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「チョコレートの味が分からぬか」2023年2月17日の日記

今日やろうと思っていたことが何もできないままに今日が終わろうとしており、やんなっちゃうところではあるが、実際それほど必要なことではないし、明日やろうと思えばできることなのでそれほど落ち込むことではなかった。


午前中はまた説明会的なものに出た。
web上なのでそこまでストレスもなく、上だけスーツを着るといっただらしない感じで出た。明日は全身スーツを着なければならない場面があるので、嫌だなぁと今から思っている。


Netflixで「映画大好きポンポさん」を見た。

アニメ映画の中で、映画を作る話をやっていて、私は物語の中で物語を作るような二重構造の話が結構好きだ。話自体も面白かった。

演出面も面白い部分が多くて、まず視点が変わりつつ時系列も前後して、合体していくような構成がめちゃくちゃ面白い。
ジーンの物語を最初に追っていって、ジーンとナタリーが交錯する場面で一気に時系列が遡って、ナタリーの視点で物語を追っていって合流する、みたいな演出はかなり良かった。短い間の伏線回収みたいな感覚があったな。
車のワイパーとか飛行機雲とかを使った場面転換の仕方も面白い。

映画作りの中でも地味とも言える編集の場面では、ジーンの動きがダイナミックに描かれていたり、空想世界みたいなところに入り込んで自らが剣を持ってカットするみたいな演出(ちょっと説明が難しいが)が描かれて、映画の中でも1番ダイナミックな映像になっていた。

映画内でポンポが「映画は90分がベストだ」ということを言っていたが、実際にこの映画も90分で終わっていて、他にも、映画内で登場人物が言った発言をそのまま映画内で実践していたり、エンドロールの場面でもメタフィクション的な部分があって斬新だった。

あとは声も魅力的だったな。
ポンポやマーティンなどは実力もあって有名な声優が担当していたのに対し、主人公のジーンや女優経験の浅いナタリーの声は声優をやっていない人が担当していた。
正直違和感はところどころあったのだが、映画を見終わって考えると、そのミスマッチ感がいい味を出していたというか、2次元と3次元が混ざり合うような感じでうまく取り入れられていた気がする。

映画内で、72時間の素材を短くカットしていく場面があったと思うが、実際の映画作りもそんな感じなのかしら。私は映画に全然詳しくないので分からないが(後で調べてみます)、普通の映画もそんな感じで作ってるのだとしたら凄い労力だ。
カットとかをあらかじめ決めておいて、撮影ではある程度それに沿って撮っていく作業かと勝手に思っていたのだが、色々なパターンや角度から何回も撮り直し、それを編集で組み合わせたりカットしたりして作っていく感じなのか。


母親が病院に行っており、帰りが遅くなるとのことで私が晩御飯を作ることになった。

鶏肉とほうれん草としめじを炒め、バター、にんにく、醤油、砂糖、塩胡椒で味付け。
あとは味噌汁を作り、他は何も思い浮かばなかったので惣菜を姉に買ってきてもらうことにした。

夜ご飯を食べている時、家でプチ事件が起きたのでそれで盛り上がった。

説明が少し難しくなるのだが、発端は昨日の夜、私が軽いイタズラで姉のチョコレートの中身をホワイトチョコレートからブラックチョコレートに変えておいたことから始まる。
袋を丁寧に開けて、同じ形のチョコレートを味だけ変えておいたのだが、今日の夜になっても姉がそのことについて触れないので、チョコレート食べたのかと聞くと、普通に食べたとのこと。
そこで私が変えたチョコレートがどこかにいったのではないかという話になり、父親が食べたんじゃないかとか、父親は机の上にあるものは食べないだろうとか、この中に嘘をついている人間がいるんじゃないのかなど、色々話し合った挙句、父親も食べていないことが発覚した。
どうやら姉がホワイトチョコレートだと思ってそのまま食べた線が濃厚だが、流石に気付くとは思うんだよな。
試しに変えたものと同じチョコレートを食べ比べしてみたのだが、明らかに味が違う。
姉の舌が馬鹿すぎるのか、はたまた誰かが食べて嘘をついているのか。未だに謎のままである。


この動画が良かった。

彼らの動画は結構前から見ているのだが、友人とYouTubeを一緒にやり、それを仕事にしていく難しさみたいなものをめちゃくちゃ感じているんだろうなというのが伝わってくる。
サブチャンネルの方も多分全部見ているのだが、本当に飾らない姿を全部動画にしてくれるので応援のしがいがあるというか、応援したくなる人たちだ。

「最悪のビジョンとして、俺たち一緒にYouTubeやってなかったらもっと友達でいられたのかも知れないって誰かが言いそうな気がした」という岩田のセリフは聞いててなぜか熱い気持ちになった。
友人たちで結成しているグループなのに、やっぱり遊びじゃなくて「仕事」という意識が強くて、だからこそ友人としてやっていくのか、ビジネスパートナーとしてそれなりに距離を置いてやっていくのかの境界線みたいなものは凄く難しい問題だと思うし、彼らの中でも葛藤があるんだろうなっていうのがサブチャンネルとかを見ているとヒシヒシと感じる。

彼らは動画の量よりも質という部分を大事にしてきて、昔は1ヶ月音沙汰もないことなんてよくあったし、コスパの悪い中でよく方針を変えずにやってこれたなと思う。やっぱり動画本数が少なく投稿頻度も少ないとなかなか儲かる仕事にならない中で、それでも求められるものがあるという状況はかなりプレッシャーとストレスがあったんだろうな。
昔はメンバーシップもグッズ販売もBlu-ray販売もしておらず、本当に動画だけで収益をなんとか得ようとしていたから、その時期は本当にお金の面で苦しんでいたんだろうなと思う。実際にサブチャンネルでそのことを言う回もあったな。

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