外貨預金はしてはいけない。その代わりに外国債を買おう。

私はリスク資産の1割程度を米国債に充ててる。

「米国債」で検索してもらえればプロが説明したホームページが無数に出てくるが、素人的には少しわかりづらかったため私なりにかみ砕いて説明する(逆に言えば正確性には欠けるので、概要理解程度にとどめておいてほしい)。

米国債の組み入れている2つの理由

・為替リスクへの対応

・利回り(年 2%程度?)

為替リスクの対策というと、よく外貨預金の話になるが外国債の方が利回りの分得になる。

実際に購入している債券&ストリップス債の仕組み

ストリップス債という言葉に馴染みがない方もいると思うので、具体例を示す。

<例>

2021年3月: 60米ドルを購入

2044年8月: 100米ドルになって戻ってくる!!

(参考価格:額面金額の59.77%  ※03/12 10:00現在をもとに算出)

こんなうまい話があるのかという突っ込みを受けそうだが、これがストリップス債である。

ストリップス債には額面金額という償還日に戻ってくる金額があらかじめ決められており(今回の場合は100ドル)、その金額に向けて参考価格(現時点では59.77%=59.77ドル)が上昇していく仕組みである。

<参考価格のイメージ>

2021年:60ドル ⇒ 2031年:80ドル ⇒  2044年:100ドル 

※長期的に見れば上がるが、一時的に下がるケースもあり。ただし最終的には100ドルに落ち着くため、長期投資には向いている。

考慮すべきリスク

・為替リスク:超円高になったら?

2021年3月: 60米ドルを購入

⇒1ドル=100円だったと仮定。6000円で購入。

2044年3月: 100米ドルになって戻ってくる!!

⇒1ドル=50円になったと仮定。5000円になる。1000円損。

上記のように超円安になった場合は、損失が出てしまう。この点は考慮すべきだろう。

ただし多くの証券会社では償還日に外貨での受け取りができるサービスがあるため、償還日に必ずしも米ドル⇒円へ両替をする必要はないのだ。

2044年が歴史的な円高であれば、そのままドルで持ち続けて円安になったタイミングで円に戻せばよい。

・デフォルトリスク:米国政府がダメになったら?

ないと信じたいが、可能性は0ではないと思う。

もしその兆候をつかみヤバいと思ったら、米国債を売り逃げよう。

債権は償還日まで保有し続けないといけないというルールはない。途中で売ることも可能なのだ。

外貨預金をする理由がわからない

外貨預金をする人の気持ちを理解するために上記HPをはじめとしていくつか見てみたが、個人的にはメリットが0であるように感じた。

海外旅行に頻繁に行く人とかは現金化しやすいなどあるかもしれないが、資産形成という意味ではよくわからない位置づけである。

外貨預金と外国債や外国株を連動させているときに有効なのだろうか。


ということを書きつつも、私の母(60代、投資素人)は近所のメガバン営業マンの言われるがままに外貨預金をさせられているのだった…

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