見出し画像

「上顎が青になっても気付かない」2023年3月9日の日記

3日前からずっと口の中にデカ口内炎ができていたのだが、それがようやく治癒の兆しを見せている。薬を塗ったのが良かったのだろうか。口内炎のせいか、歯まで痛くて虫歯を疑っていたのだが、今日起きると歯の痛みは無くなっていた。

痛みがあるから、口の中を意識するけれど、普段口の中に意識を向けることはあまりないと思った。私は鏡をあまり見ないから、口の中がどうなっているのかを知る機会というのが少ない。そして、鏡に映らない上顎だったり、前歯の裏側なんて部分は目にしようと思わないと見えない。もし私の上顎が今青に染まっていても、きっと歯医者に行かない限り気付くことはないだろう。毎日一緒に生活を共にしている自分の身体なのに、知らない部分が山ほどあるのは面白いと思う。


今日は2社の会社説明会に参加した。今は対面じゃなくてwebでできるので便利だよなと思いながらもzoomなどで参加。

私はどうしても行きたい高校が見つからなくて、どうしても行きたい大学も見つからなくて、なんとなく家から近いからとか、なんとなく学力が高いからとか、たまたま合格したからとか、そんな外側の情報ばかり優先して進路を選択してきた。そしてそれでなんとなく幸せな生活ができて楽しく生きてこられた。多分その心意気はこれからも変わらなくて、こだわりのない生活を続けていくのだろうけれど、いつかその「報い」みたいなものが来るのだろうかという不安はある。自ら何かを求めて手を伸ばそうとしない人間に与えられないものがいつか出てくるんじゃないのかと。そんな自問自答をしてしまう時がある。

夕方頃になり、なぜか閉塞感を覚えたので外に出る。そのまま1時間ほどブラブラと歩いた。

しばらく歩いて、階段に座る。顔を上げると、私が通っていた小学校があった。教室の電気も職員室の電気もまだ点いていた。

しばらく階段に座ってぼーっとしてから家に帰った。家は何もないと、誰もいないと、ただの箱だ。誰か私ではない人が共に生活していて、他の誰かの痕跡があって初めて「家」になるのかもしれないと思った。


夜、弟とゲームをしながら頭に思い浮かんだ単語を適当に言っていく遊びをした。
本当に脈絡なくただ頭に思いついた言葉を言っていくのだが、どこかのタイミングで相手の言ったことにつられて近い言葉を言ってしまうことがあり、その瞬間に笑いが生まれるという謎の時間があった。

その派生で、頭に思い浮かんだセリフを言っていく遊びをしたのだが、途中で完全にカベポスター永見のネタっぽくなってしまっていた。


「これ、まだフィルム貼る前でしたよね」
「右半身は適当で大丈夫です」
「前髪無しのもみあげアリで」
「私服以外だとご入場できかねます」
「コクワガタ以外は逃しておいてください」
「いびきなら隣の部屋でお願いします」
「デヴィ夫人ならさっき通りましたけど」

などが出たが、面白いとかは関係なく、結構無限にできるので楽しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?