期待されるということ【2023/12/21朝の日記#003】
彼女と別れて2週間弱。思いの外、気持ちは沈みきってはいないけど、ポッカリと心に穴が空いていることは間違いない。
僕は彼女の期待に応えられなかった、失望させた。というのが抽象化した原因であり、男女の別れというのはそういうものであるのだと今は考えている。
期待されるということは、期待した結果が出た自分が求められているということ。言い換えれば、期待に応えてない今の自分は求められていないということなのか。いやそれは違う。でも、期待した先のイメージがあるということは、相対的に今の自分への失望の可能性が高まる。
でも、これは常に成長しているという前提の話で、僕はこの2年間、人間としてできないことが増えたばかりだった。その点でいうと、過去の自分と今の自分との比較で失望させてしまった。
そもそも期待されない、期待しない関係性ならどうなんだろう。
僕は彼女と付き合っていた間、無条件に愛しているという自覚があった。つまり、存在しているだけで、僕との繋がりがあるだけで、それだけでいいと思っていた。
それはつまり、彼女に対して期待をしていなかったということになるのか。
例えば、彼女が以前の僕のような働けない、うつ症状みたいな状況になったら、僕は愛する感情がなくなったのか。
現時点での、想像の範囲でしかないが、僕はそれでも愛していたはずだ。
仮に愛せなくなるとしたら、それは、隠し事をしたり、騙したり、暴力的になったりと、彼女が僕に誠実でなくなったときだけだと思う。
それでいうと、僕は、僕の気持ちは彼女に対して最後まで誠実でいられたけど、僕の行動は彼女を傷つける誠実ではない行動だったのだと思う。
事実としては、脳の病気だから、治療をすればよくなっていくし、自分の人間性の問題ではないと、言うことはできるけど、受け取る側からするとそんなこと知ったこっちゃない。
僕は自分の人間性を攻めることはできるけど、根本的な解決にはならないし、それで許されるわけでもないから、僕は起こってしまったことはしょうがないとしか思えない。
あのときこうしていればということは山ほどあるけど、あのときの自分には難しかったことは分かる。
ようやく前向きになってきたし、でもまた数年後には、今の状態はまだ非道状態だったと思うかもしれないけど、一旦は前に進むしかないわけで。
人間として新たに成長できた自分になりたい。でも、その成長した姿を一番見てほしかったのは彼女だった。
また縁があればきっと出会うのかもしれない。
~今日の一曲~
「糸」中島みゆき
言わずもがな名曲。彼女と出会ってから聴いたときと、別れてから聴いたとき、染みる。
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