株の売却タイミングの考え方
株の買い方は簡単
買い方:世界株インデックスをドルコスト平均法で積み立てる
この方法が一般サラリーマン投資家にとっては正解と考えられており、
株関連の本やネットの初心者向け記事には必ず記載があることだ。
例:
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b26f0e3dc9beeaa6efe9619da630eb9f6b04edc?page=1
ただし、こういった記事でよくあるケースは、
いつ売ればいいのか?何歳まで続ければ良いのかなど、
出口戦略の記載が抜けていることだ。
おそらく証券会社は株を買わせる、証券口座を作らせることでメリットがでる、売るより買うこと関連記事の方がキャッチーで閲覧数が伸びることが原因だろう。
最適な株の売り方とは?
3つの方法を紹介。
私は①アセットアロケーションで考えるパターンを実践している。
②はセミリタイア目的の考え方、③はそもそも貯蓄がないのに大きな買い物をすること自体に否定的なため。
①アセットアロケーションで考える(私の実践方法)
リスク資産に回すべき割合 = 100 - 自分の年齢(%)
私はこの考え方で、リスク資産の割合を管理している。
・40歳のサラリーマンの場合
理想的な状態: 株60%, 現金40%
株価高のとき: 株65%, 現金35%
⇒積立額を従来よりも下げて、率を高める。
サラリーマンのため現金収入&貯蓄ができるため、基本的には売る必要はない、半年、1年スパンで戻していけばOK。
・70歳の年金暮らしの老人の場合
理想的な状態: 株30%, 現金70%
株価高のとき: 株35%, 現金65%
⇒株を売って、現金比率を高める。
1年などの長期スパンで時期を分散させながら株を売却して、理想値に近づける(積立投資の逆)。
②株の利回りで考える(FIREなど話題)
資産の4%ずつ、毎年売却する。
4%という数字は、米S&P株の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されてたもの。
↓詳細は以下のリンクなどで
https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2020/2020_241.html
セミリタイアを目指している場合は、この指標は役立つかもしれない。。
③大きな買い物をするタイミングで売る
・家、車などの借金を組む
・アセットアロケーションの割合が大幅に変わってしまうケース(車を現金一括で買ったため、現金比率 60% ⇒ 30%へダウン)
上記の場合には、株を売却して現金化する人もいるだろう。
ローン金利は高いため、株買ってる余裕あるならまずは借金を返せという話は確かではあると思う。
ただし1点だけ注意しなければならないのは、株を一度に売らないこと。
できるだけ長い期間をかけてアセットアロケーションの割合を調整しながら売却を。
あなたは今が高値、売り時だと思っていても、これから上がる可能性はあるし、その逆もあり。
ドルコスト平均法での積立投資で、買うときはリスク分散したのに売るときは、その考え方を無視するのはもったいないのである。
背景:学生時代の失敗
私は学生時代にFXにハマっており、テクニカル分析を中心に短期売買の勉強を必死に行ってきた。一時的に儲かったこともあった。
しかし当時頑張って貯めたアルバイト代(20万?)を数日で失ってしまい、大きくショックを受ける。
資産を溶かしてしまった原因は、売るタイミングで感情的になってしまったこと。
もっと上がるのではないか → 結果的には下がり、利益確定できず。
これ以上は下がらないだろう → 結果的に下がり、損切。
⇒素人の資産運用で最もやってはいけないことは感情的にならない、主観を排除することを学ぶ。
上記失敗からアセットアロケーション、ドルコスト平均法に基づいた投資戦略に行き着く。
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