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【評価・感想】『Operation: Anchorage』『The Pitt』『Broken Steel』『Point Lookout』『Mothership Zeta』レビュー

Fallout 3』向けには、5本の追加ストーリーが配信されています。

それぞれ3時間ほどで遊べる内容になり、本編のエンディングを拡張したり、全く新しい世界が登場したりなど、色々な意味で見所の多い追加ストーリーになっています。



Operation: Anchorage

『Operation: Anchorage』は、Fallout世界における"大戦"をテーマにした追加ストーリーです。

Fallout 3』のアクション部分に特化したFPSのキャンペーンのような内容になり、そうしたゲームと同じく、銃を手に一本道を突き進んでいき、命じられるままに任務を遂行していきます。

ゲーム的には「V.A.T.S.で敵を粉砕していくのが爽快だった」くらいしか言うことがないのですが、「Fallout」的にはゲーム内で度々言及される大戦を疑似体験できる点が見所になっています。

The Pitt

『The Pitt』は、新マップ「Pitt」を舞台にした追加ストーリーです。

街を支配する荒くれ者たちと、重労働を課せられている使い捨ての奴隷たちが蠢く工業都市の「Pitt」は、「Capital Wasteland」とはまた異なるもう一つの終末世界です。

そんな街で、奴隷たちのために一肌脱ぐのですが、ストーリーを通して用意された「Fallout」らしい重い選択が非常に効果的で、シリーズの中でも特に印象に残るであろう追加ストーリーに仕上がっています。

本編を気に入った人であれば、必ず遊んでおきたいです。

なお、ゲーム的には開始時に所持品を没収されるため、盗んだり、ハッキングしたりと、少しだけ工夫して遊ぶ必要があり、これが良いアクセントになっていました。

Broken Steel

『Broken Steel』は、本編のクリア後を拡張する追加ストーリーです。

基本的には、本編のマップに新規クエストを追加するという形なので、ゲーム的にはそれほど変化はありません。「本編クリア後も遊べるようになる」「宿敵との最終決戦が描かれる」辺りが目玉要素と言えます。

内容的に、本編をクリアした流れで遊ぶと良いと思います。

Point Lookout

『Point Lookout』は、同名の新マップを舞台にした追加ストーリーです。

寂れた観光客向けの施設と怪しげな湿地帯が特徴の「Point Lookout」で、謎のカルト集団を巻き込んだ"200年に及ぶ"因縁の対決が描かれます。

新マップは、どちらかと言えば「The Elder Scrolls」に出てきそうな作りなのが印象的で、不気味な雰囲気と奇妙な敵たちの存在がユニークです。また、ストーリーも面白く、短い中で二転三転し、かつ「Fallout」的には珍しい演出もあり、見所は多いです。

個人的には『The Pitt』と同じくらい面白い内容でした。

ちなみに、このDLCは比較的難しい方なので、遊ぶ前にレベル上げと武器の調達などを十分にしておきたいです。以前、半端な状態で遊んでしまって苦戦しました…。

Mothership Zeta

『Mothership Zeta』は、謎の宇宙船を舞台にした追加ストーリーです。

どんな内容かと言えば、"「Capital Wasteland」を放浪中、宇宙船に拉致されてしまった主人公がエイリアンやロボットと戦いながら地球への帰還を目指す"というもので、非常にユニークな内容です。

「Fallout」的にはかなり異色のストーリーが展開されますが、シリーズのお約束から逸脱した内容は、ここまで一気に遊んで来た者としては非常に新鮮で、国や年代を越えた登場人物たちも強く印象に残り、これはこれで面白かったです。

最後にこんな変わり種の追加ストーリーを持ってくるのがすごい。

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