「意図せぬ徹夜、彼女たちの涙」2024年6月27日の日記

一睡もできなかった。やば。部屋の模様替えをしたのが駄目だったのか?
いや本当に全然眠れなくて、眠れないときに試す色々を全部やったのだが全部駄目で、悪戯に時は流れていって顔に皺は増えていって気がつけば灼熱の炎の中にいた。


仕事の時間になったので、しぶしぶ起床。重たい身体を携えて、洗面所に辿り着く。眠っていないのに、歯を磨いているといつもと同じ感覚で眠気が覚めていった。


教習だったので近くまで送ってもらう。早めに駅前まで着いたので、朝マックをすることにした。石川からシェイクのソルトライチが美味いという話を聞いたので、早速。

マックグリドルとシェイクのソルトライチを注文。ソルトライチシェイク、うま~。ソルティライチをシェイクにしたやつの味。でも、美味いことには違いないのだけど、バニラは超えてこなかった。


教習。流石に一睡もできていないと集中力や注意力が駄目になっていて、かなり疲れた。二時限目は教官との相性も良くてほとんどノーミスで検定まで辿り着くことができた。私の場合はほんとに教官との相性で運転の出来がかなり変わってくる。不思議だ。


昼に駅前の丼屋で昼ご飯を食べた。個人でやっているような店で、厨房もわちゃわちゃと喋りながら作っていて良かった。

カツ丼を注文。美味いし安かったからまた来よう。


退勤。一睡もしていなかったけど、なんとか今日を乗り切った。一睡もしていなくても割と大丈夫で、自分がロングスリーパーなのかショートスリーパーなのか分からない。退勤後は1時間ほど睡眠。


『響け!ユーフォニアム3』12話を見た。泣いちゃう。泣いちゃった。

・ちょっと、実は昨日の夜に見たのですが、感情の整理ができなくて、さっき二回目を見て、三回目を流しながら感想を書いています。たくさん書くことあるな~。いつもみたいに、時系列に沿って書いていこうと思います。

・教室でメンバーを発表していく時の音楽めちゃくちゃ好きだ......。鳥肌立ったなぁ。

・久美子の爪が食い込むくらい力が入っている描写一度久美子が選ばれたと見せかける演出、そこからの大きな原作改変。本当に凄い。

・久美子と滝先生が職員室で話すシーンもめちゃくちゃ良かった。

・これまで、滝先生の人間性があまり描かれていないことを私はあまり快く思っていなかったのだけど、今回ようやく滝先生の内面を描いてくれたから良かった。

・一期から、滝先生は「全国大会へ行くという目標はあなたたちが決めたことです」や「あなたたちが行くんです」と何回も言っていたけれど、その空気を作ったのは紛れもなく滝先生で、滝先生にだって全国で金を獲りたい理由があって、だから、その言葉たちは責任を押し付ける大人のズルじゃん......!とずっと思っていた。私があの頃ずっと思っていて怒っていたズルい教師たちと一緒じゃん......!という思いもちょっとあったから、そこに少しでも触れてくれたから良かった。

・久美子と真由がちゃんと話し合うシーンもあった。響け!シリーズは、本音と建前みたいな話でもあると思っているけれど、ここでも来た。あすか、奏に引き続いて真由の仮面を剥がしたかと思ったら、久美子が自ら仮面を外すとは。

・真由が何度もソリを譲ろうとしていたのは、多分、助けを求めていたんだろうなと思う。自分のせいで誰かが音楽を嫌いになってほしくないけれど、自分の音楽に嘘をつきたくない。そんな葛藤。こなシーンを見ながら、校舎裏で真由が苦しそうに「それは本心じゃない」というシーンが浮かんだ。原作では、真由はもっと得体のしれないキャラクターだったのだが、上手い具合に補完されている。

・「コンクールメンバーじゃなくてもみんなと楽しく吹ければいい。でも、わざと下手には吹けない」とちょっと意地悪なことを言う久美子と、初めて見せる真由の顔。仮面がペリペリと剥がれていく音がする。

・ここで視聴者と部員たちを同じ土俵に立たせる鮮やかな手法。麗奈に選択権を委ねる展開にしたのも素晴らしい。麗奈は絶対久美子の音は分かっていて、だけど、全国で金を獲るためには真由の音の方が良いと選ぶ。上手い人が吹くべきで、自分の音楽に嘘はつけないから。そして、それは久美子と麗奈の信念でもある。その信念が、二人でソリを吹くという望みを断つことに繋がる。これだけ熱い展開って他にないな。

・真由が選ばれた後、真由のフォローをするような形で久美子は部員たちを鼓舞する。最後の最後で、久美子は部長としての仮面を被る。そして、次にその仮面を外すのはあの大吉山で、麗奈の前だ。

・大吉山のシーンも本当に最高だった。泣いちゃった。ここで一期の反転をしつつ、麗奈と肩を並べる演出。二人の泣き顔の作画も本当に良くて......。

・原作ってやっぱりどこか予定調和感があって、それをそのままやっても、とも思っていたから、私はこの改変はかなりグッときた。まあ、見ていて辛かったのは確かなんだけど、覚悟も感じたから、私は総合的には良かったと思う。こっちの方が良かったとは決して言えないところは複雑なんだけど、でも、ちゃんと覚悟を感じたし、物語的にも結構合理的だなと思ったから、感情の面でも理性の面でも受け入れざるを得なかった。

・インターネットで皆の反応を見ている限り、賛否両論あるっぽいですが、これだけ語られるというのはやっぱり凄い。それだけこの作品が愛されている証拠でもあるし、原作改変をする意義だと思う。


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