
重みがあるというか透明感はない。
もし透きとおった赤の温泉があるのならぜひ行ってみたい。

大分・別府赤池地獄(23/10月・立寄)
海地獄の近くにある入ることのできない温泉。
とにかく真っ赤で、血の池地獄よりも血の色っぽい。

赤池地獄
血糊みたい

大分・別府血の池地獄(23/10月・立寄)
こちらも入ることはできない。
赤いということではこちらのほうが有名だが、少し白みがかった赤。(高温のため?)
ちなみに、ここで売っている血の池温泉水(色は透明)を風呂に入れるとほんとうに気持ちがよい。通販でも買える、おすすめ。

血の池地獄

長野・天狗温泉浅間山荘(24/5月・立寄)
入ることができる温泉としてはいちばん赤いと思っている。
こってりとした赤で、赤丹色といったほうがよいかも。
浅間山荘事件の浅間山荘とは関係ありません。

天狗温泉浅間山荘

兵庫・有馬温泉陶泉御所坊(24/2月・立寄)
有馬温泉では金の湯に立ち寄る方が多いと思うがこちらに伺った。
源泉は同じだと思うが渋めの暗い赤。
ぜひ泊りで行ってみたい宿。

陶泉御所坊の湯

秋田・南玉川温泉湯宿はなやの森(23/5月・宿泊)
みかん色と評される明るいきれいな橙色の湯。
小学校の分校のようなイメージ?を模された佇まいで
気持ちのよい宿。

みかん色の湯
近くの玉川ダム湖(宝仙湖)

茨城・湯の網鉱泉鹿の湯松屋(24/3月・宿泊)
トマトジュースと評されるが私の訪問時は茶色みが強かった。
ご夫婦で営まれている一軒家のような民宿。食事が美味。
近くの五浦海岸もすごくよかった。

鹿の湯松屋

北海道・​​十勝岳温泉湯元凌雲閣(24/8月・立寄)
内湯では茶色っぽく見えたが、露天ではきれいな色。
はなやの森のオレンジよりやや朱色がかった感じ。

湯元凌雲閣
白金青い池に行くから凌雲閣に足を伸ばすのではなく、凌雲閣に行くからついでに池に寄る。

青森・黄金崎不老ふ死温泉(16/5月・宿泊)
色は赤というより茶褐色だが
とにかく海辺というロケーションが抜群によい。
近くの白神山中の青池に寄るのもおすすめ。
日本キャニオンは‥
(青森にはもうひとつ、不老不死温泉があるので注意)

黄金崎不老ふ死温泉
青池。おすすめ!

行ってみたい温泉
●長野・横谷温泉旅館
近くの白駒池、御射鹿池には行ったのに逃してしまった。
チャンスがあれば。

緑の温泉

緑色は青ほどではないがやはり珍しい。
感動の度合いは高い。

岩手・国見温泉石塚旅館(23/5月・立寄)
感動間違いなしの透きとおった濃い緑湯。
5月下旬からでないと向かう道が開通しないのが難点。

露天風呂
内湯

群馬・熊の湯温泉熊の湯ホテル(24/5月・宿泊)
石塚旅館に負けないきれいな緑湯。宿では翡翠色と謳っている。
老舗だとは思うがスタッフには外国人さんも多い。

露天風呂
内湯

長野・戸倉観世温泉(24/5月・立寄)
明るい緑の透きとおったお湯の銭湯。
朝はなんと4時30分から営業している。

戸倉観世温泉

岩手・国見温泉森山荘(23/5月・立寄)
石塚旅館にほぼ隣接しているが、緑色が少し弱めに感じた。
ポリシーの問題だがタトゥーの入った人も受け入れている。
私が行ったときにもいたのだがタトゥーの問題ではなく
語気声色の感じにいらっとしてすぐに退散してしまった。

栃木・塩原元湯温泉大出館五色の湯(23/6月・宿泊)
墨の湯で有名な大出館のもうひとつのお湯。
五色というくらいなのでころころ色が変わるのだろうが
基本は濁った緑の強い乳白色。

五色の湯

新潟・月岡温泉ホテルひさご荘(23/3月・宿泊)
緑色で有名な月岡温泉だが
私が行ったときは残念ながらほぼ無色透明で
撮った写真の彩度を上げると緑がかっているなという程度。
月岡温泉はリベンジしたい。

少しは緑色に見えるかな?

行ってみたい温泉
●宮城・鳴子温泉西多賀旅館
濁った緑色の温泉。ずんだ色。
今いちばん行きたい温泉。

黄色い温泉

赤色が薄くて黄土色の温泉はそれなりにあるが
これは黄色! というのはそうそうないのでは。
特に透明感のある黄色は珍しいかも。

沖縄・宮古島シギラ黄金温泉(24/9月・立寄)
透きとおったきれいな黄色いお湯。
少し植物臭さを感じたので色の薄いモール泉なのかもしれない。

シギラ黄金温泉

神奈川・センター南温泉湯もみの里(24/10月・立寄)
スーパー銭湯。
シギラ黄金温泉と遜色のない透きとおった黄色。
こちらも地下深くから汲み上げているようなので泉質が近いかも。

大分・筌の口温泉旅館新清館(23/10月・立寄)
濁った黄色いお湯。薄い赤湯といった感じだが色はまったくの黄色。
広い露天風呂がとても気持ちがよい。
宿泊してみたい宿。

新清館の露天風呂

北海道・天人峡温泉御やどしきしま荘(24/8月・宿泊)
天人峡温泉は周囲にあったホテルがすべてなくなりこの宿だけが残っている。
天人峡温泉はお湯が黄色いとのネット情報から訪れたが
残念ながら少し白く濁った透明色だった。
たまたまだったかもしれないので記す。

内湯。これはこれで好きな温泉の色だけど黄色ではないよね‥
光の加減ではあら不思議。カメラにはこんなのが残っていた
外湯。黄色にはほど遠い
だけどこんなのも。むむむ‥

行ってみたい温泉
●北海道・しれとこ村
黄色い濁り湯と想像。赤湯かも。

●北海道・ニセコ黄金温泉
筌ノ口温泉に近い黄色い濁り湯と想像。

紫の温泉

紫色をした温泉というのは実は見たことも聞いたこともない。
別府温泉地球博物館のサイトによるとルーマニアに藻の色により紫色をした泥浴プールというのがあるそうなのだが、
それらしい情報は他にない。あるのなら行ってみたいのだが‥。

山梨・石和温泉みなもと旅館(23/12月・宿泊)
温泉が紫色というのは嘘で、透明の湯に赤ワインエキスが入った露天風呂。
ですがとっても気持ちがよい。
内湯は無色透明ですがこちらも気持ちよく、石和温泉の泉質自体がよいのでしょう。

うっとりする紫色

黒い温泉

モール泉が濃くて黒いのが多く、火山性で黒いのはあまりないかも。

栃木・塩原元湯温泉大出館墨の湯(23/6月・宿泊)
緑の温泉にも登場した大出館の名物墨の湯。
真黒というのにふさわしい黒。こってり感はなくその意味でも墨の湯の名にふさわしい。

墨の湯

東京・SPA&HOTEL和 ーなごみー(24/3月・立寄)
ビジネスホテルだがとてもよいモール泉。
照明が暗いのもあるかもしれないが真っ黒のお湯。

神奈川・宮前平源泉湯けむりの庄(23/10月・立寄)
川崎のスーパー銭湯のモール泉。
黒というより焦げ茶だが濃度が高いのでほぼ黒に見える。
露天風呂が気持ちよい。

行ってみたい温泉
●宮城・鳴子温泉高友旅館
黒湯が有名な宿。
鳴子に行った際には必ずと思っている。

●神奈川・野天湯元湯快爽快たや
漆黒の湯を謳っているスーパー銭湯。
長らくこの近くに住んでいたのにマッサージでしか行ったことがなかった。

茶色い温泉

ここでの茶色は濁った赤湯ではなく透明感のある茶色です。

北海道・晩成温泉(24/8月・立寄)
世界でも珍しいヨード泉のスーパー銭湯。泊まることもできる。
色は透きとおった濃い茶色だがイソジン色といったほうがよい。
入浴感もイソジン。(なにそれ)
気持ちいいと同時におもしろかった。

感動もの。これイソジンやん

行ってみたい温泉
●北海道・斜里温泉湯元館
紅茶色のモール泉で赤ワイン色とも評されているらしい。
紫の温泉の候補にならないかと期待している。

●北海道・十勝川温泉 笹井ホテル
●北海道・十勝川温泉 とかち宿 田園
モール泉で有名な十勝川温泉にまだ行ったことがない。

透明の温泉

色という意味では紹介するものではないが、
温泉は単純泉にはじまり単純泉におわると昔の偉い人が言ったとか言わなかったとか
よく分かりませんが、よかったところを紹介。

長野・八方温泉おびなたの湯(24/5月・立寄)
白馬のつるつるすべすべの高アルカリ単純泉。
ほんとうに気持ちのよいやわらかいお湯で湯上りのさっぱり感もはんぱない。
冬期は貸切でほぼ外国人のための温泉になっているようでそれが残念。

おびなたの湯

和歌山・白浜温泉崎の湯(21/7月・立寄)
白良浜にほど近い海に面した立ち寄り湯。
岩で囲まれてはいるが気分的には解放感が大きい。
伊豆にも北川温泉黒根岩風呂という海に面した立ち寄り湯があるが、断然こちらのほうがすき。

写真がないので白良浜

鳥取・三朝温泉清流荘(22/8月・宿泊)
ラジウム温泉で有名な三朝温泉で自家源泉の濃縮温泉水白狼の湯も販売している宿。
ホルミシス効果に期待。

三朝橋

山形・志津温泉変若水の湯つたや(23/2月・宿泊)
自称隠れ積雪日本一の志津温泉。
雪旅籠の時期にあわせて訪問。
雪国で入る温泉はどこでも気持ちがよいけどね。

部屋から見る夕暮れ

神奈川・鶴巻温泉元湯陣屋(16/6月・宿泊)
将棋の対局なども行われる格式の高い宿。夏には蛍も見られる。
部屋湯なのになぜこんなに大きいのという露天でのんびりと浸かる湯はまさに至福。

陣屋

静岡・コルテラルゴ伊豆高原(15/1月・宿泊)
海外風リゾートホテルを謳い部屋ごとに趣向の異なるつくりで全て露天付き。
循環湯で泉質はそれほどでもないかもしれないがとても気持ちよく、
今までに3回訪問もその全てで日に5回は入浴している。

改装で今はなき Santa Fe

山形・新高湯温泉吾妻屋旅館(23/8月・宿泊)
山奥にある根っ子風呂が有名な宿。
行ったときは夕方アブの大襲来で下の大事なところまで噛まれかけた。
行く時期によっては昼間の入浴はえらい目に遭う。

根っ子風呂

大分・炭酸温泉山里の湯(23/10月・立寄)
体中が泡だらけになるあわあわの温泉。
近辺には七里田温泉や長湯温泉と炭酸温泉が多い。

山里の湯の入り口

福岡・宮若虎の湯(22/9月・宿泊)
犬鳴峠に近い全室温泉付き客室の宿泊施設。
夜中に窓を開けて浸かっていると‥。

静岡・伊豆神代の湯(24/4月・宿泊)
とてもすがすがしいお湯。
内湯には北投石の入ったロケットを沈ませたラジウム浴室も。
食事が医食同源食で私はこれが口に合わずに残念。

きれいに透きとおった湯

山梨・ほったらかし温泉(21/12月・立寄)
広大な敷地の富士山が望める露天の立ち寄り湯。
あっちの湯(新湯)とこっちの湯(元湯)がある。
年末の早朝に行ったためすごい行列で、みな日の出を見られるあっちの湯に殺到。
お湯としてはこっちの湯の熱湯がいちばん気持ちよかった。
TKG(卵かけごはん)も有名。

ほったらかし温泉

行ってみたい温泉
●宮城・鳴子温泉名湯秘湯うなぎ湯の宿旬樹庵琢ひで
鳴子温泉・中山平温泉にはぬるぬる湯を謳う宿・立ち寄り湯がいくつかあり
ぜひ行ってみたい。(ほんとうに滑るの?)


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