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【社労士試験】いよいよ始まる「直前期」に関する3つのポイント

はじめに

みなさんこんにちは。(ë)です。
2023年度が始まりましたね。
新年度が始まり、生活スタイルが変わった方も多いのではないでしょうか?何かと忙しい時期ですが、体調に気をつけて、自分を労ってくださいね。

さて、今回は「直前期への向き合い方」の第二弾として、
「直前期の計画」について、大切にしたい2つのポイントを書きます。

「模試」をテーマに書こうと考えていましたが、
まずは計画があってこそなので、このテーマを選びました。

直前期の計画の立て方について悩んでいる方はもちろん、
既に立て終わった方にも、何か参考になる点があれば幸いです。


直前期の過ごし方次第で、本番の知識量が決まる

私は、受験期間の中で、直前期は最も重要な時期だと思っています。
直前期に立てる計画次第で、本番の知識量が決まると考えています。

このように「本番の知識が決まる一番重要な時期」と考えるのは、
主に2つの理由があります。


直前期が重要な時期と考える理由①:知識の整理に適しているから

まず、「知識の整理」を行うことに最も適している時期ということです。

特に初学者の場合は、法科目を同時にいくつもこなすことは困難です。
みなさんも実感していると思いますが、社労士試験は、類似の項目が多いことが特徴です。
例えば、「被保険者」について見てみると、労災法と雇用保険法の「任意加入被保険者の要件」や、雇用保険法と健康保険法の「日雇被保険者」がその一例です。
要するに、学習を進めば進めるほど、似たような条文や規定がどんどん出てくるので、混乱が生じやすいのです。

そのため、知識の整理には、横断学習が有効なのは言うまでもありません。

横断学習自体はいつでも行うことができますが、全体像を把握した後
(=全科目の学習を終えた後)に行う方が、効率的
ですよね。
横断の視点も活用することで、知識がかなり整理されていきます。

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直前期が重要な時期と考える理由②:論点を様々な角度で見ることができるから

2つ目に、「論点の定着」について、最も適している時期ということです。
一般的には、直前期になるとアウトプット機会が増えてきます。
代表的なものは、模試や、予備校で行われる直前演習が挙げられます。

多くの受験生は、同じ問題集を何回も解いて、知識を身につけています。
私も「自分ルール」を用いて何度も周回し、知識を身につけました。

https://note.com/kakko_e_/n/nfb68089f4057

何回も解くことで、確かに知識は定着します。
でも、解答を覚えてしまうこともあるのではないでしょうか?
この場合は、「論点が固定している」可能性があります。

この「論点」について、別の角度から見ることができるのが、
模試や直前演習などの、アウトプットの機会
です。

さまざまな角度から論点を検証し、知識の定着を図る。
こういう過程を通して知識がさらに定着していきます。

*「論点」の考え方について書いた記事は↓


計画を立てる際の3つポイント

では、実際に計画をどのように立てていくか、書いていきます。

私の例を載せます。合格した2022年度のものです。
4月23日から直前期と位置付け、計画を立てていたようです。

直前期の計画(4月下旬〜5月下旬)

私が実践した直前期の学習法は、大きく分けて3つのポイントがあります。

いつもの学習に+αする

1つ目のポイントは、「いつもの学習に+αした」ことです。

直前期だからといって、何か特別なことをするわけではありませんでした。
これまで通りの学習を継続しながらも、直前期ならではの学習要素
(模試・直前講座)を+α要素として取り入れました。

私は仕事をしていますが、日・祝日が1日休み、木曜日が半日休みです。
そのため、時間が取れる木曜日と日曜日(+年次有給休暇取得日)に、
+α要素の大部分を取り入れました。
また、直前期は、意識的に年次有給休暇を増やし、+α要素に取り組める時間を増やしました。

上記のスケジュールを見てみます。
例えば、直前講座について見ると、受講しているのは4月23日(年次有給休暇取得日)、4月26日(年次有給休暇取得日)、4月28日(木曜)です。
また、模試は4月29日(祝)、5月3日・5日(祝)に取り組んでいます。

学習量の配分について、通常期と直前期の違いはこのようなイメージです。

知識を落とし込むところまで計画する

2つ目のポイントは、「知識を落とし込むところまで計画を立てきる」ことです。つまり、復習も念頭に入れ、計画を立てたということです。

上記のスケジュールを見ていただくと、
「模試復習作成」「選択式のみ復習作成」のように、
「復習作成」という項目があるのが分かると思います。

この期間で、あくまで「復習用の教材」の作成に充てるものです。
実際に模試を復習したり、講座を復習したりする期間は、知識の定着を図るために、長い視点で考え、忘却曲線を意識して行いました。
復習は、日々のルーティン学習に加えて行いました。

*「忘却曲線」の考え方について書いた記事は↓

https://note.com/kakko_e_/n/nee7f6dcbef35

「復習用の教材」をはじめとした具体例は、次回の記事で書いていきます。

最後の1週間はインプット重視と、不安な箇所の確認

3つ目のポイントは、最後の1週間をインプット重視にしたことです。

具体的には、次の画像をご覧ください。2022年度の計画例です。

本番最後の1週間のスケジュール

テキスト読みと、社労士24を1周するようにスケジュールを立てました。
頭の中にテキストを埋め込む意気込みで、最後は取り組みました。

また、知識の定着が曖昧なポイントを付箋などで記録しておいて、最終確認を行いました。
最後の1週間を過ごしている自分」に向けて、バトンを渡すような気持ちで、日々の学習の中でポイントを記録していました。


計画を立ててみましょう/見直してみましょう

これらの2つのポイントを踏まえ、計画の立て方の一例を書きます。

1.直前期の具体的な期間を決める(=何月何日からスタートするか)
2.通常期に行ってきた学習で、直前期も並行継続して行う内容を決める
3.継続して行う内容を行った場合に、余る時間を算出する
4.余る時間に、直前期に取り組みたい講座や模試を組み入れる
5.講座や模試に関する復習スケジュールを設定する
6.最後の1週間、どのような過ごし方をしたいかをイメージし、そこに向けて準備する(私の場合は、曖昧ポイントを抜き出しておくことを行いました)


おわりに

今回の記事では、直前期の重要性や、直前期の計画を立てる際のポイントについて書きました。

直前期は、「直前期は日々の積み重ね」の先にある、という意識を持つことが大切です。
日々の学習の積み重ね無くして合格はありえません。
本試験まで残り148日。まだまだ日数はあります。
毎日の学習を噛み締め、直前期を効果的に過ごしていきましょう。

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