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【アニメの感想】メタリックルージュ/第4幕『自由と幻影と』

(全2,222文字)
皆様おはようございます。
毎週金曜日の朝は、アニメ関連記事を投稿しております。

それでは、アニメ『メタリックルージュ』
第4幕『自由と幻影と』の感想です。

過去のアニメ記事はこちらのマガジンにまとめてます


1.本作品の概要

舞台は人間と人造人間ネアンが共に暮らすAD2128年の火星。主人公の人造人間の少女ルジュとパートナーのナオミが、政府に敵対する9人の人造人間を抹殺するという任務ミッションに挑むストーリー。

○凝りに凝ったハイパークオリティーな映像
○スローテンポだけどノリが良く耳に残る不思議なメロディー
○瞬きするのもはばかられる軽快なストーリー展開
○魅力的かつ個性的なキャラクター


こんな面白いのは見なきゃ損!なアニメです。

2.ノンクレジットOPムービー

3.公式ティザーPV第3弾

4.公式サイト

5.第4幕『自由と幻影と』あらすじ

冒頭シーン

夕暮れをバックに着陸する巨大な舟。火星を巡業する移動カーニバルの母船のようです。楽し気なショーの中、『人形遣い師』と『オペラ』が一瞬だけ登場。

尋問

場面が変わり手錠をはめられて護送されるルジュ。

ナオミは小鳥型ドローンの通信でルジュに脱出を促しますが、幻影のヴェルデが関わっているからとルジュは留まります。

神妙な面持ちのCFNの幹部たちによる、ルジュへのユバル殺害容疑の尋問。乱暴はされませんが、物言いはけっこうえげつないです。尋問してるネアン、「こいつジャロンぽいな…」と思ったら、やはりそうでした(笑)

「誰に呼ばれてユバルに会いに行ったのか?」という質問に、それを答えてしまうとアフダル医師の助手のネアンが関与していることが明るみになる。ルジュは沈黙します。

弾圧

場面はネアン居留地の外へ。ユバル殺害の情報は既に治安当局に察知されており、それを口実としたネアン居留地の大規模な弾圧が開始されます。

ナオミはそのどさくさに紛れ、守護局の捜査官アッシュ・スタールとその相棒のネアン、ノイド262とともに、ネアン居留地内に立ち入ります。

守護局の権限に「権力ぅ~」と悦に浸るナオミですが、目的を果たした後はさっさとルジュとの合流を目指して単独行動に。

ナオミはこの後、インモータルナインの一人ジャロンと遭遇し、ちょっとした小競り合いになります。

脱出

突入してくる制圧部隊を変身するまでもなく無力化するルジュ。手の届く範囲にいるネアンを守りつつ進みます。

「ルジュさんこっちへ!」

ユバル殺害現場のビルにルジュを呼び出した、アフダル医師の助手のネアンの青年がルジュを手引きします。

「この先に進むと、あなたの能力なら脱出できます」とのネアン青年の言葉に違和感を覚えるルジュ。なぜ自分のことをネアンだと知っているのかと。会話の中、怪しい注射器をぶっ刺されるルジュ。

眩暈に襲われ、周囲の情景が歪む。
気が付くと、その青年ネアンの首を締めあげています。
すんでのところで兄ジーンの声が聞こえ、ルジュは我に返ります。

ですが、既にルジュは、幻影のヴェルデの手中にハマってしまっていました。

対決

ネアンの青年を絞め殺す寸前で我に戻ったルジュでしたが、目の前には自らが葬ったサラ(ヴァイオラ)が槍に串刺しにされ、血を流しながら歌っています。(ここからしばらく幻影によるルジュへの精神攻撃がつづきます…。)

目の前に現れたのは、ネアンたちを治療していたアフダル医師。幻影のヴェルデの正体は彼でした。

【幻影】と枕詞が付いてるとおり、ヴェルデは多彩な技、分身の術などを駆使して、ルジュを追い詰めます。

苦戦しつつも猛烈なヴェルデの攻撃をかいくぐり、ルジュの一撃が彼の胸に深く突き刺さります。同時に倒れ込むヴェルデとルジュ。

ルジュの手にはヴェルデの透明なイド(心臓)が握られていました…。

6.感想

30分アニメとは言え、OPやCMを差し引いて本編が始まるまで約6分、実質20分少々にもかかわらず、物凄い情報量のアニメだなと。

細かい部分の描写だったり、セリフひとつひとつのやりとり、キャラクターの表情など、見るところや見たいところがありすぎて困ります(笑)

今回のお話は、前半が前回の殺人事件からの続きでネアン居留地の大規模な弾圧という世界観の表現。そのどさくさに紛れての守護局捜査官とナオミの居留地立ち入り。そしてルジュとターゲットのコンタクトと、テンポよくストーリーが展開します。

幻影のヴェルデが放ったであろうサイバー攻撃(精神攻撃?)の描写も濃厚で、至短時間に様々な要素が凝縮されたものでした。(「ルジュよく耐えたな」ではなく、優秀な抗性防壁を持ってることが分かる。)

本当に面白いアニメは見ていて時間の流れを感じませんね。

ところで、ひょっとしなくてもですが…

『ナオミもネアンなのかな?』

ナオミとジャロンの駆け引きのシーン、それを連想させるような会話のやり取りや描写がありました。

7.次回予告/第5幕『カーニバルは忘却と踊る』

公式サイト"EPISODES"のページに次回予告の概要説明ページがあります。

【要約】ナオミは幻影のヴェルデの死体を発見しますが、そこにルジュの姿はありません。第3幕の簒奪者の遺跡で出会った謎の男(エデン)が現れ、ルジュのもとへ案内すると言い、二人は移動カーニバルへ。

『人形遣い師』と『オペラ』が今回一瞬だけ登場したのは次なる戦いへの布石だったのでしょうか。

乞うご期待!!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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