kakitani_hidehiro / ぶどう山椒
先人たちが命懸けで創ってきた地域文化をちゃんと未来へつなぐ。
2022年から日本養殖新聞で「ぶどう山椒」に関する記事を連載いただいてます。 その内容+αの記事をまとめてます。
9.22sun おやしきを開放します! ご興味あればあそびにきてください。 ◽️概要 江戸時代から続く古屋敷にあそびに来ませんか? 同時代に帯刀を許された豪農の家であり、藩のお代官も御成になられていたのだとか。 当日収穫のハーブを用いた100%自家製ドリンクなどを用意します。気に入った場所でゆったりお過ごしください。 なお、催しとして@なつかし舎さんが以下を披露してくださいます。 ○秋の童謡をグロッケンの響きとともに ○「山の音楽家」のパネルシアター おとなもこどももお楽し
古来、佐用郡は出雲、伯耆、美作、吉備などの大国の要衝地であり、多分に大国文化を取り入れていた。 そのため、新たなものを柔軟に吸収できる寛容な土地柄だったと想像する。 私どもは同郡において、馴染みのある米、ナス、ピーマンではなく、おそらく取り組んでいる人がいなかったハーブを栽培をしています。 決して、特産にしたいとか産地化したいとか、大それたことは考えていません(全く興味なし)が、次世代につながる因子になればいいなと願っています。 ハーブの放つ香りと、美しい里山風景は街部
私どもは関西最西端の地で、不耕作だった先祖の土地を開墾し、小さなハーブ園を営んでいます。 栽培にあたり、農薬、除草剤、肥料、動物性堆肥は一切使用せず、山々から生ずる落ち葉、枯れ草などを用いています。 当園は人為的な成長を促すことはせず、植物それぞれの速度で地に根を張り、健やかに成長できる環境を整えております。 此度、ハーブブーケを販売いたします。 目で楽しみ、食せて香る。そんな商品です。 ご注文にあたり、香りのお好みや用途を伺わせていただければ、ご要望とハーブの生育状況
どこにも皺寄せがない経済活動を目指す 私どもは不耕作だった先祖の土地を開墾し、小さなハーブ園を営んでいます。 農薬、除草剤、肥料、動物性堆肥は一切使用せず、山々から生ずる落ち葉、枯れ草などを用います。 人為的な成長促進、雑草や害虫とされる生物の過度な排除はいたしません。環境負荷をかけず、なるべく自然に近づけた栽培を心掛けています。 楚々、コリアンダーに続き、レモンバジルソルトを販売いたします。 主たる香気成分がシトラールであることから、爽やかなレモンの香りがします。
初めてnatural herb minatoとして、姫路駅前で出店してみた。結果、私のブースに立ち寄ってくれた一般の方は、ほぼ皆無だった。 売上はそれなりにあがったものの、お優しい運営サイドの方々と以前からの強烈なお客さまおひとりに支えられた。 つながり、価格、客層等から売れないとは予想していたが、ブースに立ち寄ってすらもらえないのは予想外だった。商品からコミュニケーションが生まれることを楽しみにしていたが、甘すぎた。 買い物を目的としない場所、客層が絞られていないなかで
かつて文物が交わる要衝地だった佐用。 私たちは昨年、本地に移り住み、先祖の土地を開墾して、小さなハーブ園を営んでいます。 農薬、肥料、動物性堆肥を使わず、園の属する山々から生じる落ち葉、枯れ草などの自然物を使ってハーブを育てています。 ハーブソルト〝楚々〟に続き、コリアンダーを販売いたします。 当園のコリアンダーは、食欲を掻き立てる独特の香り、爽やかさに加えて、ほのかな甘みを感じられます。それをドライにし、塩の国 赤穂の真塩と合わせました。 エスニック料理との相性は抜群
関西最西端のまち佐用。 初夏、天然のホタルが舞い、1年をとおして濃い朝霧が発生します。この朝霧は〝佐用の朝霧〟と呼ばれ、神話にも登場します。 美しく、特異な自然環境のなか私どもは小さなハーブ園を営んでいます。 肥料、農薬、除草剤は一切使用せず、周囲の山にある落ち葉や枯れ草などを用い、なるべく自然に近い環境で30種ほどのハーブを育てています。 此度、ハーブソルト〝楚々〟を販売する運びとなりました。 楚々(そそ)とは、「美しく清らかなさま」を表す言葉です。 原料は、華やかで
問うてみました。 現時点では〝個性と向き合うこと〟です。 育ち方、香りの発し方はそれぞれ違う。 だから難しくて、だから素晴らしい。 それに人が過度に手(堆肥、肥料など)を加えなくてもちゃんと強かに、そして美しく育つ。 なんだか子育てにも近いような気がします。 うちの子も相当個性的なので。 ハーブにしても、子にしても、向き合うことや理解することを決して諦めてはダメだなと思う。今できているのかは別として。 それぞれの個性と向き合い、納得できる商品ができれば随時お知らせい
. 植物を育て、収穫し、加工し、宣伝し、販売を全てを自らが担い、思い通りに事が動かないことを身をもって経験。 私どもは現状、ハーブソルト販売、ハーブ体験(香、食、茶)などを提供しているが、今の今までお客さまと交流できたのはほんの数えるほどしかない。 昨日、神戸元町での物販では予想に反し、商品は完売したものの、体感では10,000人に1人にしか商品が届かない(買い物を目的としない通行人が多いのもあるが…)。驚くほど相手にされなかった。 誰も商品に触れてくれない。 話しかけて
6.2sat 再生中の古屋敷にて開催でした。 自分軸で生きるかっこいい大人の生き様を地域の子どもたちに体感してもらうべく、けん玉の世界大会を5度制した向井智哉さんを迎え、けん玉パフォーマンスと教室を開催しました。 やはり向井さんの技は超一流で、子どもたちも釘付け。 向井さんの姿や言葉、けん玉と向き合う姿勢から何を感じ取れたのかはボクにはわかりません。ですが、この日の体験が彼らの〝なにか〟に結びつくことを心から願っています。 〝未来を生きる地域をつくる〟それがボクの志です。
3.24 sun 開催しました。 出身地の和歌山から柑橘を仕入れ、ボクたちが育てたハーブと合わせ、コンフィチュールをつくりました。 この度の柑橘は @ibanouen さんから。 三宝柑、清見、八朔、黄金柑、夏みかんの5種。すごく贅沢に使いました。 この時期の柑橘は甘味だけでなく、ほろ苦さがあり、個人的にはすごく好きです。 -当日のながれ — 01.柑橘の皮むき 参加者さまとお話ししながら皮をむきます。 外皮はもちろん、薄皮もなるべく除きます。 ちまちました作業は複数人
2024.3 自分が心から進みたいと思える道。その存在に気付かせてくれた人たちが立て続けに佐用を訪れてくれた。 少しばかり考えを整理してみる。 12年間地方公務員として地域に向き合ってきたつもりだ。特に「ぶどう山椒」という和歌山県発祥の山椒の品種があり、消滅しようとする産地を残そうと奔走した。 その時に気付いたことは、どれだけ熱を入れても行政はプレーヤーにはなり得ないこと。地域振興には地域と行政両輪じゃないと継続しないこと。 圧倒的に不足している地域プレーヤーになりたい
心からそう思い、地方公務員の職を捨て、ボクは今ここに立っています。 地域の面白さを教えてくれたのは白藤さん。彼らと立ち上げた遠井村再興イベントtoi storyは、過疎化が止まらない同村を残すことが目的。 じわじわと想いを共感いただけるようになり、いまでは地元の子どもたち、ご遠方からの参加者も増えつつあります。 今回は紀州徳川家の祖であられる頼宣公がと龍神温泉へ湯治するために整備した龍神街道の道普請を行いました。 昔は主要道として人が行き交う街道でしたが、いまは人影は一
地域が未来を生きるためには、「かっこいい大人」が増える必要があると考える。なぜなら、未来を生きる子は親に大いに影響を受けるから。 田舎といわれる地域の親が子に言いいがちなセリフ 「ええ大学いって、こんな田舎から出ていかなあかんぞ」 「こんな田舎はサラリーマンができないもんが残る」 「ちゃんと生ていくために勉強をして、大学いってええ会社に入れ」 こんな大人に育てられたら、自ずと進学や就職もきっと地域外を意識するだろうと想像する。 だから、住んでいる場所や置かれている
江戸時代中期に和歌山県有田川町で発祥した「ぶどう山椒」。農家の高齢化と後継者不足により、数年先に産地が消滅する恐れがありました。 さらに近年の天災による影響から生産量を大幅に減らすなど、うなぎ業界に携わる皆様には大変な負担がかかったことと存じます。 産地の苦悩と消滅危機から立ち上り、前へ踏み出そうとする様子を情報の粒度を落とさずに伝えたいと考え、2022年1月から本コーナーが始まりましたが、誠に勝手ながら今月の記事をもって終了いたします。 先人から引き継いだ産物を消滅さ
山椒生産量の全国シェア1位を誇る和歌山県。なかでも江戸時代に同県有田川町に発祥した「ぶどう山椒」は優良品種であり、同町は全国屈指の産地です。本コーナーでも紹介のとおり、生産者の平均年齢80歳と高齢であり、産地消滅の危機に晒されて久しいなか、若手農家の活躍や栽培技術を向上させようとする動きなど産地継続に向けた動きが生まれ始めています。 この度、有田川町役場の川口 雄大さんに行政視点で、産地を語ってもらいました。 「比べものにならないほど、民間の動きが活発になった」と川口さん