見出し画像

「理想の散歩とはこれだ」2023年4月21日の日記

午前中は本読んだりアニメ見たりして過ごした。

音声も録ってみたり。


午後からは少し気の向くままに歩いてみようということで外に出た。家の近くで工事をしていてかなりうるさかったので、ちょうど外に出る理由もできたことだし。

とりあえず川沿いを歩きながら駅の方に向かって行くことにした。のどかな天気と鳥の声も相まってかなり気分が良いぞ。

ハクセキレイが「てってってってっ」と私の横を通り過ぎたり、走っている人が通り過ぎたり、ホームレスっぽい人が公園のベンチで寝ていたりした。

こんな平日の昼間に外でぶらぶらとしている人はそもそも少ないのだが、やっぱりご年配の人は多かった。
80代くらいのご年配の夫婦が一緒に歩いているのを見た。最高すぎる。どうやったらそうなれんの?

少し駅の方に近づいてきたところでふと近くのパン屋を検索してみた。何件かヒットしたので、開いているかも分からなかったのだが、とりあえず向かってみることにした。

1つはスーパーの中にあるパン屋だった。結構美味しそうなパンが並んでいたのだが、何も買わずに近くのもう1つのパン屋に寄ってみる。
もう1つは完全に潰れている店のようだった。
スーパーに戻るのも面倒だったため、また遠くのパン屋を目指して歩くことにした。

私はつくづく散歩に向いてるなと思う。
そもそも歩くのが好きというのはあるが、野良猫とか鳥を見るのも好きだし、家の建築とか色とかを見るのも結構好きだし、公園に行くのも好きだし、音楽を聴くのも好きだし、パン屋を巡るのも好きだし、街の自販機を見てまわるのも好きで、全部の要素が散歩という抽象的な趣味に詰まっている。散歩が好きというか、散歩によっておこりうるイベントの大半が好きなんだと思う。

お菓子を作っている小さな工場の横を通りがかったら物凄く甘い匂いがした。完全にベビーカステラの匂いだ。
匂いの近くで休憩をすることにした。ゆっくり歩いていたのでそれほど疲れてはいないが、かれこれ1時間くらい歩いている。

紅茶でも飲むことにする。

近くに蜂の巣があったので退散し、少し歩いた先の公園で少しゆっくりした。持ってきた本を少し読んだ。
本を読んでいると、どこからか飛んできた花びらが本の間に挟まった。取ろうとすると花びらはくしゃりと潰れて、本に少しだけ花びらの液が染みた。

こういう風景好きなんだよな。

3軒目のパン屋に到着したが、どうやら営業時間外のようだ。仕方なく駅の方へ。

野良猫だ。人が通るようなところをこんなに堂々と歩いている。今日は理想の散歩を体現しているような散歩だな。

駅まで来たので、駅近くの商店街に確かパン屋があったなと思って行ってみたのだが、なんとそこのパン屋も潰れていて、違う店ができていた。なんてことだ。
行こうと思っていた店は商店街を通るたびにいつか行こうと思っていたところだったので、かなり残念だ。

そのまま商店街を抜けようとしたら、見たことのある人たちがいた。

本を眺めていると、母親から電話がかかってきて、近くに来たから乗せて帰るとのこと。急いで書店を出る。商店街を抜けて車の元へ。商店街は私がバイトをしていた頃に通っていた道で、バイトを辞めてからは全く通らないようになっていたから、久しぶりに歩く道だった。
変わっている部分もあれば、変わらない部分もある。
商店街特有の臭いみたいなものは変わっていなかった。魚屋やパン屋、八百屋などが立ち並んでいる商店街からは、いろいろな臭いがする。
立ち入り禁止のロープが強化されていた。
その場所はよくホームレスっぽい風貌の人が2、3人集まって朝からずっと酒を飲んでいたから、いよいよ規制が厳しくなったのだろう。

この日の日記に書いていて、もういなくなったと思っていたのだが、少し場所を移動していた。相変わらず汚い場所に座り込んで酒とタバコを嗜んでいる様子だった。

駅から離れて、また近くのパン屋を目指して歩く。

途中、またもや野良猫に遭遇。そしてこの猫はかなり人慣れしている。激レアだ。

無事パン屋は空いており、パンを買って近くの公園を目指して歩いていると、さらに違う野良猫に遭遇した。今日はラッキーだな。
この猫はかなりビビリの猫だったので、遠い距離からしか撮らせて貰えなかった。

公園に着いた。公園は子供たちがたくさん遊んでいて、隅のベンチに座って食べた。

あんドーナツとウインナーのパン。

パンを食べて紅茶を飲み、本を読んでから家に帰った。


夜ご飯を食べた後、急に母親がアイスが食べたいと言い出したので、車で少し遠くのスーパーまで行った。弟も一緒だったのだが、何を話していたかもう覚えていないことから、おそらくくだらない話ばかりしていたと思われる。
アイスと大きいポップコーンを買って帰った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?