とりあえず「盛り上がる」英語授業 その2
前回記事はここからどうぞ
さて、前回の記事が好評だったので第2弾です。
1.Hangman
(1)教師は問題文となる英文を考えます。
(2)教師は問題文の単語を空欄にし、下線を引いたものを黒板に書きます。
例えば I want to play tennis.だとすれば、黒板に書くのはこんな感じです。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ .
(3)生徒はA~Zから好きなアルファベットを一つ言います。もしそのアルファベットがその文中にあれば、そのアルファベットを黒板に書きます。アルファベットの数が点数になります。例えば生徒が「a」と言ったら、
_ _ a _ _ _ _ _ _ a _ _ _ _ _ _ _ .
となり、この生徒は2点をゲットします。
(4)これを続けていき、もし問題文がわかれば、「チャレンジ!」と言って、英文を言います。当たればポイントです。
黒板でやると、煩雑なのですが、自分はword wallというサイトを使って、このゲームをします。
このサイトは大変便利で、英語のゲームをいろいろ網羅しているので、よく使います。
2.カードゲーム
タイトルは平凡ですが、これは「盛り上がり」と「単語を暗記する」ということに関してはBestなゲームです。
(1)覚えさせたい単語をピックアップして、生徒に表を渡します。私は、不規則動詞や比較・最上級を覚えさせたいときに、このゲームを使うことが多いです。
(2)トランプに覚えさせたい単語の日本語を書いたものを準備します。
(3)4人組になった生徒は順番にカードを引きます。日本語を見て、それを英語にします。不規則動詞の覚えさせたい場合は「来る」を引いたら「come, came, come」と言えたらカードをもらいます。
(4)ジョーカーを一枚その中に入れておきます。ジョーカーを引いたら、それまでもらっていたカードをすべて山に戻します。
(5)山からカードを引いて行って、最終的にジョーカーが残ったとしても、順番がきた生徒は、そのジョーカーを引いて、自分が持っているカードを山に全部戻すことになります。
このカードゲームをすると、このゲームに勝ちたいがために、めちゃくちゃその単語を覚えます。ジョーカーを引くと、あちこちから悲鳴が聞こえます。あまり盛り上がりすぎて、隣のクラスからうるさいということで苦情が来ることがデメリットです。笑
3.レポーティング
「盛り上がる」というわけではありませんが、よく使うコミュニケーション活動です。
(1)トピックを決めて、生徒同士で英語で会話させます。会話を継続させるために、「ニアシの法則」を意識させます。
http://www.gakuyo.co.jp/files/tachiyomi/65353.pdf
ニアシの法則とは上山晋平先生が提唱している法則で、会話を継続させるためのコツです。
二・・・二文で答える
ア・・・相槌をする
シ・・・質問する
(2)ペアを変えてさっきのペアが言っていたことをレポーティングします。例えば前のペアがこう言ったとします。
I went to my grandmother's house and stayed there for two days.
レポーティングは以下のようになります。
I talked with … She went to her grandmother's house and stayed there for two days.
主語や所有代名詞が変わるのが難しいかもしれませんが、自分が普段使わない表現や単語を使わなければならないので、適度な負荷がかかります。
(3)時間があるときは、書かせます。
4.numbers backwards
(1)黒板に2桁、3桁・・・6桁の数字を書きます。こんな感じです。
36
501
6918
21583
810923
(2)生徒はペアになり、立ちます。一人は黒板を見て、もう一人は後ろを見て、黒板を見ない状態にします。
(3)黒板を見ている生徒は、数字を英語で言います。黒板を見ていない生徒は、その数字を反対から言います。例えば three sixと言ったら、six threeです。言えたら3桁の数字に、4桁の数字に挑戦し、6桁の数字が言えたら座ります。
(4)6桁の数字が言えないと、記憶力やばいらしいぞ、というと生徒は盛り上がります。
5.最後に
前回も書きましたが、英語は嫌いかもしれないけど、英語の授業は好き!とこちらの方をまず向かせるということから始めないといけないなと思います。
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