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「月と散文を読む夜」2023年3月24日の日記

いくら寝ても眠気がとれず、10時くらいになって仕方なく起きた。体が怠い。


コンビニで印刷するものがあったので、コンビニまで出かける。近くには書店があったため、印刷した後に寄ってみる。


何か楽しみにしている新刊があったような気がして、平積みされている本を眺めていると、又吉直樹の「月と散文」が目に入った。
これだ、と思い出した。

パラパラとめくって少しだけ読んだ。間違いなく面白いと確信して購入することにした。

又吉直樹は好きな作家の1人だが、たとえ好きな作家だからと言って、その作家の書いた文章が全て面白いとは限らない。文章や物語には相性というものがあるからだ。けれど、稀にこの作家の書く文章は全て面白いと思えるような作家が存在する。その作家が他の作家に比べて特別凄いというわけではなく、その作家との相性がめちゃくちゃ良いのだと思う。彼は私にとってそのうちの1人だなと思う。
作家は、当たり前だけど私のことなんて知らない。あえて少し変態的な書き方をするならば、いつになっても私は片想いのままであり、私からしか作家のことを認識することはできないのだ。

レジに本を持っていく。ちょうど図書カードが500円分あったから、それを使う。他にもないかと財布の中を漁ったが、クシャクシャになった領収書やレシートが入っているだけだった。仕方なく1000円札を2枚出した。

お釣りを財布に入れるまでの間が本当に苦手だと思う。
お釣りを財布の中に入れる間、店員が私の手元を凝視しているのが分かる。レジから立ち去るまで他の作業をしてはいけないという決まりがあるのだろうか。どれだけモタモタとしていてもじっと私の手元を見て、お釣りを待っている。
見られているのを意識するほどに、手元はもたつき、震える。あの時間は永遠のようにも思える。本を片手に持ったまま、レジから離れる。「ありがとうございました」の「ました」が聞こえないうちに店を出て、しばらく歩いてから本をリュックの中に入れた。


家に戻ってきた。

どうにも眠く、昼を食べた後はまた眠ってしまった。アラームを15分後にかけていたのだが、15分経っても眠気が取れず、仕方なくもう15分眠って、さらにもう15分眠って、眠気がとれないままに起きた。


起きてからは説明会をWeb上で受けた。


母親が祖母のところへ向かっているので、今日から2日間ほど母親が家にいない。皿を洗って、風呂を洗って、夜ご飯を作った。

パスタにするかドリアにするかで自由に選べるような形で夜ご飯とした。私はドリアにした。

夜に長年冷蔵庫に眠っていたよく分からないジュースを飲みながら(美味しかった)、「月と散文」を読んだ。面白い。
読んでいると、不思議と自分の過去の記憶を思い出したので、軽くメモに書いた。

1時間ほど本を読み、半分ほど読み終わった。

本を読んでいるとだんだんと眠くなってきたので、そのまま眠ることにする。本を読んでいるうちに眠たくなる感覚は、久しぶりのような気がした。

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