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「沖縄旅行3日目~家族と合流編~」2024年2月23日の日記

5時に一度起きて、次は8時くらいに起床。宿のベッドがフカフカすぎて、少し腰が痛い。
しばらくして弟も起床。よく眠れたということで、体調も良さそうだった。


9時頃に出発し、まずは奥武島に行く。ここは猫がたくさんいるそうで、ほとんど行く場所を決めていなかった私たちが行こうと決めていた数少ない場所だ。

数十分ほど漕いだら島に到着。ゆっくりのペースで島内を走りながら、猫を探す。

猫がいたので、近くの駐輪場に自転車を停めて猫に近づく。この猫はかなり人慣れしていて、撫でるととても嬉しそうに目を細めた。「にゃあ」と鳴いて、むしろもっと撫でてくれと催促するかのように頬を手に擦り付けてくる。忙しなく私と弟の側をいったりきたりして可愛い。

他にも猫がいないか探していたら、渡ってきた橋の近くにいた。この猫も凄く人懐っこい。近くに座ると、猫の方からこちらにやってきて、あぐらをかいて座っている弟の足の上に乗り始めた。いくら人懐っこい猫でも、足の上に乗ってくる野良猫というのは早々いない。

寝始めた。警戒心というものが全くない。

猫を可愛がっていたら、おじさんが来て、冷たい缶のココアをくれた。そこの自販機で当たったから一本あげるということだ。ありがたく頂戴し、弟と分けて飲む。おじさんはココアをあげるとすぐにどこかに行ってしまった。人懐っこくないおじさん、と頭の中で思った。


その後も何匹か猫がいたが、これだけ人懐っこい猫はこの2匹だけだった。

島を出発。


昨日よりも気温が高く、さらに道も緩やかなアップダウンが続き、体力がどんどん削られていく。今日は家族で合流して顔合わせの場所に間に合わせないといけないので、時間も気にしなければならない。

休憩。

知念岬に到着。一面の海。それにしても沖縄の海は水色が強くて本当に綺麗だ。岬には多くの観光客がいたが、それも頷けるほどの眺めだ。


岬を越えてからは街に入る。歩道が綺麗に舗装されていないため、車道を走ったのだが、交通量も多くて精神的にも疲れた。

昼は「レストランカイヤン」というところで食べた。私はミックス定食を注文。ご飯が白米か五穀米か選べるそうで、五穀米にした。セルフでおからが食べられるというので食べたが、美味しかった。おからと一緒に色々な野菜を煮た感じだ。

到着。鶏肉の唐揚げ、トンカツ、魚の天ぷらという最高のバランス。野菜にはシソが入っていて、これも美味しい。

一番右の天ぷらがめちゃくちゃ美味しかった。魚の天ぷらだと思うのだが、食べたことのない食感で、食べた瞬間に口のなかでとろけるような感じがして、普通の魚の天ぷらよりもかなりみずみずしい感じがする。お会計をするときに店員さんに何の魚か聞いてみたら、「バサ」という魚だという。知らなかったので店を出て調べてみると、淡水魚でナマズの仲間らしい。おそらく、みずみずしく感じたのは魚が筋肉質ではないからだろう。ナマズはずっと水の底で獲物が来るのを待つタイプの魚だから、動きまわって捕食する魚よりも筋肉質ではない。魚の種類を聞いて味や食感に凄く納得した。普段は店員に話しかけるとかほとんどしないのだけど、聞いてみて良かった。


その後は那覇に向けて自転車を漕いでいくのだが、より交通量が多くなり、さらには狭い道も増えてきて、小雨ではあるが雨も降ってきた。仕方なく屋根のある場所で休憩することにした。午前中に距離を稼いでいたので、約束の時間には充分間に合いそうだ。

橋を渡っていると、マングローブが見えた。最初川かと思ったのだが、よく見ると沼地になっている。近くにマングローブが見られる施設があるらしいので、行ってみることにした。

施設に行くと、兄と兄の交際相手がちょうど出ようとしているところだった。兄と兄の交際相手の方は一昨日那覇空港で別れたのだが、まさか再開するとは。凄い偶然だ。

2階には寝転べるスペースがあり、図鑑などの本もたくさん置いてあった。人も来ないし静かだったので、しばらく寝転んで過ごした。

お絵かきができるスペースが1階にあり、シジュウカラの色を塗った。

休憩も終わり、外へ。ここから木道がしばらく続いていて、マングローブの中を見ることができる。カニやエビ、魚も結構近い距離で見えた。マングローブの中からは、パチパチという音が高頻度で聞こえた。どうやらテッポウエビの音らしい。それとは別に、シュワシュワというような音も聞こえて面白い。

施設を出て自転車を返す。


自転車を返した後は、家族と合流するために今日家族全員で泊まる予定の宿に向かう。


まだ合流するまでに時間があったので、坪屋やちむん通りという通りを歩くことにした。

猫がいた。写真を撮っていると、店の人に話しかけられて少し喋った。地域で飼っている猫で、この通りには他にもたくさん猫がいるらしい。寄り道して良かった~。

宿に到着。そして家族とも合流。6人全員が集結した。シャワーだけ軽く浴びて、再出発。


今回の旅行の本来の目的である、兄の交際相手の家族との会食に行った。相手方がレストランを予約したということなのだが、値段を調べてみたら、コース料理で15000円もした。しかも、家族6人分の料金を相手方の家族が全て支払ってくれるというのだから驚きだ。それを聞いたときは「タダで高級料理が食べれるぜー!」と思っていたけど、実際に来てみると「ほ、本当にいいんですか......?」という気分になってくるな。

1品目。「シェフお勧めオードブル【世界三大珍味】 鴨フォアグラのプリン、オシェトラキャビアと魚介類、トリュフリゾットのアランチーニ」。私、頭がパンクしそうです。

「蝦夷アワビのフリカッセ アワビの肝ソースを添えて」。アワビってあんまり食べたことなかったけど、美味しい。フリカッセの意味はよく知りません。

「オマール海老と旬鮮魚のソテー アメリケーヌソース」。鯛の皮が炙られてパリパリになっていて美味しい。アメリケーヌソースの意味はよく知りません。

そしてこれがメイン。A5ランクの佐賀牛のステーキだ。脂が乗りに乗っていて美味しい。2切れで充分。高いお肉って他にも結構食べてきたけど、どれも同じくらい味で違いがあまり分からない。お肉の上限は分かってきた感じがする。

デザート。盛り付け方が綺麗すぎる。一品一品に心血が注がれているのが分かる。


私はテーブルマナーとかを全くと言っていいほど知らないし、普段ナイフとフォークなんてほとんど使う機会がないから、かなり神経を消耗した。それに加えて、何か話を繋がないといけない、盛り上げないといけない的なプレッシャーもあって(実際はほとんど貢献できていなかったが)、帰る頃にはヘトヘトになってしまっていた。


無事に顔合わせも終わり、宿へ戻る。疲れていて、誰よりも早くベッドに入って眠った。

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