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「日常に帰宅、誰かと語りたいドラマ」2023年11月18日の日記

9時頃にダラダラと起き、朝は冷凍のピザを食べた。

食べながら早速兄がマリオを進めていたので、見た。相変わらず面白いぜ。
経験値が2倍になるアクセサリーをマロに付けていたらマロのレベルがどんどんと上がり、かなり強くなった。スーファミの方だとマロは早々にお役御免になって使い物にならないキャラだったので、今回はちゃんと活躍してくれて嬉しい。全体技が少ないFPで出せるのが強いんだよな。雑魚を一掃できる。

かなり進めて、ジャッキーの最強を倒すことに成功した。ちなみに、これは多分結構早い方だと思う。ストーリーにはあまり関係してこないのだが、倒すのにかなり苦戦した。

昼は残りの冷凍唐揚げ、あとは枝豆とコーンを入れてチャーハンを作った。この家には枝豆とコーンがありすぎる。


3時頃に広島の家を出て、普段生活している家に帰る。

途中で買ったこれがかなり美味しかった。めちゃくちゃ甘ったるいので、甘いのが苦手な人は無理な味なのだけど、私は好きだった。


家に帰り、姉と母の3人で「いちばんすきな花」の6話を見た。今日の日記はここからが本番です。
リアルタイムで見てある程度メモを取っていたので、そのメモを見返しながら書いていくか。


とりあえず、今回は特に凄かったということを最初に書いておきたい。台詞回しの良さ、動きで説明する良さ、4人の関係性の良さ、4人のそれぞれの良さ、4人が2人でいる時の良さが色々と詰まっていた回だった。しかも次回から4人の関係性が一気に変わりそうな予感がする、変化の回でもあった。起承転結で言うと「転」の部分にあたるのかな。というか、普通のドラマが1話でやるようなことを6話でやっているから凄いんだよな。
今回から友情と恋愛、どっちを選ぶのか!?みたいな展開になっていきそうなのだが、この展開って結構凡庸で個人的にはつまらないものだと思っているのだけど、6話分の積み重ねがあるからこそこの葛藤が効いてくるんだよな。

で、それぞれの好意が明らかになる瞬間をめちゃくちゃサラッとやっているところが衝撃的だった。何気ない会話シーンで決定的なことをサラッと言っている。
というか、この4人ってしばらく前から誰が誰のことを好きなのかが分かっている状態で関係性を保ち続けていたんだよな。そこを全然描かずに前から知ってたよ、という感じで会話していたから流しそうになるけど、視聴者からしたらそこがまずびっくりなのよ。これまで散々匂わせておいてネタバラシを派手にしない尖り方、好きだな〜。

これまで、2人でいることの否定とか恋愛関係になることの否定をドラマの中で散々やっておいて、結局恋愛の話になるんかーい!とツッコみたくなる気持ちもあるのだが、個人的にはシンプルにドキドキした気持ちを優先したい。結局それか......と残念に思う気持ちもあるのだが、それよりもドキドキしている気持ちの方が強くて、6話分の積み重ねが効いてるな〜と感じた。

4人の関係性のバランスが絶妙なんだよな。
ゆくえちゃんと紅葉の関係性については、「元々知っていて好きだった(そしてその好意に気付いていた)けど、関係性を変えるつもりが全くない」という距離感なのに対し、夜々と椿さんに関しては、「夜々側は椿さんのことが恋愛対象として好きで、さらに距離を詰めたい、けど4人の関係性はできるだけ変えたくない(だからゆくえちゃんと紅葉が引っ付いて欲しい)」という、いわゆる普通の恋愛ドラマっぽい感じになっている。
また、ゆくえちゃん・紅葉については、ドラマの外で元々知り合っていて、既に好きだったという、全部がドラマの外にあるのに対し、夜々・椿さんについては、出会いも好きになる過程も全部がドラマの中で描かれているという対称性もある。

これまでは恋愛の否定をしているドラマだと思っていたのだが、それは完全に間違いで、恋愛と友情を対等・同等に描くことが1番の主軸であることが分かった。恋愛の否定をしているのではなくて、恋愛が友情に当たり前のように優位に立っているのを否定しているのだ。1話で赤田とゆくえちゃんの別れを失恋のように描いていたのも、同性同士の絡みをあえて恋愛っぽく見せていたのも、恋愛と友情を同等に描くためのものなのだ。ずっと同等に描いてきて、5話までである程度フラットになって、いよいよここからは恋愛も描いていくフェイズなのだろう。「友人になりたい」「友人でありたい」と同じくらい「恋愛関係になりたい」「好きでいたい」という気持ちも人間の感情として自然なもので、そう考えると、恋愛も描くというのは「人間」を描くにおいて非常に誠実な態度のように思える。


ここまでが初見の感想で、2回目見た時の6話の感想を今から書いていく。


2回目を見ると、それぞれの人物の悪いところが目につく。なんとなく流して見ると4人のことは全然好きになれなくて、ちゃんと見ると4人のことが好きになって、もっとちゃんと見るとまた4人のことをちょっと嫌いになるような、そういうドラマのような気がする。人って嫌なところもちゃんとあって、ドラマだとそれを嫌な感じで描かずに自然と描いているから、流して見ると気がつかないけど、改めて見ると「この人のこういうところ嫌いだわ〜」というのがちゃんと出てきて面白い。嫌なところというよりは、自分とは合わないところ、という方がニュアンスとして正しいか。「この人のこういうところが合わないわ〜」とか、「この人そういうとこあるよね〜」というのが、良さと同じくらいあって、多分現実でもそれは同じで、本当にちゃんと人間を描いているドラマだなと感じる。

姉とあーだこーだ言いながら見てると、私とは違う視点で見ていることも多くて面白かった。この視点の違いは、性格の差もあるのだが、異性の差が大きいような気がする。

姉は、ゆくえちゃんとは仲良くできないと言っていて、私はむしろこの4人の中だとゆくえちゃんと1番仲良くなれそうだと感じていたので驚いた。
ゆくえちゃんは自分勝手で他人に対してドライなところがあると言っていて、これはちょっと納得できた。
今働いている塾で、「別の塾に引き抜かれそうだからこの塾辞めるかも〜」みたいなことを言っている場面なんか、よく考えると結構ヤバいことをやっている。あとはゴミ袋のくだりとかもそうか。コメディーチックに描きながらも、ゆくえちゃんの自分勝手さをサラッと描いている。
この前、「ゆくえちゃんは相談に対して変にアドバイスせずにただ同調していて優しい」みたいなことを書いたが、これも他人に対するドライな態度と裏表な気がしてきた。他人のことをちゃんと見ていながらも、自分から優しくしないある種の冷たさがゆくえちゃんにはある。

でも、人間の良いところと悪いところなんて結局裏表に過ぎなくて、見方の問題に過ぎない。見方が違うからこそそれぞれのキャラクターに対する印象も変わって見える。本当に「人間」を描くのが上手いドラマだ。そして、見方が違う誰かと話しながら見るのにぴったりなドラマだ。


とりあえず感想はこのあたりで終わっておくか。めちゃくちゃ書いちゃったな。あんまり見直してないので、日本語の間違いとか誤字はあとから変えるかもです。


最後に、最後まで読んでくれた人におまけです。

懐疑派の鳩。

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