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「良い月、ヒンメルの声」2023年9月29日の日記

忙しさが徐々に迫ってきている感じがしてきたので、また卒論をバリバリと進めていく時期に入るとする。進捗にかなり波があるが、忙しい波の時期にどれだけ進められるかがポイントだ。


家にずっといると、暇だと思われるからやりづらいな。下の階に住む祖母からは特に暇だと思われていそうだ。かと言って外でするにも面倒だから暇だと思われながらやるしかないのだが。


母親が「葬送のフリーレン」を漫画で読んだらしいのだが、意味がわからないらしかった。
物語の筋や面白さを説明しながら思ったが、この物語って、いわゆる「異世界系」の流れを踏襲した上での新しい路線を描いているもので、その前提を知らないともしかしたらイマイチ掴めないのかなと思ったりもした。
「異世界系」の大前提として、エルフの寿命が長いことであったり、魔王というラスボス的な存在がいることであったり、基本的には勇者が魔王を倒すまでを描くのがセオリーであることだったり、「葬送のフリーレン」はそういった大前提ありきで逆をついているようなところが最初の面白さとしてあるので、大前提の知識がないとそこまで刺さらないのかもなと思った。
まあ、物語としても大きな展開とか激しいバトルとか目標に向かって努力するとか、そういう分かりやすいものがあるわけじゃなくて、細かい感情の機微を描く感じの作風だから母親にはイマイチだったのかもしれない。

でも、母親から「葬送のフリーレン」という言葉が出たのは驚いたな。元々漫画とかアニメが好きだったらしいが、母親は流行に割と自然についてきている。一方で父親は完全に遅れている。

月が綺麗だった。外を歩くと、皆が月を見ていて、皆が月の話をしていた。こういう瞬間が結構好きだなと思う。同じものを見て、同じような感想を言い合っている時間。

ひんやりさせるのはこっち次第だが?

こういうのに疑問を持つ人種と、全然何がおかしいのか分からない人種がいる。家族内で言えば、私と兄と弟は間違いなくツッコむが、母親や姉は全く違和感なくこれを読むだろう。


夜にアニメ「葬送のフリーレン」を金曜ロードショーで見た。家族に声をかけたら、弟と母親も見るそう。私は確か9巻まで読んでいるが、2人とも原作を全然知らない状態だ。
2時間という尺で、始まり方はめちゃくちゃ映画っぽく作られていた。なんとなく、もののけ姫の始まり方に似ているような気がした。ジブリっぽさを感じたの私だけ?
2時間でもっと映画っぽいと思っていたら、綺麗にアニメの尺で作られてあった。2時間の意味あんまりないような気もしたな。一気に見れたのは良かったけど。

ヒンメルの声がめちゃくちゃ良かった。第一声で一気に惹きつけられたな。漫画だとヒンメルにそこまで魅力を感じていなかったが、良い声が入るとかなり印象も変わって見える。

あとは全体的に音楽が良かった。異世界系の音ってなんとなくあると思うが、それに加えてノスタルジックな雰囲気も漂うような、そういう音楽が多かった。話は知っているから面白さはある程度保証されているとはいえ、アニメ化としてかなり良い感じに仕上がっていたと思う。

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