熱量ってなんだ

いいライブは熱量が高い、と書いたけど、そもそも熱量ってなんだろう。
なんだかふわっとしていて、手軽なかんじがしていいけど、ちょっと気持ち悪いとも思う。

ウィキペディアによると、

熱量(ねつりょう)とは、物体間を伝わる熱や、燃料や食品の持つ熱を、比較したり数値で測ったりできるもの(=量)として捉えたもの。
単位はジュール(栄養学関係ではカロリー)が使われる。

らしい。

一番身近な言い方は、カロリーかな。カロリーで考えてみる。ということは料理で考えるのがいいかな。

高いカロリーの食べ物にするためには、高カロリーな食材を使って、それを維持する、もしくはさらにカロリーを加える調理をすればいい。

高カロリーな料理と聞いて思い浮かんだのはとんかつ。特に、脂身の多いロースカツ。

脂肪がよくのった豚肉、それにパン粉をつけて揚げると、揚げ油をパン粉がしっかりと吸ってカロリー倍増。それをさらに卵でとじてご飯の上にのせたカツ丼なんか、最高。量もデカ盛りにしよう。

あぁ、なるほど。素材が持つカロリーと調理で加算するカロリーとボリュームの総量ということだ。

ライブに置き換えると、体のでかい男を集めたバンドを組んで(素材)、曲はそうだな、流行のものを歌って、できるだけでかい音を出せ(調理)ば、熱量の高いライブに……ならない。

そりゃそうだ。別にライブにおける熱量は圧が強ければいいってわけじゃない。料理だってそう。カロリーが高ければうまいわけじゃない。油っこすぎるとんかつを食べまくっても気持ち悪くなるだけだ。

料理のカロリーに例えたのは間違いだった。じゃあ、おいしさにおきかえて考えてみればいいのかな。また別の機会に試してみる。

某IT企業の編集部所属のふたりで運用中のアカウント。「なにか書きたい」ということで毎日更新しております。