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「石鎚山へ、登山編」2023年10月22日の日記

全く眠りにつくことは出来なかったが、とりあえず活動を開始することにした。不思議と眠さはなく、元気だ。

3時に寝ているOとHを起こし、3時半頃から登山を開始した。外はめちゃくちゃ寒い。

真っ暗でほとんど何も見えなかったため、ヘッドライトを装着。私もOも100均で買ったヘッドライトをつけていたのだが、これがめちゃくちゃ明るくて良い。無人島に行く時もずっと使っているが、100円にしてはかなり質が高い。

日の出を見ようと同じ時間に動き出している人も何人かいたが、登っている途中にも何人かとすれ違ったりして安心感があった。

しばらく登っていると、少しずつ明るくなってきた。遠い空がだんだんと赤みを増していき、夜明けを感じた。

標高が上がってくると、今まで見えなかった街の風景も見えるようになってきた。太陽が昇ってくる方向は空が少しずつ明るくなってきているのに対し、その逆方向にある街の景色はまだまだ暗く、そのちょうど間の地点で夜明けを観測できるのは凄く贅沢なことだと思った。

山頂に到着!まだまだ暗いが、かなりの人数がカメラを準備して待機していた。
暗いシルエットだけが遠くからでもはっきり見えて、石像のようにも見えた。
全国から集まった人が全員同じ太陽を見ようと、カメラを待ち構えている光景は圧巻だった。景色そのものにももちろん感動したのだが、そういう人間の精神性にも感動している部分があった。


山頂には石鎚神社があり、そこではちょうどお経を唱えていて、何人かが神社の前でお経に聞き入っていた。それを見ていると、信仰ってこういうことか、という不思議な納得感があった。こういう物凄い景色を見た時に、神の存在を意識するというか、神がここにいるという感覚になるのは少し分かる。

そしてついに日の出が。

撮影:H
撮影:H
撮影:O

雲がほとんど無かったので、綺麗に太陽の形が見えて最高だった。


一通り景色を楽しんだ後は朝ご飯を食べることにした。お馴染みのカップラーメンだ。
Oが私の分のお湯を入れすぎて私がぐちぐちと冗談で文句を言ったり、実際はちょうど良い量だったのでOを褒めたりした。それを見てHがずっと笑っていて、平和な時間。

その後は天狗岳に行くことになった。
山頂までは比較的道が整っていたのだが、天狗岳にはかなり険しい道を歩いていかなければならない。距離は短いが崖のようになっている場所もあり危険だ。

まずは鎖を伝って降りるのだが、私は景色を撮影するためにGoProを持っており、片手で降りなければならなかった。動画を回しながら、なんとか崖を降りたのだが、その後も崖のような急斜面を片手で登らなければならず、大変だった。

さらに、私は軽い高所恐怖症で、この天狗岳は高さが強調された場所にあるため、かなり怖かった。景色は間違いなく綺麗だったのだが、楽しむ余裕はあまりなかった。

しがみつきながらなんとか天狗岳の山頂まで到着。

しばらくするとOがぜいぜい言いながら登ってきた。そういえばOも高所恐怖症だったな。一通り写真を撮った後は荷物を置いた場所に戻る。帰りは2人でぜいぜい言いながら帰った。


精神的に疲れてしまったのでコーヒーを飲んで休憩。そして下山。

行きは真っ暗で見えなかった道も帰りには見えて、同じ道なのに二度楽しめる行程だった。紅葉も綺麗だ。涸沢の時は赤色が少なかったような気がするが、今回はしっかりと赤色もあった。

下山していると、これから登っていく人たちと多くすれ違った。中には年配の方もかなりいて、なぜか褒められたりした。

良い道!四国はこういう背の低い笹の道が多くて展望が良いらしい。


今回はそこまでハードな道のりではなかったので、少し疲れてきたなくらいで到着。ちょうど良い塩梅の疲労だった。

昨日の夜に隣の車の人と話し、少し仲良くなったのだが、ちょうど帰ってくる時間も同じで、色々と話して仲良くなった。


高速に乗る前にお昼を食べることに。

「おもごふるさとの駅」に到着。
おもごでは「みそいも」というものが名物らしく、食べてみることにした。
じゃがいもに甘辛い味噌で味付けされていて美味しい。家でも作れそうだから今度やってみようかな。


だんだんと寝ていない弊害が出てきて、忘れ物をするし、車の天井に2回も頭をぶつけるし、トイレのドアが閉まったまま出ようとして「あれ!開かない!」というミスをしたし、目の焦点が合わなくなったりした。運転はしていないので大丈夫です。


そんなこんなで到着。


今回はOとHを会わせる目的もあったが、すっかり意気投合しているようで良かった。

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