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プレスリリースと論文 2016年
<今回の参考文献>
西澤正己; 孫媛. 学術研究のプレスリリースと原論文に関する詳細分析. 情報知識学会誌, 2016, 26.2: 116-123.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/26/2/26_2016_008/_article/-char/ja/
・2005年から2015年の間に、どのような論文がプレスリリースされているのかを調査。特に大学関連。
・情報源は日経テレコンというデータベース。(このようなものがあるのだな)
・科学雑誌リストとして、クラリベイトのJounal Citation Reports、日本学術会議の協力学会リストも使っている。
・学術関連のリリースを抽出するために、14,582件のプレスリリースを文ごと、形態素ごとに区切って分析。どの科学誌に掲載された論文かを調べている。
・「Nature Communication、PNAS、Nature, Science、 Scientific Reportsをはじめとして、著名な 総合学術誌が上位を占める一方で、」
わかる…この辺りは常連の感がある。
・「物理分野ではPhysical Review Letters、化学分野では Journal of the American Chemical Society、など、特定の分野での有力雑誌やNatureの分野別の姉妹紙等もリストの上位となっている。」
わかる…分野ごとの有力誌知りたいな…
・「雑誌数では生物、医学系の雑誌の数が上位に多くきている傾向が見て取 れる。」
これはなぜなのか…ライフサイエンスの方がプレスリリースが多いのか…なぜ…研究者自体が多かったりする…?
・「また、近年有力総合学術誌の中での変化が見て取れる。Nature、Science等は変化がないかやや減少傾向が見えるのに対し、 Nature Communication、Scientific Reports、Cell Reportsなどは急激に増加している。高い学術価値の学術論文の投稿傾向が有力オープンアクセス誌へと変化しているかと思われる。」
Cell Reports 確かに最近見た気がする。オープンアクセスを選ぶ研究者側のモチベーションは何なのだろう…やはり多くの人に読まれるからなのか?プレスリリースするならオープンアクセスの方が良さそうには思う(記者も読める)
・「日本の大学がプレスリリースを行う基準としてEFやh5の高い雑誌が選ばれていることがわかる。」
なるほど…これはちょっと世知辛いというかぐぬぬ…という思い…
コメント
数万件のデータを分析している…形態素解析というの、前もどこかでどこかできいたことがある。
また、2020年あたりでは傾向がどうなってきているのか気になる。変わったのかどうか。今回のリリースは日本国内のものだけれど、国際的にはどうなのかも気になる。
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