胞状奇胎のこと

今も誰かがどこかで悩んでいないかと思い綴ってみます。

まず最初に胞状奇胎になったのは20歳の時、この時は今みたいにネットの情報もないし、医師からのガンに進行する人もいると聞きただただ恐くて毎日泣いていました。胞状奇胎は2回の掻爬処置をして経過観察しないとでしたが、、、途中まで経過観察の為通いましたが、医師がとてつもなく冷血で恐い男の先生だったことから心が折れて通わなくなりました。結果は大丈夫でしたが、若気の至り…きちんと経過観察はしたほうがいいに決まっています。

そして数年後結婚して、順調に2人を授かり無事出産し、3人目の妊娠発覚、私30歳でまたも胞状奇胎になりました。

この時は最初の産婦人科で普通の流産だと誤診され流産の掻爬手術を受けたのですが、後日hcgの数値が下がらず胞状奇胎かもと言われ、妊娠数値も高いせいかもうメンタルはぐちゃぐちゃでセカンドオピニオンで別の産院にもみてもらいやはり胞状奇胎との診断で、2回目と言うこともあり大学病院へ転院、入院しての掻爬手術1回をしました。

その際侵入奇胎の可能性もあるとの事でMRIをとり、結果侵入はしておらず、約一年程血液検査でhcg値をはかり高くなることはなかったので治療終了となりました。

この時は子供がいたので、万が一侵入奇胎になって抗がん剤治療をしないとならないのなら子宮は取ろうと決めていました。ですが、結果取らずに済んだのでその後また2人出産し、現在は4人の母をしています。

胞状奇胎に一度なると次の妊娠でなる確率は上がるそうです。私の場合みたいに普通分娩を挟みまた胞状奇胎もあったので、胞状奇胎になった方は次からの妊娠に至った場合は早めに診てもらいその旨伝えた方がいいように感じます。

胞状奇胎はつわりが酷いとの情報もありますが、私は2回とも普通の妊娠時のつわりとの違いは感じませんでした。あと、4人とも安産で普通分娩で出産しています。

今、この病気で苦しんでいる方に読んでもらいこんなパターンもあったよーっと、少しでも励みになれればと思います。今は大変辛い気持ちだと思いますが必ず前進できます。手術や通院で気が落ち込んでしまう時もあると思いますが、きちんと診てもらい早く快方に向かいますように。

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