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「京都一周チャレンジ」2023年9月26日の日記

今日から京都一周トレイルが始まる。

まずはスタート地点である伏見桃山駅まで。

本来ならこの辺りにスタートの標識があるはずなのだが、見つからなかった。諦めて進んでいくことにする。

今回はYAMAPを導入し、道筋を全て記録しておくことにした。そのYAMAPでペースを見たら187%となっていた。今回の徒歩旅はいつもより荷物も多いし、山道もあるからペースを上げすぎないようにしないとな。

住宅街で少し迷ってしまうものの、順調に坂道を登っていき、開けた場所に出た。良い景色だ。

ここめちゃくちゃ迷いやすいので行く人は注意。

山道に鳥居が多く建てられていた。もっとゆっくり見たかったのだが、この辺りには蚊が大量発生しており、急いで山を抜けた。

猫だ。近くの住民が餌をあげており、何匹も寄ってきていた。かなり人慣れしている。

途中で伏見稲荷神社に合流した。
平日の昼間ということもあって、海外の人がほとんどだった。すれ違う人が全員違う言語を喋っていて、肌の色も全然違う。ずっと道を歩いていると、ここがどこだか分からなくなる感覚があった。


この辺りは分岐か多く、私は特に道にこだわっていなかったし、ちゃんと調べてもなかったので、厳密な京都一周トレイルの道とは違うかもしれない。

標識を頼りに進んでいたのだが、いつの間にかコースを外れていた。人が多いと道が全然分からなくなる。観光客が多く通る道に沿って行っていたら違う道に来ていた。かなり下りてしまっていたので、また登らないといけない。今日はかなり余分に道を歩いており、こういうミスは精神的にも落ち込む。

戻ってきた。

誰も通っていない道をずんずん下っていく。

下りきったところで休憩をすることにした。1時間に一回休憩を入れているが、それも短い間だけだったので、ここらで長めの休憩をとる。お腹が空いていたので、スタート地点で購入した巻き寿司を食べた。

休憩していると、近くに住む人に「休憩してはんの?」と声をかけられた。そこから少しだけ喋り、京都一周トレイルをしていると言うと、この先には猿がいるから気をつけてねと言ってくれた。元気が出るね。

その後はまたずっと山道が続く。かなり体力を削られるが、無心で登り続けた。

東山山頂公園に到着。ここからは下りだったので、少し早足で下りた。

この辺の道なんか見覚えあるな〜と思っていたら、ここは東海道徒歩旅の初日に通ったところだった。ちゃんと覚えているものだな。

大文字山を上っていく。

1時間半ほど山を上り、開けた場所に着いた。山頂まではもう少しとなるが、京都一周トレイルコースには山頂は入っていないのでカットすることに。
ここで野営しても良かったのだが、水がもうほとんど残っていないため、先を進まざるを得なくなってしまった。蹴上駅付近から急に自販機やコンビニが無くなったので、行く人は注意だ。

広場で疲れ果てて休憩していると、山から下りてきた外国の人が通りがかって、静かに手を振ってくれた。疲れ果てていたのでお辞儀だけしたのだが、思い返すとなんとなく良い瞬間だった。

ここから下っていく。上ったり下ったりを繰り返していると、進んでいる気がしない。

やっと街っぽいところに出てきた。現在の歩行距離が約23キロ。
平地だったら23キロくらい大したことないのだが、山となるとかなりしんどいんだな。これは過去一過酷な挑戦を始めてしまったかもしれない。

もう食料も水分もほとんど残っていないので、かなりの寄り道になってしまうが、スーパーに寄る。色々なものを買い、荷物は重くなったが最強となった。これでどこまでも行ける。

スーパーの後はしばらく平地だ。平地だとまだまだ歩ける気がする。

歩いていると、すっかり夜になってしまった。これから山に入るのはかなり危険だ。悩んだ結果、少しだけ山に入って適当な場所でテントを張ることに。

あっ.......。


泊まる宿も特に考えていないし、2日目以降もどこかにテントを張ればいいや(テントが張れそうな場所の情報も出ていた)と気軽に考えていたので、手詰まりになってしまった。イノシシならともかく、クマが出たらどうしようもない。テントを張るのも危険だ。1人だし。

体力もかなり限界が来ていたので、そのまま帰るのもありかなと思ったのだが、どうにも面白くない。せっかく京都に来たのに消化不良で終わるのは勿体無い。

明日帰ることは決めたのだが、もう少し歩きたい気持ちもある。ということで、自分の家により近い方向にある駅に歩いていくことにした。

もう地図を見る必要もないので、方向だけをなんとなく確認しながら適当に歩みを進める。

橋。

これは折角買った水を捨てるのは勿体無いのではと逡巡している写真。

誰もいない。


京都河原町駅に到着。ここから四条駅にあるネットカフェまで向かい、そこで夜を明かしてから帰るというプランだ。

河原町の通りには人が大勢いたのだが、登山の格好をしている人物は1人もおらず、完全に場違いの人間と化していた。間違えて高級そうな飲み屋街に入ってしまい、しばらく俯きがちに歩いた。

河原町駅から10分ほど歩いたら到着。到着したのは大体10時頃だった。そんなこんなで明日に続きます。

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