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【アニメの感想】SYNDUALITY.Noir(シンデュアリティ・ノワール)第3話

(全3,333字)
かけうどんイチオシのアニメ番組『SYNDUALITY.noir』(シンデュアリティ・ノワール)の感想日記です。

【概要】
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
見所がたくさんあって、見てて楽しいです。

では第3話の感想です。
ネタバレを含みます。

で、コレってどんなアニメなの?

第1話の感想はこちら

公式サイトはこちら

1.第3話あらすじ

第2話で、めでたく主人公のカナタはノワールと契約を交わして正式なドリフターとなりました。

第3話では、カナタが見習いとして面倒を見てもらって来た兄貴分のトキオに、とあるエスト(隣町/分かりやすく言うと歓楽街)に連れて行かれます。

そこで新キャラ登場(後述)。

マイケルからもらった仕事を一緒にしようと、エリーがカナタを誘いに行きますが、そこにはノワールだけがお留守番。

ノワール『…ボインボインって何ですか?』

(そんなこと知らんで良い。笑)

トキオの書き置き(ボインボインとうんぬんかんぬん)を読んだエリーは激怒。ノワールを連れて、カナタのコフィン(ロボット)をキャリアに乗せて2人の後を追います。

カナタとトキオが遊びに行った街へと向かう道中、新キャラその2(後述)をたまたま拾い車に乗せてあげます。

そこで新キャラその1について色々聞くことに。

目的地の街に到着する寸前のところで、何故か大量のエンダーズが襲撃してきます。

エリーはアンジェと防衛戦に参加、遅れてカナタとノワールが参戦。

謎の新キャラ2人も登場、別次元の戦い方で、めちゃくちゃ強いところを見せつけます。

ラストシーンは、ずっとムートンと鬼ごっこ状態のトキオが走って行く姿で終わり。

2.新キャラ登場

公式のトップ絵の上の方に描かれている2人、黒い仮面の男と、長い髪の高貴な感じがするメイガスの初登場です。

黒仮面の男は見た目ほど取っ付き難いようではないとカナタが直接言ってますが、これから仲間的な立ち位置になるのか、敵になってしまうのか、中立的な立場になるのかはまだ分かりません。

『楽園』『女神』『鍵』…

と言った、これから物語に大きな影響を及ぼしそうな謎めいたキーワードを呟きますので、それらにノワールが深く関わっているようなら、微妙な関係にならざるを得ないのでしょうか。

乗っているコフィン(ロボット)、『ギルボウ』は他に出てくるものに比べると桁違いの戦闘能力を持っていて、これってアメイジア製なのかも?とさえ思えます。(だって空飛んでるんだもん…)

3.感想

【大人の世界?】

第1話でトキオが『大人の階段のぼる~』と歌ったり、『あいつは男になった』などと、結構キワキワを攻めた描写がありました。(エリーとアンジェに裸のノワールを見られた場面は本当に面白かった。)

今回の歓楽街の話も、深夜の時間帯の放送と言うのもあって出せたネタなのかも知れませんが、大人の世界をややマイルドな味付けで描写してました。

カナタも男の子だし興味はあるはずですが、彼にとってのエリーやノワールの存在は何なのかな?とちょっと気になるところでもあります。

この物語を形作るものの中に『未来の人間とAIの関係性』という要素があるように思います。

あくまでも良き隣人と言うレベルに留めるのか、それとも少し踏み込んで特別な存在とするのか、その場合エリーとの関係はどうなるのか?などなど、今後の展開から目が離せません。

【戦闘シーン】

このアニメの見所の一つにリアルでテンポの良い戦闘シーンがありますが、今回もかなり凝ってて面白かったです。オープンフィールドで起伏のある地形。遮蔽物は少しはあるけど、基本的に視・射界が開けた場所での戦闘。エンダーズの耐弾能力が不明(一応コフィンのアサルトでダメージは出てる?)なところもありますが、射撃戦メインになるものの、敵の数が多すぎて撃ち漏らしからの接近戦闘のシーンもあり。ほんの何分間かの短い時間の描写でしたが、よくよく考えて作られてると思いました。

細かいところでは、エリーのコフィンがブルパップ式ライフル(弾丸を装填する機構がグリップよりも後方にレイアウトされている銃)のマガジンを交換するシーンはめちゃくちゃ感動しました。ブルパップ小銃は独特の形状というのもあって、人間の兵士でも一定の練度が必要ですが、いくら機械が自動的な基本動作をしてるとは言え、これは銃器にこだわりがないと描けないシーンだったと思います。ニクイね~、うん、ニクイ!

あと大事なところですが、今回の見せ所は何と言っても黒仮面とシュネーのコンビによるギルボウの異次元の戦闘能力でした。

おいおい、背中の箱の中からホログラフィーっぽいシュネーがニョーンと出てきて背面から襲って来るエンダーズに反撃しとったぞ…こんなんアリなのか…(笑)

撤退する大型の敵に追い討ちをかけるシーンでも、謎の結晶化した足場が一瞬で作られたり…(思わずアナ雪のワンシーンを思い出したw)

ただ『強い』だけではなく、謎の物理的現象を絡めた表現が『こいつらは只者ではない』と言うイメージを強く前面に出していたと思います。

この人たちはカナタたちの味方になるのか、敵になるのか、ただの登場人物なのか、物凄く気になるところでもあります。

【深まる謎、新たな謎】

今回3話目の放送ですが、また新しいキーワードが出てきたりもして、ますます面白くなって来ました。

エンダーズって人類にとっての脅威なのでしょうけれど、個々が勝手に動いてる訳でもなく、一定の組織的な連携っぽい動きもしてるような…。

どこかの何者かに遠隔制御されてるのか、あらかじめ定められたパターンに従って自律的に動いてるのか、それらの併用なのか。いずれにせよ、エンダーズが何の目的で誕生し、なぜ人類を目の敵にしているのかは、まだ謎のままですね。(ゲームやったことある人は既に知ってることかも知れませんが、お願いです知ってても言わないでくださいw;)

エンダーズは撃たれたら跡形もなく消えているところを見ると、特殊な生体構造で死体が残らないが故、敵を科学的に分析することが出来ないと言うことを言いたいのでしょうか。(映画エイリアンと同じ仕組み?)

敵の弱点を科学的に解析できないのはちょっと致命的ではないか。こちらの能力にあわせて敵が学習・進化するようなものだと、もっと厄介なことにもなりかねません。(アニメの中ではそこまで深くは考えられてないかもですが…)

政府や軍隊といったオフィシャルな組織がこの世界には無いようですね。ドリフターが危険な環境下で人々のために希少鉱石を採掘するのが仕事である一方で、人々の安全を守ること(エリーが何度も言ってる)も役目としてあるみたいです。

鉱石採掘は収入源に繋がるけれど、エンダーズからの攻撃を防ぐのってお金もらえるんでしょうか?(これって単純に名誉のボランティア?)

物語の中で良く登場する『楽園』とは何か。

カナタの両親はそこを目指していたところを夢半ばに倒れたと言うセリフもありました。カナタは両親の意思を継いでドリフターになることで、最終的にはどこかにあると言われている楽園を探してるんですね。

今回初登場した黒仮面とシュネーと言うメイガスが楽園に何らかの繋がりがありそうなことも第3話で示唆されてました。

そもそも、このアニメの題名にもなっている『ノワール』が何者で、どこから来て、何のためにつくられたのか?などもこれから徐々にわかってくるのでしょうか。今後の展開がとても楽しみです。

最後に…

YouTubeでは考察動画なども第1話、第2話の放送を経て、それなりに増えてきているようにも見えますが、深夜帯の放送というのもあってあまり知られていないのかなぁ…。


面白いアニメなので、ぜひたくさんの方に見て頂けたらと思います。

公式にて第4話についてのトピックスを掲載中↓↓↓またまた新キャラ登場らしいです。次は忍者型コフィン?ワクワクしかしませんね。

回を重ねる毎にどんどん面白くなって来ました!次回が楽しみです😃

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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