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「護られなかった者たちへ」203年12月28日の日記

昨日は寝るのが遅かったので、起きるのも遅かった。しばらくダラダラした後、朝ご飯を食べずに昼ご飯を食べ、本屋に出かけた。


道を歩いていると、黒猫に遭遇した。黄色い目をした猫と目が合う。猫はギョッとしたように目を見開き、慌てて逃げていった。猫は何かを咥えていた。


本屋には今時珍しく椅子がたくさん置いてあって、ゆっくりと本が読めるようになっている。私が今住んでいる家は本を置くスペースがもうほとんどないので、本がたくさん買えない私にとっていい場所だ。申し訳なさはあるけど。
板倉俊之『屋上とライフル』を読んだ。それなりに面白かった。


家に帰り、『ドラゴンタトゥーの女』という映画を見た。なんか複数シリーズがあるみたいだけど、私が見たのはデビッド・フィンチャーが監督のやつ。

オープニング(?)がめちゃくちゃ格好良かった。今からただならぬものが始まる予感。

中心となる2人が出会うまでに1時間以上もあって、別々の場所で出来事が進んでいくので、序盤はちょっと退屈な感じがした。

「ドラゴンタトゥーの女」というタイトルだけど、タトゥーが全部見えてたカットって無かったかもしれない。割と性行為をしっかり描くし、全裸になる場面も多々あったけど、背中のタトゥーが全部くっきり見えてたカットは印象に残ってない。薄着の時に頭の部分だけが映っていたカットは覚えてるけど。見落としているだけの可能性も充分にあるし、もし記憶が正しかったとして意図もあんまり分からないままだけど。

ラストがめちゃくちゃ良かったな。今までああいう終わり方ってあんまり見たことないかも。容赦がない。

ラストの展開もそうだけど、全体的に説明を丁寧にするような映画では無かったのと、2人が出会うまでの説明パートがかなり長かったのと、色々含めて視聴者に優しくない映画だった。これは割と良い意味で使っています。

夜に餃子を焼いたのだが、全然上手くいかなかった。水と油が必要ないやつっで失敗する確率が高くなるのでちょっと嫌だな。普通に焼いたらほとんど失敗しないのに!
私の後に父親がもう1パック焼いたのだが、こちらは成功していた。


『護られなかった者たちへ』という映画を見た。最近見た日本の映画の中ではかなり良かったんじゃないか。

震災から始まり、その影響によって生活保護受給者が増え、不正受給者も増え、徐々に網目から漏れ出す人が出てきて、被害者が出てきて、そして加害者も出てくる.....という物語の流れが綺麗だった。震災の描写とか、経験した人のセリフとかを見ていてもかなりちゃんとしている映画だった。

サスペンス的な要素も大いにあり、どんでん返し的な展開もあった。母親と姉と見ていたのだが、母親が見事に先の展開を予想していて驚いた。流石、ドラマを死ぬほど見ているだけある。私は全然予想できなかったです。
女性が1人で全部やったというのは多少無理があるかなとは思った。


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