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「選択的シングルマザーが15年で3倍に増えた事についてどう思う?」 という質問へのコメント

「選択的シングルマザーが15年で3倍に増えた事についてどう思う?」
という質問へのコメントです。

まずはじめに、「選択的シングルマザーが15年間で3倍に」との事ですが、正しくは「未婚のシングルマザー数が15年間で3倍に」という数値です。
「選択的シングルマザーとは妊娠前からシングルマザーになる事を選んだ人」であり、
「未婚のシングルマザー」と「選択的シングルマザー」は大きく異なります。
その為、「妊娠前からシングルマザーになる事を選んだ人」が3倍の数になったようには私には思えません。

ただ、ここ数年でメディア等によって選択的シングルマザーが取り上げられた事により、
「妊娠前からシングルマザーになる事を選んだ選択的シングルマザー」という生き方を将来的な選択肢の一つとして加えた方は少なくないと思います。

一般的に女性には妊娠、出産の適齢期というものがあります。
その為、私を含む女性は「その適齢期内に、出会い、恋愛をし、結婚をし、出産をしなければ」という時間的な制約に縛られてしまっているように思います。
「選択的シングルマザーになる事」、または「選択的シングルマザーという生き方を自分の人生の選択肢に増やす事」は、
その時間的制約の焦りから解放される事にも繋がると思います。
そう考えると、これから「選択的シングルマザーという生き方を自分の人生の選択肢に増やす」人は増えて行くように思います。
私の両親は時間の制約により焦って結婚をし、その結果自分も相手も不幸になり、その両親の不幸と不満足が子どもである私にも波及し、私と父と母の家族は幸せではありませんでした。
「父と母がいれば幸せな子、シングルの子どもは不幸」と、単純には言い切れません。

「結婚」と「出産」を切り離し、もっと柔軟に社会が家族というものを捉えられれば、生きやすくなる人が増えると思います。

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