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「甘いもので構成された身体」2023年12月22日の日記

noteで2023年の創作の記録が出ていた。

よ、4万回も読まれているですか。びっくりして語尾が変になっちゃった。はぇ〜。こんな適当な日記をこれだけ読んでくれる人がいるとはね。あと、この1年でフォロワーが44人も増えていたとのこと。1年で倍くらいになったのか。べ、別にフォロワーを増やそうとなんてしてないから嬉しくないし?増やそうと思ったらもっと工夫できる余地あるし?という言い訳を常にしているのだが、純粋に増えていくのは良きことではあると思う。誰かに知ってもらうということは、私の存在が増えるということであり、基本的には私はそれを良いこととして捉えている。


ミスタードーナツの食べ放題に行こうということで、昼前くらいに出かけた。兄と弟で行く予定だったのだが、兄の交際相手も行きたいということで4人で行くことになった。
兄の交際相手とはまだそこまで親しいわけではなかったが、今回は割と話せたような気がする。兄の交際相手という、距離感がなかなか難しい関係性ではあるが、喋れるに越したことはない。

販売しているドーナツリストを持っていって、みんなが食べたやつにはバツをつけていったのだが、『金田一少年の事件簿』で殺された人にバツがついていく感じに似てるなと思った。

凄い絵面だ。全てのドーナツを制覇しようということで、4人で分け合って食べた。全部は無理だったが、ほとんどのドーナツを食べられたんじゃないか。
料金は1800円とそれなりに高かったのだが、ドリンクも合わせれば充分に元が取れたと思う。お腹がパンパンだ。


村田沙耶香『消滅世界』を読み終えた。

婚姻と、繁殖と、恋愛が完全に分立している世界観で、恋愛とは別に婚姻という制度があり、夫と性行為をすることは近親相姦にあたる。実験都市である千葉では、子供は人類のものであるとされ、その都市に住む大人はすべての子供の「おかあさん」として生活するという世界だ。

恋愛と性行為が結びついていない世界というのは個人的に凄く納得感があって、多分今は恋愛感情と性行為と繁殖(出産)が地続きになっているけれど、その必要性って果たしてあるのか、という部分についてはずっと気になっている。好きだからといって性行為をしたいとは限らないし、性行為をしたいからといって子供が欲しいとは限らない。そもそも、性行為ができない人だっているだろう。恋愛と性行為が結びついていることが当たり前になっている現在の世界では、体の機能的に性行為ができない人たちを無視している。


本を読み終わり、ダラダラとしていると最近知り合った院生の方から「今から院生の人たちでケーキを食べるけど一緒に食べませんか?」という連絡が入り、10分で準備をして急いで家を出た。いやさっきドーナツ死ぬほど食べてたやつがケーキて。これはもう「おもしろ」で行動している節がある。「ドーナツを死ぬほど食べた後にケーキを食べる会に参加する」という経験が欲しかっただけだ。むしろ、今日ドーナツを大量に食べていなかったら行っていなかったまである。私は基本的にかなり腰が重い方だが、たまに異常なフットワークの軽さを見せることがあり、自分でも驚いてしまう。

ケーキやお菓子を食べながら色々と話した。私、今食べられたらすっごく甘いと思う。

基本的には院生がいつもしているであろう話を聞くターンが多かったのだが、難しい話も多く、前提となる知識もない状態だったので黙って聞いていた。面白い話もありつつ、なんにも分からない私を責めつつ。

でも、多分働き出したらこういう人と関わる機会ってないような気がするから、このタイミングで全然違う進路を選んでいる人と話ができたのは良かった。


知らない人と話すとかなり消耗してしまい、その流れで落ち込むモードに入ってしまった。なんて自分は空虚でつまらなくてくだらない人間なんだ......という謎の自己卑下をしてしまうモード。


明日は大学のイベントがあり、人前で作家と話すというとんでもない機会に今から戦々恐々としている。

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