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20 今夜の飛行機でイスラエルに行ってくるよ。かっこちゃんへ

20 今夜の飛行機でイスラエルに行ってくるよ

かっこちゃん、お元気ですか。
小松は、モナの森は朝夕涼しくなったことでしょう。
もう冬支度をしているころでしょうか。
人の世の中に関係なく、季節はめぐります。

熱海での講演会は楽しかったね。
舩井幸雄記念館で開催された「秋のさかねまつり」
ペルーの阪根博さんの考古学支援のために仲間が集まって話をする。
全国から駆けてくれた参加者とオンラインでの視聴者。
たくさんの人たちがお腹をよじらせて笑いました。

僕も弁士の一人に入れてもらったけど、
松永和尚~小林正樹~三宅晶子~赤塚高仁~舩井勝仁~入江ふみこ~藤谷康充~野村哲也~山元加津子~阪根博、ひとり持ち時間20分

「自慢話禁止
  旅について語る
  聴衆をお腹がよじれるほど笑わせる」

もし自慢話をしたら、1回目は注意、2回目は警告、3度目で退場。
自慢話から始めた僕は、あわや3分で退場になるところだったけど、なんとか20分話せてよかった。

あっという間の4時間半だったね。
大笑いしているうちに場の空気感も変わり、次元が上昇したように思えました。
どうしてあんなにみんなの話が面白いのか、それは、すべて体験談だからだね。
旅をして、いっぱい失敗をして、痛みも苦しみもたっぷり味わって、全部抱きしめて今を喜んでいる姿が光を放つ。

かっこちゃん、みんな旅人だね。

「大人になったら本当の友だちは出来ない」と、誰かが言ってた。
そんなことないよ。
僕のまわりは、大人になってからの友だちばかり。
一緒に旅をした仲間たちです。
旅はどこに行くかも大事だけれど、誰と行くかはもっと大切。

ところで、かっこちゃん。
いま、東京のホテルでこの手紙を書いています。
かっこちゃんは横浜でしょうか。
なんだかとても近くに感じています。
昼間に「きれいねっと」という出版社の「まなひまつり」に出演して、今夜の飛行機でイスラエルに行きます。

33度目のイスラエルへの旅です。
かっこちゃん、僕は思う。
ツアーにお誘いしても、

「じっくり考えさせてもらいます」

多いのが、この答えです。

ご本人は
「前向きに善処」
しておられるのでしょうが、考えて前に進んだ方はありません。

その場で、「すぐやる」と決めた人だけが変容してゆきます。
そして運命を変えてゆかれます。

「じっくり考えて、いちばんいい方法を探す」
 ということが「くせ」になってしまっている人は
 「なんにもできなくなる」のです。

「なんにもできなくなる」のなかには、
 「失敗もできなくなる」ということも含まれます。

「なにかをする」と、うまく行くこともあるし、
 経験にはなったけどあんまり変わらなかったなぁ、
 であるとか、もっと手直しが必要だな、もあります。

やらなければよかった・・・

「失敗したなぁ」もあります。

「失敗してはいけない」
 と、飼い馴らされすぎてしまったのでしょうか。

保証、

安全、

安心・・・などなど、

「じっくり考える」と、あたかも安全な未来があるような錯覚をもつ。

でもね、かっこちゃん、
どんな時代も、今から先は「冒険」なのだと思うんだよ。

「おなじようなこと」はあっても
 「おなじこと」は二度と起こらないのですから。

「じっくり考えて、いちばんいい方法を探」しているつもりでいながら、
 本気になるタイミングを失ったり、
 熱が冷めていったり、
 ただただ考えていることが続いていったり、
 あるいは考えてさえいない時間が過ぎていく。

そして「失敗もしない」代わりに
 「なんにもできなくなる」わけですね。

きっと誰もが、放っておけばそうなるのだろうと思います。

「失敗のない人生」こそ「人生の失敗」です。
 
 いままでの、じぶんの経験をよく見直してみると、
 ちゃんとやったこと、
 やってよかったことというのは、
 すべて、「すぐやろう」「すぐやりたい」と思って、
 具体的に動き出して始めたことばかりです。

スタートしてから、困ったことだとかは当然あるのだけど、
 それはそれで、その解決を「すぐやる」のさ。 
 
 動いて
 ちょっと考えて
 また動く

この星は行動の星だからね。

実に臆病で、決断力のない優柔不断な、いつも「考え中」だらけの人間だと思っていたのだけれど、見る前に跳ぶことも多かったようです、僕。

少し、自分を褒めます。
 
 「すぐやる」ということも、たくさんあったのでした。
 その結果が、いまのじぶんのやっていることですね。

でもね、かっこちゃん
それは、腹心の友かっこちゃんがいてくれたからなんだよ。

あのとき、かっこちゃんがイスラエルに行くと決めてくれなければ、僕はバラさんに出会ってない。
すると、僕のイスラエルツアーは全然違うものになっていたはず。

僕は毎朝ブログを書くようになって10年が過ぎるけど、かっこちゃんが書き続けていなかったらとっくの昔にやめてただろう。

かっこちゃんは、考える前にJUMPする。
もちろん時にはよく考えることも大事。 
でも、考えて
考えて
考えてたら
たいていは
やめる選択に行きやすいよ。

そのときの考える、とはリスクを考えるです。

行ったらこれだけのリスク、
損をするんだ、
もしもそうなったらどうする
と自分にいいきかせているからです。

お金
時間

行かなかったら
お金も
時間も減りません
誰にも何も言われません

でも
行ったら何がある?

情熱の向こう側に何が待っている?

もちろん
人生に魔法がかかるかどうかは、
僕が約束できることではありませんし、
面白いも、
しあわせも、
自分が決めることです。

でも、
感じて、
動いて、
今後の人生を
がらりと変えていくのは座ったまま考えるではダメです。
 
 
行くか、行かないか
それだけです。

やるか、やらないか
それだけです。

この二択しかありません。
グレーゾーンはありません。

二極化とはそういうことです。

かっこちゃんが前の手紙に書いてくれたね。
  
「この頃ね。たぶんだけど新型コロナのことがあったり、洪水や地震が続いたりしてみんなが不安だということもあるのでしょうか?
いろいろなお金が必要だという宗教やそして、入ると救われるというような高額なセミナーや、これを持ったら安心というようなグッズ販売のお誘い、そして誘われてそれに乗ってしまった方からメールや電話をいただくことが多くなった気がします。
私はとても不思議な気持ちになります。サムシング・グレートはみんな大丈夫なように私たちの体や、宇宙を作ってくださっている。先生はサムシング・グレートは贔屓はしないともおっしゃっています。それなのに、すがらないと幸せにならないような宗教や高額なセミナーやグッズの必要な理由が私にはわからないのです。逆に、そこには幸せはないよと思うのです。
赤塚さんもいつもおっしゃいますね。幸せはここにあるって。そうですよね。私たちはいつも守られて、愛されてここにある。だから大丈夫。みんな誰もがいつも幸せ。
赤塚さん一緒に幸せだーって叫んで生きていこうね。」

そうだよ、かっこちゃん一緒に叫ぼう!

「1,2,3,しあわせだー――――――!!」

将来の心配、老後の不安・・・明日のことは誰にもわからない。
考えていると、思考は過去と未来を行ったり来たり。
でも、僕たちは、今、ここに生きている。
二度とないかけがえのない今日を生きている。
だから、今日一日、目の前の人のお腹がよじれるほど面白い生き方をしょう。

かっこちゃん、いってきます。

旅先から手紙を書くよ。
 きっと、バラさんも待っててくれるから。

赤塚高仁

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