見出し画像

「岐阜旅行2日目」2023年4月2日の日記

朝は7時半くらいに目覚めた。

私は慣れない土地で寝るのは苦手なのだが、疲れていたからか、かなりしっかり眠れた。
朝ご飯に昨日スーパーで買ったパンを少しだけ食べ、宿を出発。


まずは岩村城に向かう。

岩村城は3大山城に含まれている山城で、備中松山城と高取城にはすでに行っているから、3大山城では3つ目の訪問となる。

でも、この前行った備中松山城とかと大体景色が同じだったな。作りとかはやっぱりかなり似ている。

でも、他の山城と比べると井戸がやたらと多かったのは印象的だった。他の山城にも井戸は必ずあった(水が湧いている場所に城を作るのだろう)のだが、ここは井戸の数が多い。

この城は武田信玄と織田信長が結構取り合っていたと聞いて、なんでこんな山奥の城を取りあっていたのかと思ったが、どうやらこの辺りは交通の要所となっているからだそう。通るのに交通量がかかったり、そもそも通れなかったりするから、なんとか自分たちの領土にしておきたかったらしい。

山を降りていき、城下町があった場所を散策してみることに。

昔の日本っぽい街並みが今も残っていて、風情がある。

このあたりの地域では、ひなまつりが4月3日にあるということだったが、ここでも雛人形が至る所にあった。

この街は「銀河鉄道の父」という映画のロケ地になっているところで、映画には森七菜が出演しているらしく、森七菜が好きな弟が喜んでいた。

木村邸という場所では、実際に撮影を行ったという室内にも入ることができた。その室内に住んでいる人と話した結果、映画に出演している人のサインを見せて貰えた。本当は見せたら駄目らしいのだが、弟が森七菜のことを好きだと知ったら内緒で見せてくれた。良い人だな。

庭も見せてもらったが、明らかにお金持ちの家で、家の庭に用水路まであった。この水はさっき行ってきた岩村城から流れてきているとのこと。岩村城には井戸がたくさんあったし、水には恵まれていたんだろうな。

2階はここに住んでいた人の趣味の部屋になっていた。これを作った人は美的センスにも優れていて、外国にもたくさん行くような人だったらしい。実際に外国のものっぽいものも置いてあった。

ぶらぶらと街を歩いていると、店の中から猫が外に出てきて、私の方に近付いてきた。しゃがんで撫でてあげると少しだけ目を細めた。「車が危ないよ〜」と言いながら店の人が出てきて、猫を抱いて店の中に入ったので、私も店に入った。

店は駄菓子屋みたいで、駄菓子の他にも饅頭や大福を売っていた。猫を撫でた時、やけに体が痩せているように感じたが、店の人に聞くと、もう人間でいう100歳の年齢らしい。やけに落ち着いた猫だと思ったら、もうお年寄りなんだな。


しばらく街を散策し、車に戻る。
「かんてんかん」というところで昼ご飯を食べることにした。寒天ラーメンというのが有名らしい。

途中で電車に合流したので、踏切の待ち時間に急いで車から降りて撮影したやつ。せっかくなので動画として日記に残しておきます。

到着。
「かんてんかん」は、寒天の資料館的なものと併設されていて、奥に飲食店があるような場所だった。

私は「寒天御前セット」というものを頼んだ。

注文した後は結構時間があったので、寒天の資料館(と言っても5分で見終わる内容)を見ることにした。

そもそも寒天なんて海のものなのに、岐阜県の山岡町でなぜ有名なのかと思っていたが、この場所の気候は寒天作りに適しているそう。寒天は夜間の冷え込みが激しく、日中はカラッと晴れている場所が最適で、山岡町はその条件を満たしているため、良質な寒天ができるらしい。
あと、寒天の元である心太は奈良時代からあるが、寒天の製造法が発明されたのは江戸時代になってからだということも書いてあった。
寒天って成分は心太とほぼ同じなのか。知らなかった。

店に戻ると、寒天がお通し的な感じで出されたので食べてみる。
私は心太が苦手で、寒天の元が心太ということを知って大丈夫かと思ったが、割と美味しかった。心太にある海藻の臭みみたいなものが寒天だと無かった。これが寒天だからなのか、質の良い寒天だからなのかはよく分からないが。

寒天にかかっている甘酢がめちゃくちゃ美味しかったな。

私が注文したものがきた。かなり豪勢だ。
寒天はそもそもの値段が結構安いので、これだけ豪勢に見えても意外と値段が安いんだよな。

具材のほとんどに寒天が入っていて、どれも美味しかった。手巻き寿司のように見えるものも実はご飯ではなくて寒天で作られている。これは中にシソが入っていて、かなり美味しかった。

寒天ラーメンは、麺が寒天になっていて美味しかったのだが、食べている途中で一瞬我に帰る瞬間があって、口が騙されているような気がしないでもなかった。

寒天ラーメンとかを食べた後に生姜焼きを食べると旨みがすごくて、やっぱり何か騙されてるのか!?と思った。同じメニューを頼んでいた父親に言うと、父親も生姜焼きがめちゃくちゃ美味しかったと言っていたので、これはシンプルに生姜焼きが美味すぎただけのようだった。

厨房から笑い声や楽しそうに喋る声がたびたび聞こえてきて、店員さんの仲が良さそうなのが伝わってきた。その楽しそうにお喋りしている笑顔のまま接客をしている感じで、働いている本人も、それを享受する客の両方が楽しそうだった。
昨日の宿のオーナーもそうだったが、岐阜県にはチャーミングな人が多いのかもしれない。

道の駅に寄り道したら近くにダムがあるということで、そこにも寄ってみる。

ダムを渡ってみたのだが、かなり高所だったため、私だけ道の真ん中を中腰で通った。私は高いところが苦手なのだ。

家族のみんなは「ココが怖い!」「いやココから覗くのが怖い!」と言い合っていて、どういう状況だと思いながら見ていた。

エレベーターでダムの下側まで行ったのだが、下から見上げたダムも少し怖かったな。


そのあとは「聲の形」の聖地である大垣市に行くことにした。

大垣駅の付近を散策。

新大橋という橋に到着。ここは西宮が将也に告白したけどうまく伝わらなかったところ。映画内で描かれていた風景とは微妙に違う部分があって、「映画ではこれをここに移動させたのか!」とか、「これは邪魔だから描いてないのか」とかがわかって面白かった。

移動して美登鯉橋に行く。

この辺りにはかなり人がいた(何やらイベントをしていた模様)ので、人を映さずに同じ画角というのは厳しいかと思ったのだが、ちょうどいいタイミングで人がどいてくれて、撮影することができた。

他にも何枚か近くで写真を撮った。ここでもほとんど同じ画角で撮ることができたので満足。

少し歩いて大垣公園まで向かったのだが、ここに関しては子供もたくさんいたので満足な撮影はできなかった。

ほとんど同じ角度で撮影できたーと思って後から見返してみると、木の位置が逆側だったので少し悔しい。映画だと手前の木が右側に位置するはずなんだよな。

帰る時間も迫っていたので、短い時間で焦りながらの聖地巡りではあったが、満足だ。

帰りのサービスエリアで唐揚げ丼を食べたのだが、多分間違えて卵がついてきてしまっていた。
ラッキーと思いながら食べたのだが、唐揚げと生卵はそこまで相性がよく無かったので、少し無理やり食べた。ちなみに、手羽先は姉から貰ったやつ。


帰りの車では、後部座席でずっと弟とあるあるを言っていた。不気味な2人。暇を持て余しすぎたことによる、意味の分からない時間。でもやっている最中はめちゃくちゃ楽しかったな。

無事に家に着いて片付けなどを済ました後、少しだけゲームをして寝た。本来なら帰ってきてすぐに日記を書く予定だったのだが、流石に疲れていた(この2日間は本当によく歩いた)ので、寝てしまった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?