「生傷の絶えない会社です」2024年7月30日の日記

タイトル、「生傷の癒えない会社です」と迷いました。細かい怪我が多い。元気ではある。


仕事。今日は何かしんどかったな。精神的には全然楽なのだけど、肉体的にしんどかった。最近は作業を自分でやることも増えてきて、暑い中で荷おろしなどをやらなければいけないので、ハードになってきている。まあ、それでも定時で上がれてるから良いんだけど、これから残業が増えていくと考えると恐ろしくなる。あとは作業も完全に一人でやらないといけなくなるので、大変。できるかしらね。


夜、なんとなくギターの動画を投稿したら、高校の時同じ部活だった人から連絡がきて、Instagram上で軽くやりとりをした。内定を辞退して今は消防士を目指しているらしい。高校を卒業してからほとんど会ったことがないから、私は彼の大学時代の四年間を丸々知らない。そういえば彼は部活で初めてできた友達で、一緒に学校の外周を走りながら喋った記憶がある。
時々、こうやって私の人生で過去になってしまった人がフッと姿を現す瞬間があって、嬉しさや懐かしさや寂しさで胸がいっぱいになる。連絡をくれたことの嬉しさ、高校の時よく喋っていた時の懐かしさ、今は会わなくなってしまっている寂しさ、受け止めきれないほどたくさんの感情が、全部、一気に襲いかかってくる。たまにそれがどうしようもなく苦しくなることもあるのだけれど、今日はシンプルに、嬉しい気持ちの方が強かった。


『海のはじまり』第5話を見ました。以下はネタバレありの感想です。


・今回は笑える場面がかなり多かった。冒頭の夏と朱音さんのやりとりとかも面白かったし、途中の夏と弥生の会話とかも笑いながら見ていた。

・笑える場面が多かったと書いたけど、泣ける場面もめちゃくちゃたくさんあったな。物語的にはそこまで大きな展開もなく、大事な情報の開示とかもあんまりない、繋ぎの1話という感じがしたのだけど、私はかなり好きな回だった。重いシーンが少ない分、何回も繰り返し見たい回。

・夏と弥生って、1~3話までそこまで恋人っぽい関係性が描かれていなかったような印象があるのだけど、どんどんそういう部分も描かれるようになってきて、良きです。髪結ぶの練習しとく?のシーン好きだな~。

・朱音さんと海がグラウンドで白線沿いに歩くシーンも好きだった。「みんなで考えよう」「夏くんもみんな?」「うん、みんな。家族みんなで」というやりとりのあとに弥生を映すの、やってんね~!という感じがした。弥生は「みんな」、「家族」に入っているのかという問い。

・今回は特にだけど、本当に優しい家庭で温かい家族の形ばかりが描かれている。弥生の家族はそこまでうまくいっている感じではなかったっぽいから、温かい家族たちが描かれるたびに弥生のことを考えてしまってちょっと泣いちゃう。本当に弥生には幸せになって欲しい。

・水季と夏の母親も重ねてくるのか。ほんと凄すぎ。

・今回も水季と弥生の対比があった。美容院に行く時間とお金がなかなかできない水季と対比して、好きに美容院に行くことのできる弥生。

・津野というやつは本当になんでそういうことを言っちゃうかな。自分が必要ないとか言わないで~、と思っちゃう。

・「血でも法律でも繋がっていないですからね、弱いもんですよ。側にいただけの他人なんて」という津野の台詞が印象に残っている。悲しいしさみしいことだけど、それが現実なんだと思う。実際に海や夏みたいな人たちがいたら、津野なんてあっという間に海とは会わなくなってしまうだろうし、海の人生にはもう関わらなくなっていくだろう。このドラマは、そんな津野みたいな人を離さずにずっと描いてくれる。海にとっての主要人物じゃなくなりつつある人物を、ちゃんと描き続けてくれる。

・弥生が外側にいることはこのドラマでずっとうっすら描かれているけど(これからどうなるか......!)、津野はそのさらに外側に位置する人物で、これから津野と海がどのような関係性になっていくのかについては凄く興味がある。大人は何か役割がないと子どもと関わることがなかなかできないから、普通だったらこのままフェードアウトしていくんだろうけど、どうにかこうにか関わりが続いていくような気もしている。というか、続いて欲しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?