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「服屋にはできるだけ行きたくない」2023年4月23日の日記

起きた時、すぐ耳元でラジオが鳴っていた。どうやら昨日の私はラジオをつけっぱなしにしたまま眠ってしまったようだった。
普段もラジオを流しながら寝るようにしているが(そうでないと眠れない)、たいていはタイマーをセットしている。大体30分くらいで消えるようにしているが、昨日はタイマーをセットするのを忘れていたようだった。
起きたのは大体6時くらいだったが、まだ強烈な眠気が残っていた。一度トイレに行き、もう一度布団に潜る。
リビングでは同じ時間に寝たはずの兄がもう起きていて、作業をしているようだった。
同じ時間寝たはずなのに、なぜ私だけが強烈な眠気を感じているのだろう。眠った意味とは何だったのだろうか。そんなことを考えながら目を瞑ると、すぐに意識は溶けていった。ラジオを流す必要もなかった。


目が覚めると11時になっていた。アラームをセットしていないとこんな体たらくだ。


午前中は家にある本を読んだ。何回か読んだことのある本だったため、そこまで集中する必要もなく読んだ。

午後から服屋に行くことにした。

面接でオフィスカジュアルを着てきてくださいという指令があったのだが、私は服に全く興味がなく、そして知識もなく、普段は同じ服ばかり着ているため、新しく買いに行く必要があった。

私は服屋そのものが苦手だし、服の知識もないので、服に関して家族の中では1番の有識者である姉を連れて行こうと思ったのだが、姉は出かけるようだった。仕方なく1人で行こうとしていたのだが、結局母親と一緒に行くことになった。

母親にも服の知識は無いため、ガンガンと店員さんに聞いていくのだが、何故か後ろで立っているだけの私が著しく体力を消耗した。

私の母親は分からないことがあればすぐに分からないと口に出すし、嫌なことがあればはっきりと嫌だという。そういった、世界に対する誠実さ(?)みたいなものを持っているような気がして、私にはない部分だと思う。単純に性別や年齢の差もあるのだろうが、私が歳をとった時に、母親のようになっているかと聞かれたらおそらくそうはならないだろう。

そういった態度を、自分にはできないことで、凄いことだと思う気持ちもあるが、同時に恥ずかしいと思う自分もいる。なぜ私が恥ずかしさを感じる必要があるのだろうか。疑問に思って考えてみたが、よく分からなかった。よく分からなかったが、この恥の感情は自分にとっていらないものであるのは確かだと思った。

消耗しながらも服を購入し、服屋を出た。その後、携帯ショップの店員に声をかけられそうになったため、全力で前だけを見て、虚ろな目をして通り過ぎた。断ることすら億劫になってしまい、頑張って働いているのに申し訳なかった。

ペットショップで犬や猫を見て、本屋で本を眺めることにより精神を回復させた。

最後にスーパーで買い物をして帰る。

この2つを買って食べてみた。

お米のソーダ味に関しては、後味が完全にだんごで面白かった。あんまり美味しくはないかも。
チョコの方はめちゃくちゃ美味しくて、チョコアイスの中でもかなり上位に入ってくる味。外側はねっとり、中はシャリシャリとしていて食感が凄く良い。チョコも濃厚でかなり良かった。また買おう。


「響けユーフォニアム」がAmazonプライムにて全話みられるようになっていたのを今日発見した。早速「リズと青い鳥」を見る。

部屋を暗くし、椅子をテレビの前に持っていき、昨日の余りのポッコーンをつまみながら見た。一層映画館にいる気分だ。

「リズと青い鳥」はオーディションの描写が一切ないんだよな。この物語は基本的にみぞれ目線で進行していくから、みぞれからしたらオーディションなんて眼中にないんだろうな。

私は努力と才能がテーマになっている作品が割と好きなのだけど、この作品も間違いなくそこが1つのテーマになっている。
才能のあるみぞれの側には人が集まってくる(のぞみ覚醒後の描写)のに対し、のぞみの側には誰も集まって来ない。
みぞれは人の目をちゃんと見て話せないし、コミュニケーションが苦手だし、図書館の返却期限を守らないし、1人で理科室にいってフグに餌をあげているような暗い人間だけど、音楽の才能がある。そして、才能がある人間の周りには人が集まってくるのだ。このリアルがたまらないな。
のぞみが、ちゃんと嫌なやつ.....というか、人間っぽいのも良いんだよな。ちゃんとみぞれに嫉妬するし、見栄を張るし、嘘をつく。2人とも存在しないキャラクターなのに、やけに立体的だ。

ちょっと色々書けそう(というか、かなり前に一度まとめて書いたこともある)なのだけど、もう夜も遅いので一度寝ることにする。もしかしたら明日音声とかで話すかも。

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