「新盆(あらぼん)」2024年8月15日の日記

今日は祖父の新盆・百箇日ということで寺に行くことになった。詳しくないので何をやる(やっているのか)かを全然分かっていない。こんな感じでこれからどうしよう。

スーツのズボンを忘れてしまったので(しかも家を出る時になって気付いた)、急遽祖父母の家にあったスーツを履いた。こんな感じでこれからどうしよう。


祖母は施設から来ていた。寺はバリアフリーに対応していなかったので、車椅子の祖母は入れず、おんぶをして運んだ。前おんぶした時よりも随分と軽く感じた。私の力がついただけなのかもしれなかった。祖母が回した手が私の首を軽く絞めていた。角ばった骨が肩に当たっていた。マスクをしているから眼鏡が曇り、垂れた汗が眼鏡のレンズに付着して、視界がぼやけた。


家にあった遺骨を寺に持っていき、お経を読んでもらったり焼香をしたり。木魚を叩く音がいつもと違った。


終わり次第祖母は施設へ戻った。少しだけだったが話ができて良かった。祖母は施設から出たいと言っていた。祖母は特別養護施設に入っており、要介護レベル3以上の人しか入ることができない。祖母は特別な事情で、他に何人も待っている人がいる中で飛ばして入れてもらったらしい。だから、施設を出たら最後もう一度入ることは難しいだろう。つまり、もう施設から出て生活を送ることは不可能だということだ。施設の食事は美味しくないと言っていた。ドロドロで、ご飯もおかゆのようになっている。介護レベルの高い人に合わせた食事になっているから、仕方がない。祖母は身の回りのことを一人でできるほど元気ではない。歩くこともできないし、トイレにも一人では行けない。ベッドから落ちたら、自分の力で戻ることができない。私は施設の中に入ったことがない。


現実逃避していたらあっという間に帰る時間になったので、広島を出発。車の中では本を読んでいた。

途中のサービスエリアで食べたデミカツ丼。


寮に帰ってきたのは20時。明日は深夜の2時から出勤。おわり。さようなら。

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