「食料を大量に貰う」2024年5月30日の日記

飲みに行かなかった日だが、飲んだ後みんなでカラオケに行ったらしい。良いなぁ.......。私は飲みに行くのは好きじゃないのだけど、カラオケには行きたい人間なんだ......。でも、大概は飲みに行った後にカラオケに行くというパターンが多く、私みたいな人間はことごとくみんなでカラオケに行く機会を逃している。多分一ヶ月後にまた同期飲みがあると思うので、次は参加しようかな。二、三回に一回のペースで行こう。

そういえば、この前兄と話している中で、「大人数でいると、自分はその人数分の一以下になってしまう」という話が出てきて、めちゃくちゃ共感したんだよな。例えば八人で集まったとして、普通なら自分はその集団の八分の中の一になるはずなのだが、多くの場合は、八分の三くらいのやつがいたり、八分の二くらいのやつがいたりする。そうなると、自分がその集団の中で話したりするターンは十六分の一とかになって、愛想笑いとか合いの手とか相槌とか小ツッコミをしている時間が大半になってしまう。そんな時間を意識すればするほど苦しいんだ。兄も完全にそういうタイプで、なんなら両親も弟も割とそんな感じだ。みんなコミュニケーションが微妙に下手なんだよな。

私の家族をコミュニケーション能力順に並べると、

姉≫兄=母親>私>弟>父親


となる。姉だけ異様に友達が多いし、家族の中でも違う種類の人間な気がする。私のこの感じ、遺伝とか育った環境のせいにしても良いですか。


今日も11時前には戻ってきたので、昼ご飯を食べて少し寮でゆっくりとすることにした。


寮に戻るとちょうど寮母さんがいて、いつも寮母さんが暮らしている部屋に案内された。同じ課の同期の子もいたので、3人でお菓子を食べながら喋った。私は確実に寮母さんの底抜けの明るさに救われている部分がある。
寮母さんからは、「あんた痩せた?」と心配されたが、これは元に戻ったという表現が正しい。入社した時は今よりも1~2キロくらい太っていた。どうやら私は太った時に顔に出やすいタイプらしく(最悪!)、1~2キロくらいでフェイスラインが結構変わってしまう。自分でも、最近頬がシュッとしてきたなと思っていたので、客観的に見てもそうだということが分かって安心した。


仕事、終了。


今村上春樹の短編を読んでいるのだが、「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」という短編が面白かった。タイトルがもうなんか「濃い」のだが、冒頭も凄い。

 女の子が男の子に質問する。「あなたはどれくらい私のことを好き?」
 少年はしばらく考えてから、静かな声で、「夜中の汽笛くらい」と答える。

原液のカルピスをそのまま飲んだような「濃さ」だ。喉が痒くなっちゃうね。


食堂から帰ってくると、高卒の同期の二人と遭遇した。手にたくさんの食料が入った袋をぶら下げていて、仕事の一環で作ったのだという。そのまま寮まで一緒に行き、色々と話を聞いた。作りすぎたのであげると言う。ありがたく頂戴した。タダで頂けるなら、なんだって食べますよ、私は。日記を投稿して、それから食べることにする。

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