「BBQ、飲み会の功罪」2024年4月20日の日記

今日は会社の懇親会的なやつがあったので行ってきた。新入社員は参加費が無料ということで、ほとんどの人が行くらしい。それなら、と私も行くことにした。


バスの中では同居人と隣だったので、色々な話をした。

同居人とは、入寮した時に比べると最近は全然喋っていなかったので少し心配していたのだが、バスの中で色々と喋っていると、どうやら仕事と休みをちゃんと分けたいタイプだということが判明した。仕事関係の人と休みの時も遊んでいるとリラックスできないらしく、ある程度意識的に距離を置いていたらしい。特に仕事終わりだと疲れているということもあって、そういうのを避けていたということ。嫌われているわけでもなかったし、避けられているわけでもなかったことが判明してちょっと安心した。部屋での距離感って微妙に難しいところもあるから、その辺のスタンスが分かったので良かった。


予定は、みんなで地引き網をして、獲れた魚でBBQをするという感じだったので、近くにバスを停めてもらい、ぞろぞろと海へ。にしても会社の懇親会で地引き網って結構変じゃないか?同期とかは嫌がっている人もいたのだが、私は割と楽しみにしていた。やったことがないし、一人ではやろうと思わない絶妙なラインの体験だから。

獲れた魚たち。結局BBQでは用意された魚が出ただけだった。

やってみた感想としては、「こんな感じか」といったもので、特別楽しい感じでも無かったな。少なくとも、もう一度やろうとは思わない。けど、まあ良い経験にはなったと思うので私にとってはプラス。無料だし。

BBQでは、魚、貝、肉や野菜などといったBBQでよく見る食べ物が勢揃いしており、魚の天ぷら、焼きそば、タコ飯などもあって豪華だった。嬉しいぜ。


一通り食べ終わって満腹になったところで、地引き網をしていた海にまた行ってみることにした。皆が水切りをし始めたので、私も腕をふるって参加。格の違いを見せつけるなどした。多分私はかなり水切りが上手い方。昔からよくやってたし。


帰りのバスでもずっと同居人と話をしていた。将来像とかお互いの色々な価値観の話とかもしたのだけど、やっぱ同居人とは気が合うな~。特に、人間関係のやり方というか、スタンスみたいなものが私と結構似ているし、上手くできなさも含めて共感できるものばかりだった。


寮に帰ってきた。しばらく寮でゆっくり過ごした後、同期たちと飲みに行くことになった。お腹はミチミチだったのだが、不思議と居酒屋に着く頃にはお腹が空いていた。

そんでもっててんやわんやの飲み会。ビールやらチューハイやらハイボールやらがどんどんと飛び交っていたので「流石にちょっと......」とは思った。私はチューハイを3杯飲みました。

テーブルの真ん中に座っており、これは2グループのうちのどちらの会話にも参加できていない時の写真。

酒を飲まない人もいたので、その人が可哀想ではあった。私も全然飲んでいない方だったので、かなり損はしたと思う。この辺の支払いの配分はもう少し考えた方がいいとは思うが、結果的に安かったのでオーケー。私は人よりも飲めない人間なので、飲み会に行くたびに覚悟を決めて行っています。

同期たちの酔っている姿を拝めたので私としては充分な収穫だった。特に、同居人は結構露骨に酔っている感があって面白かった。普段からおしゃべりなタイプではあるのだが、声が大きくなって笑い上戸になってといった感じ。

私は酒が入ると本当に喋りたくなくなるというか、ただ見ていたいという気持ちの方が強くなるので、ずっと黙ってニコニコする奴になってしまう。でもそうしているとなんとなく気を遣われているような感じがして、透明になってただこの場に存在していたいと思う。身体が邪魔だった。飲み会の雰囲気は決して嫌いじゃないのだけど、その場に溶け込むことができない自分を毎度意識させられるから、楽しさと辛さが両方来る。楽しんで、大いに笑っていながら、どこかで傷ついてもいて、こんなに複雑な気持ちになることはあまりないから、そのために行っている部分も多少ではあるが、ある。

帰り道、フラフラになりながら歩く石川を見て、「これだけ酔えたら気持ちいいだろうな」と思った。変なタイミングで笑ったり、何度も同じことを喋ったり、呂律が回っていなかったり、そういった正気ではない彼の姿は恐ろしくもあったのだけれど、羨ましくもあった。

飲み会に行って毎回思うのは、正気を失うほどに酔ってみたいなということだ。私はまだ限界まで飲んだことがなくて、どこかでセーブしてしまう節がある。大抵は頭が痛くなり始めたり、眠くなったりしてやめてしまう。でも、たくさん飲んで良いことなんてないのは分かっている。二日酔いとか、嘔吐とか、頭痛とか、酒によって生じるのは嫌なことの方がきっと多い。けれど、私は限界のその先の景色が見たい。そのためには理性が邪魔だ。

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