コンサートに行く頻度と老いの関係

僕はいわゆるロック(範囲が広いし略称があまり好きじゃないけど便宜的に)が好きで、よくレコードやCD、最近はストリーミングで音楽を聴いて、ライブにも足を運んでいる。

ただ、このところめっきりライブに行く機会が減ってしまった。あまり認めたくはないんだろうけど、老いている証拠なんじゃないかと思う。

肉体的なものじゃなくて、あくまで精神的な老い。新しいものへの興味関心が薄れていって、今持っているものへの執着が強くなる、保守的になることだと思っている。それだけで済めばいいけど、新陳代謝が落ちて不健康になった精神は、新しいものを批判しがちになる傾向にあるとも思っている。こうなったら、かなしい。

で、それとコンサートに行く頻度は関係しているんじゃないか。

ライブはその場にいる演者と観客が音楽を通して直接的にコミュニケーションをとる場所で、CDやレコードなどの音源とりはるかに衝撃的な感動がつまっている。そして、感動の程度を左右するのは熱量。数値化できないので説明もしづらいけど、なんとなくニュアンスは伝わるんじゃないかと。で、その熱量が高いライブは僕らの感性を刺激して、また同じような体験をしたいと思って、いい循環が生まれる。

その循環に入るにはライブ以外にもたくさん方法はあるけど、割と受動的に始められることだから、一番手っ取り早い方法じゃないかな。

その循環をつくるかどうか、そして続けられるかどうか。それが感性を刺激できるどうかで、老いるかどうかにつながってくる。別にライブが多ければいいということでもなくて、大事なのはその次に新しいものに反応でいる感性を磨けるかどうかだけど、ライブに行く頻度と老いは関係しているんじゃないかなと、ライブに行って思った次第。

某IT企業の編集部所属のふたりで運用中のアカウント。「なにか書きたい」ということで毎日更新しております。