「カラオケ行こ!、冷蔵庫の登場」2024年4月13日の日記

実家にて目覚める。実家だとなぜか目覚めがあんまり良くないんだよな。安心するからなのか、居心地が悪いからなのか、どっちなんだ。


映画『カラオケ行こ!』を見た。公開当時から散々話題になっていた映画だけど、話題になるだけあって良い映画だった。原作は絵が苦手で読んでいなかったのだが、これは原作も読むかもしれないな。

・BL要素があるというのをこの作品の前情報としてなんとなく目にしていたのだけど、全然そんなこと無かった。いや、そう捉えることができる要素はあった(綾野剛の色気が凄くて、えっちだ......と普通に思ってました)のだけど、そこまで露骨な感じではなく、コメディー要素が多かったなという印象。

・岡の、優しさと仕方なさで行動する感じめちゃくちゃ好きだったな。

・あと、岡の母親が父親に鮭の皮をあげるシーンもめちゃ好きだった。あの生活の続きを見せられてる感じ。私たちがたまたまあのシーンを見ただけで、ずっとそういう生活があるのだと思わされる。他の作品でも、そういうシーンはもれなく好き。あのシーンはギャグっぽく描かれていたので筋違いなのかもしれないけど、ちょっと感動してしまった。

・岡、和田、中川の3人が校舎の外で言い合うシーンがこの映画の中で一番好きだった。コントを見てるような感覚もあるし、立場がどんどん入れ替わったり、話が次々に展開していくセリフ劇が気持ち良すぎる。あのシーンはめちゃくちゃ笑いながら見てました。

・その後の、岡が狂児に噛みつく場面も好きだった。自分の切実な悩みが大人によって「理解」されてしまう辛さ、「青春」として良い方向に勝手に消化されてしまう怒り、恥辱、みたいなものの感覚はまだ私の中にも物凄く根強く残っていて、そこが上手く描けていたと思う。

・そして和田、お前も主人公だよ......。


映画を見ていると、祖母が二階に上がって来た。私が帰ってきているのを見て、仕事はどうなのかと聞いてきた。「まあ、すぐ辞めるってことはないな」と冗談半分で言うと、「辞めるってあんた......笑」と祖母も苦笑いしながら言っていた。

祖母の言葉から「普通の」人生への圧力を感じるようになったのはいつからだろう。その後、人気の就職先がランキング形式になっている新聞の記事を渡された。弟に渡しておいてくれということだった。分かったと返事をして、その快い返事を打ち消すように捨てる新聞のところへ乱暴に入れる。


実家に兄が一人暮らしをしていた時に使っていた冷蔵庫が余っており、寮にそれを持っていくことに。父親に頼んで車を出してもらう予定だったのだが、ついでにドライブをしようということで母親と姉もついてきた。冷蔵庫と家にある本を少し積んで出発。

途中で渋滞に巻き込まれたりもしながら、なんとか寮の前まで到着。同居人を呼んで、一緒に冷蔵庫を運ぶ。結構重かったが、部屋まで運べた。これでまた生活が豊かになるぜ。

持ってきた本も並べた。まだまだ容量がたくさん残っている。家にある本もまだ残っているので、また実家に帰った時に選別して持ってこよう。

夜は食堂に行って食べようと思っていたのだが、車の中でおにぎりとパン食べてしまってお腹が空いておらず、寮から出るのも面倒だったのでこれを夜ご飯とした。油断すると毎回こういうご飯になってしまいそうなので、意識的にちゃんとした食事をする必要がある。

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