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「雪はまだ溶けていない」2023年1月26日の日記

今日も今日とて日記を書きます。


昨日はなんか色々と書いちゃったな。日記を始めた当初はそこまで個人的なこととか、感情を書くつもりは無かったのだけど、徐々にインターネットに自分の文章を書くことに慣れてきて、なおかつ筆が乗ってくると思考だだ漏れみたいな文章になってしまった。まあ、もうそういうことも気にしないことにする。

昼を食べてからレポートを書くために大学へ。


外はまだ雪が少し残っていた。日の当たらない部分は特に残っている。

溶けて凍ってを繰り返しているのか、家の階段がツルツルになっていてかなり危険だった。祖母も使うから、少し心配ではある。明日も残っていたら綺麗にしようかな。


レポートを提出し、大学の図書館に行った。

https://note.com/kakkokari_note/n/n07f28d48998a

この日に途中まで読んでた加藤シゲアキの本を読破した。
羽田圭介の「渋谷と彼の地」の感想について、もう少し書いておく。

日本のどこかで地震が起きたら同情するし、戦争が起きたとニュースになれば関心を寄せる。けれど、その関心というのは大抵の人は長く続かない。地震から10年も経てば皆被災地のことなど忘れてしまう。たとえ地震が起きる前の生活には全く戻れてない人が大勢いても、時間が経つにつれて忘れられてしまう。皆自分の生活のことで精一杯だし、全てのことに頭を突っ込んでいれば時間がいくらあっても足りない。どれだけ酷いことが起きようが、関心には限度がある。
それは仕方のないことなのかもしれないけれど、その仕方のなさにはとてつもない残酷さが眠っている。
このエッセイには、仕方ないと割り切ってしまいそうになっている筆者自身の自戒が込められていたような気がして、そして、その問題というか、どうしようも無い、解決しようがない「仕方なさ」を私自身にも突きつけられたような気がした。


図書館内をぶらぶらしていたら、たまたま千原ジュニアの「14歳」という本を見つけたので、読んでみた。
感想から言うと、めちゃくちゃ泣いた。
普通に大学の図書館で読んでいたのに、涙が流れてきたから焦った。
特におばあちゃんとの旅行シーンは良かった。1人でも味方がいると、救われるのだとしみじみ思った。

羽田圭介の「黒冷水」も読んだ。
かなりとんでもない小説だったし、これを17歳で執筆したというのが信じられないくらい出来すぎていた。狂気的でありながら、構成は見事だし、最後までハラハラしながら読んだ。
重たい話だったこともあり、読み終えた直後はぐったりとしてしまった。この頭が揺れている感覚は久しぶりだ。
作品自体は間違いなく面白かったし、完成度も高いと思ったのだが、好きな作品というわけではなかったなぁという印象。私は作品を割と引きずってしまうタイプなので、なんかしばらく落ち込んでしまった。


帰りのバスでは完全に寝てしまっており、停留所1つ分を歩いて帰った。たいした距離ではない。
バスや電車で寝た後は寝起きの時よりもすっきりしていて不思議だ。


少し遅くまで大学にいたので、家に着いたのは8時半頃だった。

そこから風呂に入り、晩御飯を食べる。家族は食べ終わっていたから、1人でYouTubeを流しながら食べた。
肉が美味い。肉が美味いということを伝えようとしたが、部屋には私と寝落ちしている母親がいるだけであったから、何も言わなかった。
何も言わなかったから、こうして日記に書いているのかもしれないと思った。

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