【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/新機動戦記ガンダムW編
(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
新機動戦記ガンダムW
サンライズ制作のTVアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの通算6作品目です。(①ファースト、②ゼータ、③ダブルゼータ、④V、⑤G/劇場版作品やOVAは含まず。)
1995年4月から1996年3月まで、全49話がテレビ朝日系で放送されました。
1.概要
(1)一言で言うと
『ガンダムでサ○ライ・トルーパーやってみた』的なお話です(笑)
恐らく、ガンダムシリーズの中で主人公が5人と言う設定は本作がはじめての試みだったかなと。
(サム○イ・トルーパーファンの方すみません。てか、そもそも、サムライ・○ルーパーって何やねん!?ってツッコミもありそうですが(笑))
(2)キラキラ美少年がいっぱい
メインとなる登場人物のほとんどが美少年。
ゼクスやトレーズなど敵役も美男子。
最初から狙っていた訳ではないのでしょうけれど、結果、本作は多くの女性ファンを獲得したとも言われてます。
ロボットもののアニメって、そもそも女性のアニメファンには余りウケないと思いますが、そこに美少年キャラを絡めたことで新しいジャンルを開拓したのかも知れません。
(3)基本は戦争のお話ですが
ストーリー展開は基本的に『戦争』を描くものの、5人の主人公のみならず、登場するキャラクター個々のパーソナリティー、心の葛藤などを如実に浮彫にするような描写が多く見られ、各登場人物の魅力を前面に押し出していた。
また、存在する歴代の偉人(軍人)の名言であったり、思想などを引用しているシーンなどもあり、決して単なる『美少年パラダイス』的な薄っぺらい話ではないとも言えなくもない。
2.あらすじ
○時代設定:宇宙開発が開始された年代、アフターコロニー(A.C.)が物語の舞台。地球上での紛争が原因で宇宙への移民が増大。人口流出に伴い地球上の各国の力が低下したことから、『地球統一連合』が設立され、コロニーへの影響力を強化
○A.C.165年、連合とコロニー間の対立問題を解決するため、調停機関が設立(代表ヒイロ・ユイ)。非暴力、非武装の『完全平和主義』をかかげ、『宇宙の心宣言』を提唱。志半ばにしてA.C.175年、ヒイロは暗殺されコロニー側は混乱に陥る。連合はコロニーの動乱に対してスペシャルズ(後のオズ/OZ)のモビルスーツ部隊を派遣。地球上でもヒイロの思想に同調しようとした国々は連合によって武力制圧。連合軍は圧倒的な軍事力をもってコロニーを掌握し、宇宙機雷によってコロニー同士が結託しないよう、連絡を遮断して封鎖
○A.C.195年、地球圏統一連合の支配体制に抵抗するため、一部コロニーのレジスタンス組織が『オペレーション・メテオ』を発動。5体のガンダムを地球に送り込み、破壊活動を行わせる作戦。5人の工作員、ヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、ウーフェイたちはガンダムとともに地球に降下
○各ガンダムと工作員たちは互いの存在を知ることなく、課せられた任務を淡々と実行する。圧倒的な強さをもってOZの軍事施設を攻撃し破壊する。しかし、巨大なOZの組織力の前にガンダム単機での破壊工作活動は限界もあり、やがて追い詰められてゆく。
○ガンダムによる破壊活動をOZは逆手に利用し反対派を一掃する。また、全世界に対するOZによる一斉武装蜂起を成功させてしまう。OZはコロニーを人質にガンダムのパイロットたちに降伏勧告するも、ヒイロはガンダムを引き渡さず自爆(「任務…了解。ポチっとな」)
○ガンダムの脅威を排除したOZはコロニー側を懐柔しようと画策。ガンダムは人類共通の敵とされる。5人のガンダムパイロットはそれぞれの価値観や信念に基づいて行動し戦うことをつづける。
○圧倒的な軍事力により支配力を強めるOZ。OZに資金援助を行ってきたロームフェラ財団が秘密裏に開発してきたモビルドールを用いて地球圏の支配も目前となった時、OZ総帥のトレーズ・クシュリナーダが突然幽閉される。「戦争は生身の人間が戦うべき」と主張し財団と対立したため。トレーズの失脚により、OZ内部は内戦状態へ。
○コロニー内武装勢力『ホワイトファング』がOZの内輪モメの最中、どさくさ紛れに武装蜂起。ミリアルド・ピースクラフト(ゼクス・マーキス)を指導者とし、オペレーション・メテオ(地球へのコロニー落とし)の完遂へと動く。ガンダムの開発者たちは大量虐殺への協力を拒否
○幽閉中のトレーズが世界国家元首に担がれ、地球を統一。ホワイトファングとの決戦へ。5人のガンダムパイロットはそれぞれの信念に基づき戦う。5人のガンダム開発者たちは命と引き換えに地球に降下を開始した巨大戦艦リーブラの軌道を変更。最悪の事態は免れる。最後にリーブラの破片を打ち抜くヒイロ。そして戦争は終結
4.最後に…
ヒロインのリリーナ・ピースクラフトはお嬢様なのですが、物語終始を通じて”自立した一人の女性”といった描かれ方がされていたと思います。
わたくし個人的にはドロシー・カタロニアのような尖りまくったキャラが好きでしたが(笑)
女性の社会進出は今でこそ当たり前になっていますが、当時のアニメシーンの中では珍しい描かれ方をしていたと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。