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【社労士試験】「統計・白書講座」は受けるべき?

「直前期への向き合い方①」

みなさんこんにちは。(ë)です。

令和5年度の試験日が、例年通りの8月第4日曜だと仮定すると、
はやくも残り200日を切りましたね。

「直前期」と呼ばれる4〜5月くらいから、各予備校では
「法改正」や「一般常識」、「年金」などの対策講座や、
模試がどんどん行われます。
ここからの約4ヶ月は、マジであっという間に過ぎます

各予備校では、講座や模試の申込が既に始まっていますね。
いよいよラストスパートに向けて、始まっていく感じです。

今回は、そんな「直前期への向き合い方」として、
「統計・白書講座」と「模試」に関する私の経験や考えを書いていきます。今回は、そのうち「統計・白書講座」についてです。

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統計・白書講座は受けるべき?

最低1つとればOK。

タイトルに記しましたが、「統計・白書講座」は取ったほうが良いのか?
ということについての、私の考えを書きます。

私は「受けた方が良い。好きな講座を1つだけ取ればOK」だと考えます。

まずは、「統計・白書講座」に関する私の受講歴です。

<1年目>
1年目(令和3年度受験)は大原の直前対策パックのみ、申込みました。

当時の予備校や受験生の雰囲気は、例年以上に統計・白書に関する対策に熱心になっていたように思います。
というのは、前年度(令和2年度)に、「統計名称」が出題された年だったためです。

ただ、そんな中私が大原の直前対策パックしか受講しなかったのは、
教材の中に「統計重要数値まとめ」のページがあり、かなり網羅されている内容だと思ったためです。(その内容を覚えていれば「統計名称」でも3点確保できていたということでした)

が、その期待も虚しく、結果は惨敗選択式労一が0点という結果でした。

めちゃくちゃ悔しかったです。

<2年目>
そんな結果から、2年目は、なるべくたくさんの講座を取ろうと考え、
とにかく受講しまくりました。↓

(予備校講座)
①直前対策パック(大原:社労士24の付属)
澤井道場 10時間で仕上げる!一般常識圧迫講義(LEC)
滝道場 一般常識200項目徹底演習講座(LEC)
統計・白書セミナー(TAC)
白書対策講座(アガルートアカデミー)
(市販書)
よくわかる社労士 別冊 合格テキスト 直前対策 一般常識・統計/白書/労務管理
選択式・労一を切り抜ける! 厚労省パンフレット・リーフレット攻略問題集

「自分より、統計白書を知らない人はいない!」

こんな意気込みで大量受講していました。
それだからこそ言えるのが「好きな講座を1つだけ取ればOK」です。

それには2つ理由があります。

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教材には特色があるが、講義内容は類似している

1つ目の理由です。

これだけたくさん受講したので、当然それぞれの内容を比較できます。
受講してきた中で、断言できるのは
「講義の中で取り扱っている統計・白書は、ほぼ同じ」
ということです。

講義で扱う統計がほとんど同じなので、解説内容もほぼ同じで、
同じ話を何度も聞いていました。笑

もちろん、講座全体では各予備校で特色があります。
教材の作り方や、その教材で掲載している情報量の濃淡がその一例です。
ただ、その中でも、講義(録画)の中で扱う内容がほぼ同じだったのです。重複している部分がその年のポイントなのかもしれません。
しかし、限られた時間の中の効率を考えると、この大量受講方法はオススメできません。

こうなる理由は、直前対策という限られた授業(収録)時間で、特に今年度大切だと思われる要点を絞って説明しようとすると、自ずと同じになるからだと思います。

昨年だと、
・就労条件総合調査
(平成28年以来、久しぶりに労働費用について調査があったため)
・転職者実態調査(平成27年以来3回目の調査)
・基幹統計調査(労働力調査、毎日勤労統計…etc)

あたりでしょうか。

そういう意味では、どの予備校も分析を行った上での講座ということで、
とても信頼できる内容なのだと考えます。
特に一般常識分野は幅がかなり広いので、
予備校に頼ることは限られた時間、お金共に、パフォーマンスが良いと思います。
したがって、自分に合う講師や、予備校、教材等で検討するのが良いでしょう。

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択一式でみると、法令を重視すべき。選択式は…

2つ目の理由です。

択一式では、近年の傾向では、10問中およそ2~3問しか
統計・白書分野は出題されておりません。
ですから、足切りのことを考えるのであれば、
まずは法令分野を重視すべきです。
1つの講座を受けるだけでも、数十時間は必要となります。
その時間を法令に充てた方が、点数の確保という意味では確率が高くなります。

ここ10年間の、一般常識(択一式)内訳

問題は選択式です。

選択式の1点で、何年も苦しめられている受講生は多いです。

一般常識の選択式は、何が出題されるか正直運ですが、
「政府(厚労省)が強めたい」ことに注目するのが王道です。

例えば、例えば昨年は労一では「障害者雇用」について出題されました。
また、一昨年の「助成金」も、コロナ禍の中で、政府として推進していたことでした。奇問という評価もありますが、あながち、そうとも言い切れないのかもしれません。
(といっても、助成金の名称については、実務者以外にとってはマイナー感が拭えませんが)

また、選択式においては昨年はいわゆる奇問は出題されませんでした。

この傾向が令和5年でも続くようであれば、あれこれ手を出さずに、
愚直に取り組んだ人に勝機はある
のでないかと考えています。

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直前期を「こなす」ようにならないように

初めに書いたように、直前期はあっという間に過ぎます。
模試にしろ直前対策講座にしろ、それだけでほぼ1日が潰れます。
それらの復習もあり、普段の法令学習もあり…、かなりの量です。

直前講座の案内を見ると分かるのですが、どれも受験生が苦手としている分野を商品にしています。魅力的に見えないわけがないです。

大切なのは、これらの直前講座を「自分のものにする」ことです。
同じ時間の使い方でも、決して模試や講座を「こなす」にならないように注意しましょう。
そのために、自分のスケジュールをしっかりと組み立てましょう。

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オススメの講座

ちなみに、私が受講した中でオススメする講座は、次の3つです。

①直前対策パック(大原:社労士24の付属)
澤井道場 10時間で仕上げる!一般常識圧迫講義(LEC)
滝道場 一般常識200項目徹底演習講座(LEC)

なぜこの3つかというと、
教材にアウトプット要素が多く含まれているためです。
(穴埋めや、選択式・択一式演習等)
講義は時間の関係で、何度も見返すことが難しいため、
テキスト中心の学習をせざるを得ませんでした。
そのため、テキストの内容を自分に落とし込むためにも
アウトプット要素が多いものが私にとっては効果がありました。

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おわりに

今回は「直前期への向き合い方」として、
「統計・白書講座」に関する私の経験や考えを書いてみました。

ここで勝手な宣伝ですが、統計・白書に関して、
過去問を参考にした問題をTwitterで出題しています。

「#365の論点」で検索して、隙間時間にぜひチャレンジしてみてください。
※金曜、土曜に発信しています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回またお会いしましょう。

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