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日本の科学読物 1960年〜1990年

<今回の参考文献>
小川真理子, et al. 日本の科学読物の変遷: 最近 30 年間をかえりみて. 東京工芸大学芸術学部紀要, 2001, 7: 29-34.

世の中には次のようなものがあるらしい…
・『日本はじめての科学読物』という文献(板倉先生の本)
・科学読物研究会なる研究組織
・『科学読物データバンク98』なる文献

この時点でかなり有難い。出版総数の年次変化グラフも発見した。
どうやら「科学書籍」「一般向け科学書籍」ではなく
「科学読物」というのが学術での呼び方になるらしい。

科学読物の黄金期は1980年代のようだ。
良い書き手がたくさん現れたらしい。
具体的にはどの方だろう…?

最近出版点数の割合が多い分野も記録があった。すごい。
ありがたい。

若者の理科離れが新聞や雑誌に出てきたのが1993年頃。
この頃JSTが「青少年のための科学の祭典」を開催。
でんじろう先生登場。

主に児童・生徒を対象とした本の紹介。
学習指導要領との関わりも入っていた。

すぐれた科学の本の条件を加古里子さんが挙げている。6点。
著者はさらにそこに4点を付け加えている。
これは良さそう。

次の参考文献

次週は下記をとりあげます。

田沼祥子. 科学読物の現在: 近年の動向と未来への願い. 日本物理学会誌, 1994, 49.10: 837-840.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/butsuri1946/49/10/49_KJ00001498717/_article/-char/ja/

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