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涸沢カールの紅葉を見に行こう![2日目]

やはり慣れない環境での睡眠は難しく、あまり眠れなかった。毎回眠れていないので、眠れないことに慣れてしまった感がある。どこでも眠れるようになりたい。

テントと寝袋の中は暖かく、朝まで冷えることなく過ごせた。地面は少し濡れていたが、マットの上なら大丈夫だった。


5時くらいに活動を開始。まだ暗いが、できるだけ早めに出発したいということで先に朝ご飯を食べることにした。

朝ご飯を食べているとみるみるうちに明るくなってきた。長く降り続いていた雨も朝になってようやく止み、天気が100%良いとは言えないが、昨日の天候を考えると全然マシだ。


徳沢キャンプ場にテントや寝袋、その他使わないものを置いておいて、涸沢までアタックする。

横尾まではまた平坦な道が続く。荷物が軽い分かなり楽だが、今日も時間に余裕があるわけではないので、少しペースを上げながら進む。

横尾を過ぎたらいよいよ本格的に登山開始となる。

横尾大橋を渡り、しばらく進んだところ。紅葉がめちゃくちゃ綺麗だ。
今回はOの持参したカメラで撮影しているため、画質もかなり良い。

紅葉の綺麗な山が手前に、そして奥には雪が微かに積もった黒い岩肌の山がある。カラフルな山の向こうに白と黒の山というコントラストがめちゃくちゃ綺麗だった。

この写真もめちゃくちゃ良い感じ。


歩き続けていると、踵が痛くなり始めた。擦れて痛い感じだ。靴下を2枚履きにして対処したが、やはり少し痛い。

この写真を撮っていると、通りがかったおばさんたちのグループに「かっこいい!」「いけてる!」と変な合いの手をされて面白かった。
その後はその人たちに2人で写真撮ってもらい、代わりにこちらも撮ってあげた。

山は休憩のタイミングや写真のタイミングで抜かしたり抜かされたりするので、「あ、さっき見た人だ」となるのが面白い。何回か繰り返していると、徐々に連帯感のようなものを勝手に覚えたりもする。

徳沢から3時間ほど歩き、涸沢ヒュッテに到着。

まず建物がめちゃくちゃ綺麗に整備されていることに驚いた。山の中にある施設はそれなりに汚いことも多いのだが、ここはちゃんと人が管理しているのか、めちゃくちゃ綺麗だ。

飲める水もある。少し前は水不足だったらしいが、解消されたようだ。近くに川も流れていたから、かなり上の方から湧き水が出ているのだろう。ここよりもさらに上に湧き水があるって凄いことだ。

お昼ご飯としてカップラーメンを食べる。最高だ。


ここまで登ってくればかなり気温も低く、風もあったため、少し体が冷えてきた。これよりも寒くなる夜にここでテント泊をするのは今の装備だと不可能だったかもしれないな。


少しゆっくりした後はすぐに下山。


下山していると、雨が降ってきた。
私とOでどこかに行く時は本当に雨の確率が高く(第1回無人島、第2回無人島、第4回無人島、小豆島一周徒歩旅、鹿児島旅行......)、今回も2日のうちほとんどが雨という悲惨な形となっている。

徳沢キャンプ場に到着。ちょうど到着した頃に雨が止んでくれたので、テントの片付けは少し楽になった。

ここから重い荷物を持って上高地まで行かなければならない。10キロほどだ。長い。

行きには見かけなかったが、帰りには猿をたくさん見ることができた。小猿もいて可愛い。

明神まで戻ってきた。昨日来た道のはずだが、昨日よりも楽な気がする。

店でおやきが売っていたので、歩きながら食べる。

美味い!
おやきって名前こそ知っているけど、あんまり食べたことなかった。モチモチの皮の中に、野沢菜がぎっしり詰まったトロトロで熱々の餡が入っている。おやきを頬張りながら最後の力を振り絞る。上高地まではあと3キロだ。

到着!
もう足がボロボロだ。立っているだけで足全体がジンジンと痛い。バスに乗り込み、車を停めていた駐車場へ。

近くにある「ひらゆの森」に行き、風呂に入った。
露天風呂がめちゃくちゃ豪華だった。おしゃれなライトにいくつもの風呂が不規則に並んでいて、普段全然風呂に興味がない私でも少しワクワクした。ここはかなりおすすめだ。

Oはかなり長風呂ということなので、先に夜ご飯を食べておくことになった。
風呂と同じ建物内にある「もみの木」でカルビ丼を食べた。

YAMAPのログ。山道合わせて30キロという過酷な挑戦だったが、成し遂げられて良かった。
今回は車で移動して、到着したらすぐに出発して、少し早足でキャンプ地まで行って、暗い中、さらに雨の中でテントを設置したらすぐに寝て、起きたらすぐに出発して、時間に余裕がなかったから平地は少し早足で歩いて、頂上でもそこまでゆっくりとせずに下山して、バスに間に合うように移動して、とずっと忙しなく動いていたような気がする。
明日は高山市を少し観光してから家に帰る予定だ。

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