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「少しずつ空気は澱んでいく」2023年1月22日の日記

母親は買い物が趣味だそうで、今日も買い物についていくことになった。弟も荷物持ちとして同伴させた。一昨日と昨日行ったところとはまた別の場所だ。

歩くと15分くらいかかったが、昨日行ったスーパーと時間的にはあまり変わらなかった。

レジが結構並んでいて、弟が「並ぶのだとレジの列が1番嫌いかもしれないな」と言っていた。もっとあるだろと思って考えてみたが、しっくりくる例は思いつかなかった。意外にも並ぶという経験はないものだな。

母親がスプラトゥーンに興味を示していたので、試しにやらせてみると、案外楽しそうにプレイしていた。その様子を動画に撮り、「こうして異文化理解は進むのである」と兄にLINEした。


夕方頃、母親と姉が少しだけ揉めていた。揉めていたというより、姉の言葉を母親が悪いように感じ取り、それに対して母親が怒っているような感じだった。
私は「母親が間違ってるなー」と思いながらそのやりとりを見ていたが、同時に、「悪く言ってるように聞こえたから怒った」という理屈は果たして正しいんだろうかというようなことを思った。言った側に悪意は無かったが、言われた側が悪意を感じとってしまった場合、基本的には言った側が悪いとされ、謝らなければならない。この構図に少しだけ違和感がある。
怒りという感情を持ち出しているのが卑怯に思えてくる。大人な対応をした方が言い負かされたみたいな立場になるのはおかしくないか、みたいなことも考える。
言ったもの勝ちの社会は気持ち悪いし嫌だと思うけど、そこには言わないと意思は伝わらないよねという矛盾みたいな構造もある。


話がズレてるしまとまってもないけど、日記だから意識せずにそのまま書きますね。


「怒る」というのは、自身が不快に感じた強いメッセージとして機能しうるが、怒ってばかりの人に対しては周りも慣れていき、徐々にその機能は失われていく。
結局本当に許せない時、たまに発動する怒りというのが強い効果を発揮するのだと思うが、怒りというのを出すのにもコツが必要で、たまにしか怒らない人はその怒り方を忘れている場合も多い。だから、残っていくのは「常に怒ってばかりいる人」と、「怒り方を忘れてしまった人」ばかりになってしまうんじゃないか、みたいな懸念。懸念?

何にせよ、理不尽に怒られたにも関わらず、不満を口に出さずに比較的大人な対応をしていた姉は偉い、偉い?偉いのか分からないけれど、穏便ではある。大人だなと思い、けれど私もそうするだろうなという実感があった。

姉はまだ実家で暮らしているが、最近は外により心地の良い居場所があるようで、出かけていることが多い。一人暮らしをする時は、「逃避」や「離脱」じゃなくて「新しい挑戦」とか「心機一転」とかであって欲しいと願うばかりだ。

これは、自分の悪い部分に気づかずにだんだんと人が離れていく様を見るのは堪え難いという話でもある。


私にしか分からないような話ばかりしてしまったかもね。濁した部分はその人のプライベートがあるからです。

これを読んだ。

バブル期、リーマンショック、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などにも触れながら当時のことを回想するエッセイ。

全体的にノスタルジックな雰囲気と昔を懐かしむような寂しさがあった。今を批判するわけではない、ただうっとりと懐かしむような質感で、少しずつ変化していく大阪の街が描かれている。

あとがきでは言葉の暴力性とか、強さについて言及されていて、信頼できる作家だと思った。

食べた。普通に美味しかった。
食べた。普通のやつの方が美味しかった。


夜の10時くらいに外で「バイバ〜イ、気をつけてね〜!」という大きな声がして、「物語の一場面に出くわしたみたいで素敵だな」と思った。「誰かが別れてるな」と冗談っぽく呟いたら、近くにいた母親が「うるさいなぁ」と呟いていて笑った。同じ現象を見ても、こうも捉え方が違うのだ。これが他人かぁ、と少し嬉しくなった。


ちはやふるを16話まで見た。

5話時点で新がなぜカルタを辞めてしまったのかがイマイチ分からなかったのだが、ようやくバックグラウンドが明かされて、納得感があった。

太一と千早のカルタスタイルの違いで、思考する場面の違いが見られるのが面白いな。
千早は割と感覚派だから、思考している時の言葉は気持ちとか気合いとかが多い。一方で太一は頭脳派で、「この札はもう読まれたから.....ここで取れる」みたいな思考が多い。

16話が特に良かった。

好きなシーン。

太一が千早とライバルが試合している場所に入ろうとする時に、読みの最初の音と襖の音が被らないように一拍開けてから入るシーンと、同じく太一が会場から去る時に足音と読みの音が被らないように一歩留まるシーン。

「泣くな。俺はまだ泣いていいほど賭けてない。悔しいだけでいい。」という太一の言葉がめちゃくちゃ良い。太一が私の中でかなり好きなキャラになっている。


今日はバラバラの時間に日記を書いて、それを融合させる形で構成していったので、文章が一貫していなかったり、情緒が変になっている。でも日記ってそういうものでしょ!?

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