「鳴る雷、書く花火」2024年8月4日の日記

仕事が休みだったので、まだ行ったことのない喫茶店へ。

モーニングを注文。ハムサンドとアイスコーヒー。アイスコーヒーにはクリームが乗っていて美味しかった。モーニングはドリンクとセットで500円と安いので、ここはまた来る可能性が高い。雰囲気も良い感じだった。


『正反対な君と僕』の58話を読んだ。ラブコメの体を成しながら、人間の奥の部分をめちゃくちゃ丁寧に描いている。もう文学じゃん。
58話では、平の妹が登場し、平のことを「だってあの人、結局自分のことしか興味ないじゃん」と評する(お兄ちゃんとかじゃなくて、「あの人」という言い方もめちゃくちゃ良い)そして、平自身も、自分の気持ちが他者に対する恋愛ではなく、自己愛であることに気付いている。まあ、自己愛というか、自分のことで精一杯みたいな状態だと思うんだけど、この人物は登場時からずっと、自分に対するコンプレックスに悩まされている。
最近は平と東にフォーカスされることも多くて、作者はどちらかというとこの2人を描きたかったのではないかという気がしている。そのくらい力が入っているように感じられる。


3時半頃から、ずっと雷が鳴り続いていた。カーテンを開けて空を見るも、雨が降っているわけでもなければ、そこまで曇っているわけでもない。ただ、遠くの方で雷が鳴り続けている。私はそれが不気味に思え、不安な気持ちになった。気持ちが焦り、イライラとした気持ちが高まっていった。イヤホンを耳に入れ、音楽を流し、雷の音を遮断しようと試みた。しかし、外の音を完全に遮断することはできず、イヤホンから流れ出る音楽の隙間から雷の音が流れ込んできた。絶えず鳴り響く雷に嫌気がさして、私はベッドに寝転んだ。目を閉じると雷の音が余計に気になってきて、眠ることもできない。私はなぜこんなにも雷の音にイライラしているのだろうと考えてみた。普段はこんなことは思わなかったはずだ。冷静になろうと理由を探ったが、それらしいものは何も思い浮かばなかった。考えている間にも雷は鳴り続けていたから、冷静な思考をすることができていなかったのかもしれなかった。
4時半になると雷の音は止み、新しい静けさが部屋を支配した。雷が鳴る前とは何かが変わっているように思えた。静かな部屋で、私は冷静に思考しようと試みた。しかし、何故か私は思考することが出来なかった。先ほど試みたように、何故雷にイライラしていたのかを考えようとした。しかし、もう雷の音は聞こえないのだから、考えることは無駄なことのように思えた。「終わったことなのだから別にいいじゃないか。」と、頭の中で私は言った。途端、雷の代わりに大きな鐘の音が鳴り響いた。外からではない。中からだった。それは、頭の内側から鳴っていた。もしかすると、ずっと鳴っていたのかもしれなかった。

Oが日記を書くらしく、私もOに見せる用にアカウントを作った。Oが更新したタイミングに合わせて私も適当に文章を書こうと思う。noteのアカウントが2個あるやつ、あんまおらんやろ。
基本的にこっちで書いた日記をエッセイっぽくまとめるだけなので、そこまで手間ではない。フォローはしなくて大丈夫です。更新したらこっちでお知らせしますのでね。


今日は文章をたくさん書いたな~。

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