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2024/01/27 妊活と持病

妊活をするにあたって、いちばんの懸念になっていたのは持病のことだった。
2020年に入籍をし、2022年のGWに結婚式を挙げた。コロナ禍で新婚旅行もままならなかったので、結婚式を終えたら正直すぐにでも妊活を始めたかった。

けれど、ある持病を持っていて、そのせいで社会に出てから休職と退職を繰り返していた。
だから妊活どころではなかったのだ。

結婚式が終わって夫婦で真剣に話し合って、2023年の夏から妊活を始めることに決めた。
でも2023年の夏が来る前に持病のせいでまた休職になってしまった。
妊活を始めようと話していた8月には主治医に入院を勧められるくらい病状は悪化していて、もちろん妊活も始められなかった。
早く妊活がしたくて、それでも期限まで待っていたのに、妊活が始められないことは私のメンタルをボロボロにした。

結局、病状が良くはなってはいないけど、少しマシになった9月から無理矢理妊活をスタートした。
でもそのことを持病を診てもらっている主治医には伝えられなかった。
今の病状での妊活は応援してもらえないことが明らかだったからだ。

妊活をスムーズに始めるためにも、早く職場復帰がしたかった。
でもなかなか追いついてこない体調、復職を許してくれない主治医。私はとても追い詰められていた。

2023年の3月に休職を勧められ、6月に休職をし、8月に入院を勧められ、そこから何度病院に通っても復職が許されなかった。
とってもいい先生だったけれど、病院を変えようかと思うくらい、どうしていいかわからなかった。

1週間半前に改めて主治医と今の病状について話をした。
真剣に治療に取り組んでいるのに、うまくいっていないことが悔しい、薬の内容を今一度見直してもらうことはできないか、そんなようなことを相談した。

そして、ある薬をこの1週間半飲んできた。
少しつらい副作用があった。
でもそれ以上にこの1年以上感じたことのない体調の安定を感じた。
薬が効いている、そうはっきりわかった。

そして今日、再び通院日だった。
「復職できるね」、「ここ1年くらい頑張っていたのに元気にさせてあげられなくて、やっと元気な野々さんに会えて泣いちゃうよ」、「ただでさえつらい中、ずっと復職に反対して追い詰めて本当にごめんなさい」
そう、主治医に言ってもらえた。

永遠に復職できない日々の中で、私はもう今の社会の中では普通には働いていけないのではないかと思っていた。
普通に働けないということは、子育てなんてもっと無理なのでは、と傷ついていた。

妊活をしながらも誰よりも妊婦になる自分に自信を持てないでいた。
「仕事も子どもも理想が高すぎるんだ」、「主治医の言うとおり働くことは諦めるべきなんだ」だんだんとそうやって自分を諦める方向に進もうとしていた。

でもたった2粒の薬が効いただけで、未来がとても明るく見える。
正直この1週間半調子が良かったのも、薬のおかげもあるかもだけど、運が良いだけなのかも、と思って過ごしてきた。
でも主治医が「薬が効いている」と太鼓判を押してくれて、あぁ、そうなんだ、と思えた。

やっと本当の意味で前向きに妊活に取り組めそうだな、と思う。
今日は本当にそう感じられる良い日になった。

健康を諦めない。
働くことも子どもを産み育てることも諦めない。
持病はついて回るけど、私は私の人生を諦めない。
ここに決意を残しておく。

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