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重量7.7kg!折りたたみ式の「オルカヤック」は、野尻湖を満喫する夏の伴侶になりそう


こんにちは、夏のレジャー詰め込みおじさんです。右手にはバス釣り用のタックル、左手には着替えやタオル。そして背負っているのは…

こちら。海外で3億円を集めた話題の”折りたたみ式カヤック”です。その名も「Oru Kayak(オルカヤック)」。折りたたみの「折る=Oru」とかけてるんだとしたら、かなりの日本折り紙通です。カバーなのに背負える。そして色味のセンスが好みすぎます。かっこいいは正義。

YKKのジッパーを開いて、中身を取り出したんですが…

めっちゃ小さい!マジで軽い!

最軽量・最小モデルで7.7kgの設計で、華奢な成人男性な私でもひょいっと持ち上げられる。これが本当にカヤックなの?とにわかに信じられない気持ちになりました。意味がわからん。

リュックによくついているテープアジャスターバックル(パチっとはめて固定するやつ)を外せば、本当に折り紙みたいに組み込まれた本体が露わになりました。

ざっと説明書を読んで、雰囲気で組み立てていきます。まずは前方と後方部分を広げて、カヤックの機能性を想像しながらググッと力を入れて形にします。

ここでも同じくテープアジャスターバックルをはめこむだけでOK。めっちゃ簡単だ。オレンジ色はのパーツは座面です。こちらも超軽量。溝に合わせてグッと押し込んで、座面を起こせばOK。前と後ろがわからなくなりがちなので、はめこむ方向だけ気をつけたいところです。

まぁ、これも雰囲気でなんとかなるレベルです。公式では慣れると1〜2分で組み立て可能らしいですが、さすがに最初だったので10分ぐらいかかってしまいました。写真も撮りながらだからしょうがない。

同封のオールを組み立てたら……完成!!

しっかりと柔軟体操をしてから、挑みたいと思います。運動不足気味の40歳にとって急なアクティビティは怪我に繋がりかねません。よくあるのが「ケツを攣る」ってやつです。地味に痛い。

あと穏やかな湖でもライフジャケットは必須。浅瀬でパチャパチャならまだしも、カヤックはそれなりに遠いところまでいけちゃうし、風に流される可能性もあるため十分な注意が必要です。

ちなみに私は野尻湖のLAMPに10年近く通っていて(前進のサンデープラニング含む)、カヤックは何度か教えてもらったことがあります。初心者レベルなのは否めませんが、身体の動かし方はなんとなく覚えている。

余談すぎますが、The Saunaのサウナ、大宴会、きのこ狩り、山菜採りなど、累計100名以上の知り合いを連れていって、合計100万円以上は使っている太客です。会社の社員旅行もLAMPだし、LAMPが好きすぎて信濃町に移住してるので。原体験に野尻湖の自然と湖遊びが強烈に残っているので、前々からカヤックほしかったんですよね。必然っちゃ必然。

そして今回、クラファンのkibidangoのお知り合いが「柿次郎くん、野尻湖でオルカヤック試してみてよ!サンプルあげるから!(よかったらnote書いてね)」と連絡を受けての流れとなっています。

この日の撮影は、友人の吉原ゴウくん(LAMPで生まれ育った男)もいたので快くライフジャケットを貸してくれました。ついでに一部撮影もお願いしています。ただ近所に集まって遊ぶノリ。信濃町はいいぞ!

超人に見える

どれぐらい軽いのか?を一枚で伝えるために、持ち上げて一瞬空に投げてみました。この後、ちゃんと細い二の腕で受け止められました。体重58kgの私でもこんな動作ができる。それぐらい軽い。飼ってる犬より軽い。

mont-bellで取り扱っている軽量フィッシングカヤックでも17kg、重いものなら30kgぐらいある。そもそも真上に持ち上げられないし、一瞬でも投げたら指が折れて、手首はひんまがって、肘から骨が飛び出るかもしれません。誰もそんなことはしないので比較の視点が間違ってますね。すみません。

とはいえ、カヤックは乗り心地がよくなければ話になりません。雰囲気が軽いだけの人間にだけはなりたくないから!


快晴の野尻湖でプカプカ浮かべられる気持ちよさ。バス釣りもできるぞ!

いざ実践へ。この日は6月中旬ながら、快晴に恵まれて水温もそんなに冷たくなくてちょうどいい塩梅でした。湖にオルカヤックを下ろすときも軽いからポーンってな具合です。スムーズかつ、シームレス。

乗り込むときは「大丈夫か?」となりましたが…

ぜんぜん余裕!

久しぶりにカヤック自体乗りましたが、すんなりと動かすことができました。浮力充分。普通に楽しい。カヤックそのもののコツさえ掴めば、グイグイと遠くまで漕いでいけそうな扱いやすさです。

乗ってしまえば普通のカヤック。大きくて重量のあるタイプの方が、安心感はあるかもしれませんが、この気軽さ、手軽さは強みですね。SUVはもちろん、軽自動車の後部スペースにサッと積み込めて、数分で組み立てられるのはちょっとした発明かもしれません。

オフシーズンの保存スペースと管理を考えると圧倒的に便利です。そもそも従来の大きなカヤックはとんでもなく大きいため、よほどの環境じゃないと保管できないんですよね。

岸から釣る限界を感じてた

公式では「釣りもOK!」と書かれていたので、試しに竿を振ってみたんですがたしかにできる…! カヤックのスキル+釣りのスキルとなれば話は別なんですけど、オルカヤック内の余白スペースを自分なりにカスタムしてタックルを持ち込めば、それなりにできるんじゃないかと思います。

ポケットの多い釣り用のライフジャケットがあれば便利そうなので、早速注文してみました。

ただどうしても風に流されてしまいます。「湖にプカプカ浮きながら、竿を振りたい…」という私みたいなモチベーションの人にはちょうどいいんですけどね。

ただし、40cm以上のスモールマウスバスの引きに耐えられるかどうかは怪しいところ。バスボートで立った状態でもグイグイと引っ張られますし、この強い引きこそが野尻湖×スモールマウスバスの醍醐味なので。

カヤック用のアンカーを買えば(Amazonで3千円前後で売ってる)、このあたりの懸念点が解消するかもしれません。このパラシュートアンカー良さそうだなぁ……。

野尻湖は最高

どこまで求めるかでアウトドアの道具は値段も重量も変わってきます。カジュアルでライトな入り口を作った「オルカヤック」の価値は、あくまで「手軽さ」に特化した点だと言っていいでしょう。

家から車で3分にある野尻湖を楽しみたい私にとっては、まさにうってつけのプロダクト!

朝の犬の散歩から湖に飛び込んで、軽く泳いでからカヤックを漕ぎ始める……。インターネット人間の元引きこもり人間の発想とは思えませんが、そんなアクティブな時間を今年の夏過ごせるような期待感に包まれました。ただ椅子に座ったオンラインMTGをカヤックMTGに切り替えたら、めちゃいいかもなぁ。

興味ある人はkibidangoでぜひ!

クラウドファンディング「kibidango(きびだんご)」のプロジェクトでは、定価170,800円→早割限定価格109,000円とかなりリーズナブルな設定となっています。

ただし、お届けは年末年始くらい。来年用になっちゃいますね。

2023/6/29 23時59分までのプロジェクトなので気になる人いたら〜!


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徳谷 柿次郎
1982年生まれ。全国47都道府県のローカル領域を編集している株式会社Huuuuの代表取締役。「ジモコロ」編集長、「Gyoppy!」監修、「Dooo」司会とかやってます。わからないことに編集で立ち向かうぞ!