ショートショートストーリー#31「カーラジオ」
僕は都会の銀河のように光が流れる街に、ただ一人務めるサラリーマンだ。
だが、他のサラリーマンとは違う変わった通勤方法をしている。
それは車通勤だ。
地方に行くと、あまり珍しくない光景かもしれないが、都会では電車通勤の人間がほとんどであるため、車通勤は珍しく思わる。
何故ならデメリットとしては、決して飲みに行けないのだ。行けたとしてもウーロン茶しか飲めないため、あまり上司たちからはよく思われておらず、そこから一切誘われていない。
だが別にそんなことを苦になんか思ってな