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「LIGHT HOUSE」2023年8月22日の日記

今日は大学に行って作業をすることにした。


大学に行くためにバス停に向かっていると、Oに遭遇した。バスが来るまで少しだけ話す。
どうやら就職が決まったそうだ。詳しくは言えないが、倍率のかなり高いところで、これは結構凄いことだ。来年からは全国転勤であちらこちらを転々とする生活になるらしい。おそらく頻繁には会えなくなるが、Oらしくて良い就職先だろう。

Oはこれから院試を受けると言っていた。就職がうまくいかなかった時は院に進もうとしていたのだが、無事に就職が決まったから院試は消化試合なのだと言っていた。

2時間後にOのInstagramを見てみると、忘れ物をして家に帰っていたら院試の時間に間に合わなかったと書いていて笑った。

取り寄せしていた資料を受け取り、読み、図書館をウロウロしながら使えそうな資料を探した。
私が今やっている研究はあんまり先行文献もないマイナーな分野だということもあり、良いものが見つからなかった。結構手詰まり感がある。どうしようか。


午後からかなり強い雨が降ってきたので、雨が止むまでしばらく大学にいた。折り畳み傘をかなり前に弟に貸して以来、カバンの中には傘が入っていない。
少し小雨になったので、再び降り出す前に帰ることにした。走って駅まで向かう。


家に到着する頃には雨が完全に止んでいたので、小雨で濡れただけだったな。


つい先日、地元で祭りがあったのだが(私はキャンプに行っていたので不参加)、そこには弟の友人がたくさん来ていたらしく、母親が写真を見せてきた。弟とは同じ小学校に通っていたし、同じサッカーチームに所属していたので弟の友人のこともかなり知っている。
それぞれ変わっている部分があったり、変わらない部分があったり、写真から色々と読み取れた。
流れで、姉と母親で昔話になったのだが、なんとなく昔話を苦手としている自分がいるなということに気がついた。
この感覚、なんなんだろうな。自分でもよく分かっていない。時の流れを強制的に感じさせられるからだろうか。変わっていない私自身を見つめてしまうからだろうか。もしかすると、自分の知らないところで人生が進んでいるということを意識したくないのかもしれない。



Netflixで「LIGHT HOUSE」の1話を見た。
星野源とオードリー若林の対談がそのままNetflixのオリジナルコンテンツになっているという時点でかなり面白い試みだなと思ったのだけれど、内容もめちゃくちゃ面白かった。

2人ともエッセイを何冊か出していて、おそらく私はほとんどを読んだことがあるが、その時から感じていた2人の空気感の近さがより本物に感じられた。

2人の書いた1行日記に沿って話が進められていたが、2人とも暗くて、ただ、その暗さがちゃんとユーモアになっていた。

予告でも言っていた「幸せは幸せだけど、毎日がつまらない」というセリフが印象に残っている。
これは私自身もよく感じることだし、割と普遍的な悩みなんじゃないかと思っていて、どれだけ経済的に恵まれていても、時間がたくさんあっても、どこか退屈で飽きてしまっている感覚はある。世界を見ると、私よりもよっぽど経済的に豊かでなく、まともな教育を受けられておらず、時間にも余裕がないような人々がたくさんいるが、そういった人々と比べて自分が全然幸せだと思えない感覚があって、恵まれているのにどこか幸せだと本気で思えないことに対する後ろめたさは私もよく感じる。
一見煌びやかな世界で生きていて、成功しているように見える2人にも、ただのひとりの学生と同じような苦悩があるというのは面白い。

最後の「灯台」という曲もめちゃくちゃ良かった。星野源の曲は有名なものを何曲か知っているくらいだけど、その中でも上位に入るくらいに好きだった。これを機に他の曲も聴いてみるか。おすすめの曲があったら教えてください。

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