【アニメの感想】メタリックルージュ/第2幕『逃走迷路』
(全2,222文字)
皆様こんにちは。
毎週金曜日の朝、アニメ関連記事の投稿をしています。
1月10日から放送開始された『メタリックルージュ』ですが、今期最高峰アニメとの前評判だったらしいです。
かけうどんはいつものように、たまたまTV欄をぼへーっと眺めてて見つけました。…なんてラッキーな(笑)
では第2幕『逃走迷路』の感想です。
過去のアニメ記事はこちらのマガジンにまとめております
1.本作品の概要
舞台は人間と人造人間が共に暮らすAD2128年の火星。主人公の人造人間の少女ルジュとパートナーのナオミが、政府に敵対する9人の人造人間を抹殺するという任務に挑むストーリー。
○凝りに凝ったハイパークオリティーな映像
○スローテンポだけどノリが良く耳に残る不思議なメロディー
○瞬きするのもはばかられる軽快なストーリー展開
○魅力的かつ個性的なキャラクター
これは見なきゃ損なアニメです。
2.ノンクレジットOPムービー
3.公式ティザーPV第3弾
4.公式サイト
5.第2幕『逃走迷路』あらすじ
冒頭、主人公のルジュと相棒のナオミは次のターゲットが潜む街に移動するため長距離バスに乗り込みますが、そこには色んな同乗者がいます。
道中、墜落した宇宙戦艦の残骸を指さしながら、ナオミは幼い兄妹相手にバスガイドのように火星で起こった戦争の歴史や、異星人のこと、人造人間のことなどを優しく解説します。
くどくない程度に、かつ自然な流れで本作品の世界観がすーっと入ってくる良いシーンです。
第1話でインモータルナイン(政府に敵対する人造人間たち)の一人を葬ったからか、ルジュは民間軍事会社(傭兵)に狙われていて、バスは3両の戦闘装甲車に行く手を阻まれます。
砲撃で足止めされたバスに完全武装の歩兵が乗り込んで来ますが、ルジュは変身せずにこれを格闘戦で無力化します。(カッコいいです。)
たまたま乗り合わせていた元ベテランドライバーの婆さんが、敵のスキを見て凄いドラテクでバスを操縦してピンチを脱出します。
逃げ込んだ先は戦争遺跡。バスは故障してしまって自走ができません。
交換パーツを探しに旧軍遺跡を探索するナオミ。まだ傭兵の攻撃があるかもとルジュはバスに居残り。
幼い兄弟の妹が「兄が脅くような凄い写真を撮ろう」とカメラを手にバスを離れてしまいます。ルジュも一緒に着いて行った先には異星人の多脚型戦闘兵器”シリンダーヘッド”が。
スリープモードだったロボットを、小さな女の子はうっかり再起動させてしまいます。
突如目覚めたシリンダーヘッドはルジュたちに容赦なく襲い掛かります。
バスに向かって逃げるルジュたちを発見する傭兵たち。
躍起になってルジュを捕獲しようとする傭兵たちでしたが、3両の装甲車は、あっという間に異星人のロボットのビームに破壊されます。
仕方なく変身して応戦するルジュ。2体の大型機動兵器を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、異星人の戦闘メカをまとめて2体とも撃破します。
ラストシーン。幼い兄妹の妹に「私にもお兄ちゃんがいるから…」とルジュはチョコを半分割って差し出します。(冒頭ではナオミに半分あげたら?と言われて慌てて全部たべちゃってましたが(笑))
6.感想
水曜日深夜1時…オンタイム視聴派にはキツイ(汗)
でも、出来る範囲で、こちらのアニメ感想記事もボチボチ書いて行きたいです。何しろとても面白い作品なので。
この作品、リアルで息つく暇のないハイテンポな戦闘描写につい目が行きがちですが、所々に今の生活とさほど変わらない生活感のあるシーンもあったりします。(ナオミがラーメン食べてるところとか…)
そんな中に、近未来のオーバーテクノロジー的な描写がちょいちょい挟んであるから、そのギャップがまた面白い。
公式の設定を見る限りでは、主人公のルジュは10歳と言う設定らしいです。見た目はJKくらいに見えるんですが…。ふだんはチョコをポリポリ食べてる姿からも”あどけない少女”なんですが、戦闘では鬼神のような強さを見せつけるギャップもまたいい。
ルジュの変身シーンは「くるぞ!くるぞ!」と分かっているんですが、つい手に汗を握って魅入ってしまいます。何だか、小さい頃にウルトラマンや仮面ライダーの変身シーンを固唾を飲んで見守っていたかのような感覚を思い出します(笑)
今回初登場の異星人の戦闘兵器”シリンダーヘッド”ですが、OPムービーにも出てますね。攻殻機動隊に出てくる多脚戦車に少し似ています。フォルムは見方によればちょっと可愛くもありますが、脚の先端をブレード状にして斬撃してきたり、ボディ中央の眼からビームを出したり、とにかく凶悪な挙動をします。
今回の見どころは何と言っても、この異星人の戦闘兵器”シリンダーヘッド”とメタリックルージュに変身したルジュの戦闘シーンでしょうか。
第1幕もそうでしたが、とにかく繊細で緻密。流麗なグラディエイターの鋭く優雅で力強い動き。
そして何故か、物凄い情報量なのに見ていて疲れません。
これはあくまでも私個人の考えと言うか、思い込みだと思うのですが…
良い作品は見てて時間の経過を感じません。
本作品は、そんな素晴らしいアニメの一つだと思います。
独特の世界観と素晴らしい映像と音楽。
理屈抜きに凄い作品だと思います。
第3話からでも遅くありません、ぜひ一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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